転職後の新しい会社で少し悩んだこと。。。その3です。
私は退職した前の会社では技術職として長く働いていました。その後技術系の人材が欲しいということで品質に関わる部署に異動することになりました。
個人的には不本意ですが、結局この経験が転職に有利に働き今の会社に再就職することが出来たので皮肉なものです。(品質管理業務経験とISOの知識があるというのが決め手だったようです)
そんなアラフィフで転職できた私が新しい会社でのちょっとした悩みを振り返ります。
ところで、以前の会社で同僚たちの私の印象はこうでした。
・一見話しにくそう
・でも一度話をしてみると以外に話しやすい
・面倒なことでも引き受けてくれたり、助けてもらえる
要はとっつきにくいけれども、信頼できるというところでしょうか。
ですので、一度仕事を一緒にした人からは色々な頼みごとをされたりしました。
「本来業務的にはtobiuoさんに頼むことではないんですが。。。」
という枕詞でいろんなことをお願いされた記憶があります。
退職する前に同僚と飲み会をした時でも思い出話として「あの時は助かりました」とか「tobiuoさんだけが親身になってくれました」とか結構真面目な顔で言われたりしました。
本人は全く覚えていないのですが。そのおかげで仕事をする上では逆にいろんな人に助けてもらったりもしましたので、まさに“情けは人の為ならず”だったなと今でも思います。
そういう感じで以前の会社では私のキャラは確立していたのですが、新たな職場で早くなじむためには「とっつきにくい」というのがネックになるのではないかと心配しました。
そこで、よく言われる大学デビューならぬ、転職デビューをして見るかと思い立ちました。
要は周りに私を知っている人はいないので、新しいキャラを確立する。気さくな感じでいけば早く職場になじむのではないか、という訳です。
そこで、始めのうちは意識していろんな人に話しかけたり、無理な冗談を言ってみたり。。。
キャラ変更に努力を重ねる毎日でした。ですが、やはり無理があります。あっさりと限界が来ました。
そもそも私は、それほど社交的な性格ではありません。会話を始めても話題が豊富なわけでもなく臨機応変に対応もできず。。。
「これは無理してもストレスが溜まるだけだ。」
それで無くても慣れない仕事で右往左往しているのに仕事以外でも神経を使っていて平気なわけがありません。
キャラ変更は早々にあきらめ、自分のペースに戻すことにしました。
前の会社での私同様「真面目に・約束は守る・協力は惜しまない・たまに冗談を言って意表を突く」というスタンスで会社で過ごすことにしました。
そうして数年経ちました。
そうした結果、今では前の会社と同じスタイルが定着したように思います。
「本来業務的にはtobiuoさんに頼むことではないんですが、担当の人だけでは心配なので。。。」といった依頼も頻繁に来るようになりました。
しかし、誤算が一つあります。
中小企業では、従業員が少ないので前の会社以上にいろんなことを頼まれてしまう。。。そのうえ頼まれてもいないのに気になるのでその仕事に首を突っ込んで、結局その仕事の担当みたいになってしまう。
そうして「業務的には違うんですが、この件ご存知ですか?」と言われてさらに頼みごとをされるというスパイラルに入ってしまいました。
まあ、役に立たないと思われるよりは良いですが。
都合よくつかわれているという面もありますが、この会社での存在価値を認められたのならまあ良いかと思っています。
結局どこに行ってもいい加減なことをせずに、真面目に向き合えば信頼を得ることは出来るんだな。
転職で無理なキャラ変更は不要。今回の転職で学ぶことが出来ました
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