コロナの渦中に海外出張決行。渡航編

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紙飛行機を飛ばすイメージ

2020年は本来東京オリンピックの年として記憶されるはずでした。
しかし実際は新型コロナの年ということで記憶されそうです。
国際的イベントが中止された上に海外渡航もままならぬ現状。

そんな中果敢に海外出張に挑むことになった私。
出張先は台湾。
戸惑いながらも出国前の手続きは全て終了。

いよいよ海外出張の実行に入ります。

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出張前日。防疫手続きを実行する

私のような短期間の出張の場合は本来必要はないはずですが、何しろコロナ渦真っ最中。
そんな現在はビザの発給が必要になります。
仕方なく煩雑な手続を経て何とか発給してもらいました。

そして渡航の条件である出国3日前までの受けなけらばならないPCR検査も受けました。
そして無事に陰性証明書も入手できました。

こうしてコツコツと条件を整え、いよいよ台湾への出張を明日に控えた日さらにひと仕事が待っていました。
それは、ビザを受け取りに行った際に説明された手続きです。

「入国検疫システムへのオンライン申請」

この申請を飛行機の搭乗前までに済ませておくように言われました。
確認すると登録は当日でなくてもでも構わないそうです。
ですので搭乗直前にアタフタすることもなかろうと前日にアタフタすることにしました。

申請はスマホでもパソコンでも可能ですが、申請終了画面を搭乗時や台湾入国時、そして入国後の防疫タクシーに乗るときなど度々提示しないと行けないのでスマホで申請し、スクリーンショットを撮っておいたほうが後々楽だと思います。

実際パソコン申請したひとは搭乗時に画面を見せての証明が出来ないようで困っていました。

手続きは指定のURLから登録ページに入り、案内に従って個人情報を入力していていきます。

名前、パスポート番号は言うまでもありませんが、滞在時の住所(ホテルの住所で良い)台湾の携帯電話番号などなど結構な情報量です。
特に携帯番号などは現地携帯会社ということで現地のSIMを用意して置く必要があります。
これがけっこう大変です。
(特に14日間の自主隔離を7日に短縮して貰う場合は他の手続きでも必要です。)

私の場合は現地の知り合いに入手してもらって予め郵送してもらっていましたので大丈夫でしたが。

これらを入力すると台湾到着後に携帯電話あてにショートメッセージが届きそこから最終の登録をすることで検疫の手続きが完了します。

ちなみに言語は中国語か英語のみ、日本語がないので気後れしますがここは頑張って入力しました。

これで渡航前の準備は万端、いよいよ出国当日を迎えます。

空港までの移動は自家用車、そして閑散とした国際線

当日朝、普段は空港までは電車を乗り継いで行っています。
しかし今回はこの方法が取れません。

理由は帰国後の規制です。
海外に滞在した場合、帰国後に14日間自宅などで待機する必要があります。
そしてその自宅までの移動に公共交通機関の利用は不可ということになっています。

じゃあどうするのか?
家族に迎えに来てもらうか別の手段を考えるかになります。
我が家の場合、遠方ということもあり迎えに来てもらうのは少ししんどい。
そこで自家用車で空港まで行き、空港の駐車場に置いておくことにしました。

駐車期間16日間の長丁場。
駐車代金はかなり高額になりますがやむを得ません。
社長に直談判し、空港往復を了承してもらいました。

そうして当日朝早く自宅を自動車であとにします。
折しも世間ではGO TOキャンペーンが始まって最初の連休に入っています。
渋滞しているかも。。。と心配しましたがそれほど車も多くなく搭乗の2時間前には空港に到着しました。

空港の駐車場に車を停め、荷物を降ろします。
そして、空港ターミナルに向かうのですが、ここでコロナ過の空港という最初の洗礼を受けることになります。

空港駐車場から直接ターミナルに向かう渡り廊下は通行止め。
恐らく利用客が少ないため閉鎖されているようです。遠回りして鉄道の駅と繋がっているメイン通路からターミナルに入りました。

