2025年の昇給と夏ボーナス

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給与明細イメージ

2025年も気が付くとあっという間に梅雨が終わり猛暑襲来。
この少し前、5月末の給料から昇給があった我が社。
今年はどれくらいの昇給だったのでしょうか。
そして夏のボーナスは?

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我が社の景気はどうなった?

社員50名程度の中小企業である我が社。
年間の売り上げ規模は10億円程度です。

この売り上げから固定費(人件費や減価償却費)や変動費(材料費、光熱費など)が引かれて利益を得ています。ここ数年得られていませんでしたが。。。

残念ながらここ数年は売り上げが下降傾向です。
それでも固定費である人件費は変わりません。というか年々昇給で上がっていきます。

これは厳しいです。

。。。というのは役員も勤めている取締役tobiuoの立場。

もう一人の会社員tobiuoとしては苦しくても是非昇給はしていただきたい!

幸い昨年は頑張って減収ながら黒字浮上を達成しました。

結果が出ましたので他の従業員も期待しているはずです。
期待に応えたい取締役tobiuo。
まずは世間の状況を探ってみます。

25年春の世間はどのような感じ?

政府がやたら介入してくる賃上げですが、25春はどの位のレベルでしょうか。

検索してみます。
キーワードは「25年春 昇給」。

まずは大企業。Bloombergの記事に載っていました。

経団連によると、集計可能な17業種(97社)の賃上げ率は加重平均で5.38%。33年ぶり高水準だった前年同時期の5.58%を下回るものの、高い伸びを維持している。化学や運輸、鉄道など10業種が前年を超える賃上げ率を回答。製造業(82社)は5.34%で、非製造業(15社)の5.48%を下回る。

Bloombergの記事より

そして中小企業。
一時は中小企業も5%越えと言われていましたが、どうやらそこまではいかず4%台半ばで落ち着いたようです。

これが今年の相場のようです。
我が社も最低限この世間一般に合わせておかないと社員が流出する恐れがあります。
というわけで今年の昇給率は4%台を目標に据えました。

昇給のインパクトを計算し社長に託す

昇給は基本的に社長が決定します。
ただ、決定するための資料は私が準備することになっています。

すでに社員の昇給判断となる人事考課は終わっています。
ランクごとに昇給率を割り振っていくのですが、その率を「高・中・低」の3パターン設定し、それぞれの全社員の昇給額がどの位になるか計算します。

それを昨年と比較して労務費がどのくらい上がるかをシミュレーションして結果をまとめます。そのデータを社長に送付。

という訳で私が独自に作成した昇給と損益の比較データを社長に送付し、社長が決断した昇給額がこちら。。。

平均昇給率・・・4%。。。にさらに上乗せドーン、5.2%!

おお、大手並みの昇給率だ。

ただしこれは平均です。これより上もいれば下もいます。
最も多い社員はなんと8%超えです。

では、逆に評価が低かった社員はどの程度なのか。。。
。。。 。。 。。。
。。。 3.0パーセント。。。

ぎりぎり許容範囲かなあ。。。というレベルでした。

運命の給料日。。。社員の反応は如何に?

そして運命の給料日。
給与明細を渡すと早速中を取り出して見る社員。逆に開けようともしない社員もいます。

給与明細を見ている社員がどのようなリアクションをするか気になって自然に目が追いかけてしまいます。

①明細を見る
②「ん?」という表情
③表情変わらず電卓を取り出す
④計算結果を見て再度「ん?」という表情
⑤もう一度明細を見て電卓をたたく
⑥表情がほころぶ
⑦喜んでいる社員を見てほかの社員もカバンにしまった明細を取り出す
①にもどる

おおむね好評なようです。そりゃそうでしょう。
資金繰りで悩んだ社長も報われたかな。

率では大手並みでも。。。

という訳で今回の昇給はかなり頑張りました。
正直なところ人材確保のための防衛的な昇給の意味合いが濃いのですが。

ただ、率では大手並みでも金額ではどうでしょうか。
気になる金額は何とか最低1万円を確保した程度です。
基本給の水準が低い中小企業。。。頑張りましたがこれが限界。

ちなみに私もご相伴にあずかれました。
役員報酬は据え置きでしたが、従業員としてもらう給与が昇給対象でその率5%ほど。

会社員tobiuoは無茶苦茶喜ぶ。

そして、取締役tobiuoは固定費アップの対策で頭を悩ます。
という二重人格状態。

そして夏のボーナス

そして昇給の興奮冷めやらぬ6月。夏のボーナスがやってきました。

ボーナスの支給額は、会社の業績に左右されますので給与と違い毎回大きく変動します。
昨年の冬は史上最大といっていい位の支給額でした。

といっても大手からは大きく引けをとっている訳ですが。。。

この賞与額に大きく影響する業績ですが、我が社の場合上期は苦しく、下期に挽回というサイクルになっています。

昨年は上期の大幅赤字を下期で大きく挽回し、結果ボーナスで社員に還元できました。
今年も同じく上期は少し苦しい状況。

下期に挽回できるというものの何があるかわからないので夏のボーナスで大盤振る舞いするのはちょっと怖い。

結果、平均支給額は1.0か月分となりました。
イメージとしてはボーナスというより6月は2回給料が出るイメージですね。

昨冬が良かったので期待していたかもしれない社員たち、スマン。

ちなみに私はというと会社員tobiuoとして頑張ったものの取締役tobiuoが足を引っ張りました。

結局0.6か月分と昨年夏並みとなりました。

下期、頑張ろう。。。

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