最近耳にするようになってきた「デジタル遺品」という言葉。
まだまだ、一般的な言葉にはなっていませんが、どうも他人ごとではないようです。
デジタル遺品とは何かというと、パソコンやスマホ、インターネット上に残っている故人の情報のことだそうです。
パソコンやスマホは情報端末というだけあって、個人情報がかなり入っています。
FacebookなどのSNSアカウント
Googleなどのアカウント
その他インターネットサービスのアカウント
など、色々なサービスを使用していると様々なところに自分の情報を登録しています。
本人が生きているうちは問題ないのですが、亡くなってしまった場合これが「デジタル遺品」となってしまいます。
確かに今どんなサービスを利用しているのか見てみると本当に沢山のサービスに登録しているのが判ります。
私の場合は。。。
Googleのサービス
SNS(複数あり)
金融機関(ネットバンキング)
楽天やアマゾンなどの通販サイト
インターネット証券
確定拠出年金の運用会社
ブログのアカウント
ダイレクト自動車保険
色々なメールアドレス
ざっと数えただけでも直ぐにこれ位は思いつきます。
真剣に数えるともっとあるでしょう。
これらが私の身に何かあった場合どうするのか。これが「デジタル遺品」での問題だそうです。
何しろ、ほとんどがインターネット内で完結しています。私が黙っていると家族は何も知らないという事になります。
ただ、私も「デジタル遺品」という言葉としては意識していませんでしたが、もし何かあった時に「ヤバいな」とは感じていました。
特にインターネット銀行やインターネット証券については、私のものでもありますが家族にとっても重要な資産です。
そこで、もしもの時に備えて金融機関と連絡先をリストにして残しています。
(パソコンにデータで残すのではなく紙で。。。)
妻にも直接渡していますが、いざという時に渡したことを忘れるかもしれません。
その対策として控えを比較的見つけやすいところにも置いておくようにしました。
しかし私の場合ここまでしか気がまわりませんでした。
SNS関係やブログについては「遺品」としての感覚がなく、今も家族はあまり知りません。
Facebookなどはもしもの時には私の友人から教えてもらえるかもしれません。
問題はこのブログです。
実はこのブログは今のところ家族はおろか友人にも全く存在を知らせていません。
私の身に何かあった場合、そのまま更新されずに放置されてしまいます。
ブログサービス自体は無料サービスを使用しています。
ですので永遠に課金されるということはありません。この点は安心です。
では、今まで書き残してきたブログのつたない文章たちはどうなるのでしょうか。
別に毒にも薬にもならないのであれば放っておいてよいのか。それともアカウント乗っ取りなどで見知らぬ誰かに迷惑をかけてしまう可能性があるのか。
どうも今のところ想像が及びません。
ですが、この「遺品」の存在を誰も知らないままにするというのは問題のような気がします。
どこかでカミングアウトしなければならないのか。。。もう少し時間をかけて覚悟を決めないといけないなと感じている今日この頃です。
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