普通だと思っていたことが、転職先で強みになった事例を紹介。

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今や仕事をする上で欠かせなくなったパソコン。
私が今勤めている会社でも、一人1台PCが与えられています。
連絡事項など電子メールでやり取りされますので、少なくともPCを立ち上げ、メールを確認できる程度のスキルは持っていないといけません。

この「パソコンの基礎知識」ですが、以前勤めていた会社ではあって当たり前のものでした。
というか、使わないと給料日に給与明細も見ることが出来ませんし、出張や残業などの申請手続き、書類の電子承認など大抵の手続きはPCなしでは出来ません。

会社にはIT担当という従業員もおり、トラブルがあれば直ぐに飛んできて対応してくれるという手厚さでした。

ですが、転職した会社は中小企業です。
そんな恵まれたIT環境は無いとは思っていました。
むしろ個人にメールアドレスが割り当てられているなど意外にIT化が進んでいるなという印象でした。
 


しかし、実際に働いているとこの環境に社員が付いて行けていない。
特に年齢が上がっていくとほぼPCアレルギーみたいな状態です。

それ以外でも基本的なソフトであるWordやExcelは使えるものの何かトラブルが起こるとお手上げという人が結構いました。
私自身そんなにPCに詳しい訳ではありませんが、前の会社で鍛えられたせいか、そこそこの知識は持ち合わせていました。
何しろIT担当がいたと言っても細かいトラブルまで面倒は見てもらえません。 
必然的に自己対応するようになっていましたが、それがここで生きてきました。

そういったこともあり、今の会社では「PCに詳しい人」というカテゴリーに入れられてしまい、何かあると呼ばれるようになってしまいました。
ですが、私自身そんなに「出来る」人ではありません。
わからない時は「Google検索」でしのいできたクチです。

ただ、他の人達はそれさえも出来ないようです。(というか思いつかない)
そこで、結構な頻度で私にSOSが飛んで来るようになりました。
転職して間もないころは仕事ではあまり貢献できていない状況ですから、自分の存在意義が見つかったようで頑張っていたのですが、それが更に私を影のIT担当へ持って行くという妙な循環が出来てしまいました。

今では、とりあえずPCで何かあったら私に連絡し、それでダメなら有料のサポート会社を呼ぶという流れが出来ています。

「PCの調子が悪い」
「Excelの操作が判らない」
「圧縮したデータを見られるようにしたい」
「撮影した動画をメールで送れるようにしてほしい」 

日々色々な案件が持ち込まれてきます。
それを涼しい顔をしながら対応する私。
しかしウラでは必死になってGoogle検索している私の姿があるのは他の社員には見せられない姿です。

こういった形でも再就職先である意味居場所を確保できたことは大きかったと思います。
とにかく何かで認めてもらわないと職場に溶け込むことが出来ません。 
転職活動では、さほどアピールできるようなスキルではなかったのですが、意外と役に立つものもある。

自分のアピールポイントが意外な方向から見つかった。そんな経験です。 

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