裸一貫でお金を稼ぐ。私の父の働きぶりから学ぶこと。

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日本は一般的に終身雇用と言われています。
いまさらですが、終身雇用とは最初に就職してそのまま定年まで同じ会社にて勤め上げるというものです。
最近、その終身雇用が脅かされてきているとはいえ、基本的にはまだまだひとつの企業での勤務で終了という状況は大きくは変わっていないと思います。

「リストラ」や「早期(希望)退職」などがあると結構大きなニュースで取り上げられるという事が終身雇用前提社会ということをあらわしている証拠ではないかと個人的には考えたりしています。

ですが、私の周りを見てみると少し違います。

私の父親は私が小学生の時に会社を辞め独立、自営業となりました。
また、私には弟が一人いるのですが、昨年長らく務めていた会社の廃業に伴い転職。
ことtobiuo一族で考えると終身雇用は一人もなしという状況です。

この三つのケースを比較してみると。
 父親:独立して収入アップ。80歳くらいまで現役を続けていました。
 弟:収入は変わらなかったものの、福利厚生関係が充実し少し待遇が良くなりました。
 私:収入は大幅ダウン。ただし、仕事は楽になり残業はほとんどなし。そして早期退職したことで割増退職金を手にしました。

それぞれ転職模様は3者3様です。
この中で私の父親のケースが結構アグレッシブな例ですので紹介したいと思います。

私の父はとある中小企業に勤めていました。中卒で働いており、私が物心がついた時には「現場監督」となっていました。いわゆるたたき上げです。
この現場監督というのは現場で働く場合一番上位の職種です。次に昇進するとすれば管理職となり現場から離れることになります。

父は現場で働くのが好きなようで、何度か昇進の打診はあったものの断り続けていたようです。
そうなると、後輩が昇進していくことになります。当然給料も上。父としてはその状況が面白くなかったようです。
ある日仕事から帰ってくるなり
「会社辞めてきた」と一言。
家族には全く相談なく退職してきました。
当時私は小学校低学年。事の重大さにはあまり気が付いていませんでした。

で、父は転職活動をしたのかというとそうではありません。独立して会社勤めしていた時の人脈をたどりながら仕事を請け負っていました。自営の道を選んだわけです。
最初は相当不安定な状況でした。何ヶ月も仕事がなく無収入が続くこともしばしば。
貯金を取り崩しながらの生活がしばらく続きました。
そんな中今思えば奇跡のような出来事が起こります。

会社員時代に出入りしていた企業から直接仕事の依頼が入りました。職人を何人か集めて現場を仕切ってもらいたいという引き合いです。
この会社が何と一部上場の建設会社です。通常父の立場であれば孫請けか曾孫受けで仕事がもらえるのが精一杯のはずです。それが直接取引のオファー。

この仕事をうまく乗り切ったおかげで、信用が出来その後順調に仕事が増えていくようになります。
そうすると収入面でもとんとん拍子で上がっていきます。大手企業との直接取引ですので、いわゆる中抜きがなく、相当安く引き受けてもかなりの収入になったようです。

当時月末になると母が自宅の居間で札束を分けて、結構な大金を職人たちに配っていたのを覚えています。
そのままであれば今頃相当な資産を築くことが出来たのですが。。。そうはいきませんでした。

実は父は相当なギャンブル好きです。パチンコ、競馬、競艇など暇があれば行っていました。しかも極端に弱い。。。せっかく稼いだお金を税金だけではなく公営のギャンブルを通じてお上に収めるということを繰り返していました。
しかも無類のお酒好きでもあります。毎晩飲み歩き酒税という形でもお上に貢献。表彰されても良いのではないかというくらい稼いだお金をせっせと消費していました。

ただ、父のすごいところは借金するところまでは行かなかったことです。とにかく相当なお金を使っていました。ですが、私たち家族の生活費にまで手を付けませんでしたし、生活も決して貧乏というものでは無くなに不自由なく育ててもらいました。

そして、キツイ肉体労働にもかかわらず、70歳を超えても現場に出ていくという超人的な働きぶり。私生活を見ていると決して尊敬できる父親では無かったのですがその点は素直にすごいと感じたものです。とにかく遊びも仕事も全力でした。(さすがに80歳を超え漸く引退しましたが。。。しかし遊びは現役の様です)

ある時なぜ、その齢になってまで現役を続けているのかと聞いたことがあります。
答えは明快でした。
「稼がないと好きに遊べないから。」

言葉では簡単ですが、なかなか実行は出来ません。
「遊びたい」
この強烈なモチベーションが会社を辞め、看板がなくなっても実力で仕事を勝ち取り相当な収入を得ることが出来た原動力でした。

わが親ながらすごい人です。このモチベーションを力に変えるというのは見習わないといけません。
ただ、どうしても考えてしまう事があります。

「その遊びを7割くらいにセーブしてくれていれば」

今や相当な資産家になっていたことでしょう。
まあ、あの遊び方で借金が残らなかっただけよかったのかもしれません。子供には迷惑をかけたくないという気持ちは人一倍持っているようですので。

こうして思うと、お金を稼ぐという事は相当な覚悟が必要だという手本が身近にいました。しかも結構強烈なものが。
私も覚悟をもってこれから進んでいきたいと思います。

私の早期退職についての体験連載はコチラです   早期退職の道のり(1)
転職についてのシリーズ1回目のリンクです。 転職物語(1・・・情報源は最大限に。)

いろいろ
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