個人情報を気にしすぎて大変だった話

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内緒イメージ

個人情報。
昔と比べて最近ではかなり厳格に管理されています。
それは自社の従業員だからといって適当に扱うことはできません。

ただ、個人情報の保護に過敏になりすぎているきらいもあるようです。
おかげで結構しんどい事になりました。

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社員が出社してこない

ある日のこと、ひとりの従業員(正社員)が出社してきませんでした。
連絡もありません。無断欠勤です。

その従業員は独身で会社近くのアパートでひとり暮らししています。
もしかしたら急病で連絡できない状況なのかもしれません。
まあ、寝坊している可能性も否定できないですが。

寝坊であれば電話すれば気づくでしょう。
ということでまずは電話をかけてみます。

・・・出ません。

何度か電話するものの出てくれる気配はありません。
流石に心配になり、その社員が住むアパートまで確認に行くことにしました。

アパートに着き、チャイムを鳴らします。

・・・応答はありません。

最近のアパートは入り口がオートロックになっています。ですので部屋の前まで行くことができません。
そんなわけで部屋にいるか気配で確認することも難しいです。

仕方がないのでその場は一旦引き上げました。
そして日が暮れてからもう一度アパートに行くと部屋のあかりが点いています。

ということは部屋に居るのかな。
一応生存確認(仮)ができましたのでその日は様子を見ることにしました。

翌日。。。
やはり無断欠勤は続いています。
電話しても、アパートまで行っても応答はありません。

ここまで連絡が取れないと単にサボりではないのではないかと逆に心配になってきます。
そこでアパートの管理会社に連絡し鍵を開けてもらえないか交渉することにしました。

アパートに踏み込めず。次の作戦は?

連絡の取れない従業員になんとか会いたい。
という事でアパートの管理会社に鍵を開けてもらえないかお願いしようと電話しました。
すると意外な答えが返ってきました。

「鍵は本人しか持っていないので開けられません。」

全くの予想外です。

「どうしても入りたいのなら警察に事情を説明し、警察立ち会いのもと鍵を壊すしかないです。」

かなり大ごとになることを覚悟しなくてはならなくなりました。
できれば警察沙汰は避けたいところです。

そんな最後の手段に入る前にもう一つのカードを切ることにしました。
そう、親御さんからの連絡。
流石に親御さんから連絡があれば無視はしないだろうとの考えです。

それでも連絡が付かなければ警察沙汰もやむ無し。という覚悟です。

まさか、連絡先がわからない!

無断欠勤している本人と連絡が取れない今、できるだけ穏便に進めたいと言うことで本人の実家に連絡することにしました。

早速電話しようと総務に実家の電話番号を問い合わせします。

総務)・・・「知りません。」

入社時に確認するのは基本的に本人の連絡先のみで、緊急連絡先として実家の連絡先などは確認しないとのこと。

予想外の状況にしばし呆然。
もはや警察沙汰にするしかないのか。。。

その時ひらめきました。

「確かウチの会社に来る前は実家ぐらしだったはず。」

そこで、履歴書を確認すると前に住んでいた前住所が書いてありました。
ただし電話番号はなし。

実家の住所がわかったので直接行くことも考えたのですが、遠方で時間がかかります。
そこで奥の手、「電報」を送ることにしました。

冠婚葬祭以外で電報なんてもの送ったことがないのでどこにお願いするのかもぱっと出てきません。

郵便局。。。いやいやNTTでしょ。

それと、住所はわかっても親御さんのフルネームは不明なので送ってもらえるのかも不明。
NTTに相談すると”社員の名前+ご家族様”で出してくださいとのアドバイスをもらいました。

早速申し込みます。
「本人と連絡が取れないので会社に電話ください。」
この文面で送りました。

親御さん経由で安否確認。そして退職

電報を送った日の夜。
仕事から帰ってきたであろうご両親がその電報を見て慌てて会社に連絡してきました。

状況を説明し、まずは無事を確認したいのでご両親から電話してほしいとお願いしました。

すると予想通り親からの電話には出たようで、ようやくここで本人の無事が確認できました。
最悪の事態にはなっていなかったのでひと安心です。

会社が嫌になりアパートに籠城

これが無断欠勤の原因でした。
会社としてもこれで解雇するのも残念と言うことでなんとか会社に来てもらえるよう努力はしてみました。

しかし、その後出社することはなくそのうち音信不通になるということを繰り返して結局一度も会社に来ることはありませんでした。

こうなると会社としては打つ手がありません。
結局ご両親経由で話をして退職という形を取らざるを得ませんでした。

本人の連絡先しかわからないという危うさ

こうして、今回のゴタゴタは後味の悪いものの何とか決着させることができました。
まあ、本人が働きたくないというのなら仕方ないですね。

それにしても会社は従業員本人の連絡先しか知らないという予想外の展開にかなり驚きました。

同居家族がいれば多少安心できるのですが、今回のようにひとり暮らしの場合はどうしたら良いのでしょうか。
今回は無事だったから良かったもののもし事故などがあったときに家族に連絡ができないというのはかなりまずい。

(今回は前住所が実家だったので連絡できましたが、前住所でもひとり暮らしだったら。。。)

総務も個人情報保護に気を取られてあまり情報を取らなかったようです。
ただ、今回のことで対応を取る必要が出てきました。

まず、ひとり暮らしをしている従業員をピックアップ。
その上で本人に話をして了承を得られたら実家の連絡先を教えてもらい、その住所は厳重に管理する。

幸い、実家の情報提供は拒否するといった社員はいませんでしたのでこれで少し安心できました。

ただ、他にも落とし穴がないか注意していく必要はありそうです。
ことがおこってからでは遅いですから。

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