最初に入ったところは国内線出発ロビーです。
国内線はそれなりに人がいるかと思ったのですがやはり普段の連休と比べると人が少なめな印象です。

「やっぱり自粛ムードは続いているのか。。。」

そんなことを思いながら国際線の出国ロビーに移動しました。

そしてチェックインカウンターのある出国ロビー。
通常なら海外へ向かう人たちでごった返しているフロアですが、今回は明らかに様子が違います。

フロアの半分は照明が落とされています。
そして薄暗い出国ロビーにはほとんど人が見当たりません。
モニターに表示されている国際線の発着案内を見てみると殆どの便が「欠航」
その日にフライトがあるのは私が乗る便を含めて数便しかありませんでした。

こんな光景は初めてです。
改めて今回のコロナ渦の影響を思い知りました。

そんな閑散としたフロアでしたが、私が乗る便のチェックインカウンタにはそれなりに行列ができています。
私も気を取り直し行列に並びました。

チェックインを行い荷物を預けます。
いつものチェックインと違うのはPCR陰性証明書の提示を求められたのと、入国後14日間自主隔離になることについての説明です。

自主隔離については7日間の短縮を申請していることもあり念の為その場で申し出をしました。関係書類も提示します。

しかし、航空会社側では良くわからないようで
「現地についてから詳しいことは確認してください。」
と言われただけで実際に短縮できるのかはわからないままでした。

こうして無事にチェックインは終了。
これで少なくとも台湾までの渡航は出来ることになります。

そのまま、人気のない出国検査に向かいました。
本当に人がいなくて職員さんも手持ち無沙汰です。
実際私が荷物検査や出国審査を受けているときも他に人はいません。

そんな状況ですのであっという間に出国審査は終わりました。
普段は賑わっている免税店も閑散としています。
訪問先へのお土産を買おうとお店に入りましたが店員さんもほとんどいません。
免税店の店員さんに話を聞くと毎日2〜3便程度のフライトしかなく本当に開店休業状態のようです。

買い物を済ませ、次は搭乗ゲートまでの移動です。
搭乗ゲートまでは普通はシャトルの乗って向かうのですが、そこで信じられない案内をされました。

「シャトル、動いてませんよ。こちらから歩いて行ってください。」

いつもなら数分間隔で運行されているシャトルも運休とのこと。これには驚きました。
乗る人がほとんどいないので当たり前と言えばそうなんですが。

仕方なく徒歩で登場ゲートまで向かいます。
歩行用の通路にも人の姿はなくなんとも不気味な感じです。
ゲートまで来てもやはり閑散としていますし、トイレも一部を除いてテープが貼られ閉鎖されていました。

閉鎖されたトイレ

こうして少し異様な雰囲気を醸し出す空港でしばらく過ごし、私が乗る飛行機はほぼ定刻に離陸しました。

飛行機内そして台湾入国

こうして無事飛行機は出発しましたがその機内でも非日常な風景が広がります。

その機内。。。想像していたより乗客は多く座席は6割ほど埋まっています。
ただし、距離を取るためか隣同士に座っている乗客はいません。

中には防護服や防護服代わりのビニールカッパを着込んで座っている人たちもいて異様な感じです。

さらにその雰囲気を増幅させているのはCAさんたち。
全員防護服にゴーグル、そしてマスク着用で我々を迎えてくれました。
一瞬のけぞるものの、「そりゃそうか」と一人で納得し席に付きました。

防護服を着たCAさん

そんな重装備のCAさんですが、そんな対策をしていてもサービスは最低限にとどめられていました。
普通はある飲み物のサービスなどありません。
機内食も袋に入った軽食セットが配られるのみです。飲み物はそれに入っているペットボトルの水だけでした。

機内食

やはり普段とは違います。サービスを求めるような時ではないのだな。
そんな事を考えながら3時間ほどのフライトを過ごしました。

そんな異様な空気を運びつつ私の乗った飛行機は無事定刻に台湾の桃園空港に到着しました。
飛行機を降り、案内に従って検疫まで歩いていきます。

するとその手前で渋滞が起きています。
言葉もわからずそのまま並んでいたのですが、どうやら搭乗前に検疫システムの登録ができていなかった人たちがそこで手続きをしているようでした。

私はすでに終わっていましたのでそのままスルーします。
検疫場所では検疫システムの登録済みと表示された画面を見せてそのまま通過。
このように手続きは多いのですが何しろ人が少ないです。

入国審査もあっという間に通過し荷物の受け取りも難なく終え、気がつくと到着ロビー。
無事に台湾に入ることが出来ました。

さて、これからが本番。
異国の地で隔離生活。初めての体験です。
どうなるのでしょうか。。。(続く)

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