ここ最近、個人型確定拠出年金の知名度がようやく上がってきているように思います。
iDeCo(イデコ)という愛称を決めたことが功を奏しているのでしょうか。
私の場合、たまたま勤めていた会社が企業型の確定拠出年金を始めたために、社員は強制的に加入となり、無理くり確定拠出年金というものと付き合わざるを得なくなりました。
その当時はまだまだ制度や運用商品についてもまるでわかっておらず、何とか手続きをして加入しているだけという状態でした。
その後その会社を早期退職して無職、そして再就職となり、再就職先に確定拠出年金制度が無いことから、そこでも強制的に個人型、今でいうiDeCoに加入という事になったわけです。(確定拠出年金制度、一度加入すると簡単に脱退できない制度です)
その加入しなければならない個人型確定拠出年金ですが、企業型とは違い、手続きについて会社は面倒を見てくれません。
そこで自ら手続きや制度に向かい合わないといけなくなり、そこで漸く真の運用者になれたような気がします。(大げさですが)
その確定拠出年金ですが、個人型といっても会社員の場合、全ての手続きを自分で完結させることが出来ません。
どうしても勤めている会社側に作成してもらわないといけない書類があります。
しかし、私が再就職した会社ではこれが初めてのケースでしたので、総務にお願いに行っても最初は「???」という状態でした。
幸い理解のある担当者の方でしたので、面倒な手続きなども直接運営会社に問い合わせしながら対応してもらえました。
これ、いろんな方が苦労されているようなので私はラッキーだったなと今更ながら感じています。
そうして、iDeCoでの運用を開始して何年か過ぎた今、運用状況はどれほどなのか確認してみました。
まず、私の確定拠出年金の流れです。
①企業型確定初出年金に加入
訳が分からずバランスファンドと年金保険に拠出
企業型の場合、会社側が拠出しますので、投資している意識はあまりなし。
拠出金は7,500円/月だったと記憶しています。
②早期退職により、現実を知る。
退職する際に、確定拠出年金の移換が必要だということを知る。
同じ時に退職する同僚にも詳しい人はおらずただただ動揺、半年は猶予期間があるということで先送りを図る。(確定拠出年金制度のある会社に転職できればそのままと聞いて可能性にかける)
③移管でバタバタ
結局半年では再就職が決まりそうもないと諦めて、自分で移換手続きに着手。
個人型の1号被保険者(自営業や無職)で申し込みをする。
その直後に急転直下で再就職決定。慌てて2号被保険者(会社員)での移換に変更してもらう。
同時に運営会社の乗り換えも決行。(運営手数料のかからないSBI証券へ)
といった感じです。
何しろ当時「確定拠出年金」について加入しているものの真面目に考えたこともなく、いざ移換しなさいといわれて非常に戸惑いました。
ただ、会社が面倒見てくれない個人型でしたので、怪我の功名で独学ですが理解できるようになりました。
ですが、まだまだ手探りです。
拠出金も、もともとの企業型が7,500円/月だったので、取りあえず8,000円/月くらいで良いかと適当に決めてしまいました。(1年後に23,000円に増額)
運用するファンドも、「前の運営会社と同じ感じでいいんじゃね?」と割と安易に定期預金とバランスファンドを50:50で設定。(のちにインデックスファンドに変更)
といった具合で落ち着くまでにそれなりの時間が必要でした。転職するっているのは本当に色々大変です。
このことからもしみじみ思います。
で、何とか落ち着いたiDeCoの現在はどうなっているのでしょうか?久しぶりに確認してみました。
・移換したときの企業型で積み立てた拠出金
642,195円(運用益はそれなりにありましたが記録がなく不明)
これがそのまま個人型の最初の拠出金で、ここからスタートです。
・その後個人型に移換してから拠出した金額
724,000円
・拠出額合計(積み立てたお金)
642,195円+724,000円=1,366,195円
・現在の資産額
1,739,677円
ということで、現在の運用益はというと
1,739,677円-1,366,195円=373,482円
個人型に移管してからの運用期間は3年半ですが、それなりに含み益がでています。
移換時にはバタバタしましたが、その後はほぼ、ほったらかしでこの結果なら良いのではないでしょうか。
このまま順調に積みあがってくれるとありがたいのですが。
あとは資産のバランスが多少最初と違ってきています。
拠出割合は 海外株式インデックス(50):国内株資金デックス(50)
今の資産割合は 海外株式インデックス(62):国内株資金デックス(38)
このように海外株式の割合が随分高くなっています。
そこでリバランスをするかどうかが悩みどころです。
確定拠出年金の場合スイッチングという方法があり比較的簡単にリバランスは出来ますので、このあたりは年末にでもゆっくり考えたいと思います。
コメント