出る杭は打たれるべきか。。。転職先で考える。

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転職・再就職という新しい環境に飛び込んでそれなりに時間がたちました。
最初はまさに右も左もわからない状況からスタートしたわけですが、それはある程度時間が解決してくれます。
そんな新しい環境にも慣れて、徐々に仕事にも慣れてきたころの話です。

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再就職後しばらくは大人しくなってしまいます

私の場合、前に勤めていた会社とは異なる業界に転職したのですが(共通点は製造業という程度)、慣れるまでには苦労がありました。
年齢的にはアラフィフですので、一見なんでも知っていそうな雰囲気を醸し出しつつ実は業務内容がわからないという状況です。

ですが元職でも同じ製造業、過去の経験という引き出しを駆使すれば何とかなるのではないかと最初は楽観していました。
しかし、どうしても付け焼刃になってしまうようで、あとになって「いらん事言ってしまった。。。」と後悔することもしばしばでした。

そんなこともあり、当時は会議などがあっても、見当違いなことを言ってしまうのではないか?などと余計なことを考えてしまい何も言えない状況に陥ってしまいました。

そのため会議では妙に無口でおとなしい人という印象になりがちで、このままではあまり芳しくない評価がついてしまいそうな状況がしばらく続くことになってしまいました。
悔しいですが一足飛びに経験は詰めず仕方ない面もあります。

そして、ようやくそのような、状況(いわば勉強期間)と別れを告げ私なりに意見を言えるようになってきました。中途採用といっても管理職です。最近ではそれなりに会社のお役にたてる様積極的に意見を言うように心がけています。

積極的になるとまたそれなりに弊害が出てきます

何とか会社の戦力となるべく会議の場などでも積極的に発言していくようになった私。
それほど的外れの発言もなくなってきたと自負していました。

しかし、それが煩わしいと感じる方もいるようです。しかもそれが社長の場合かなり厄介です。
先日もそんなやり取りがありました。

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早期退職の道のり(1)・・・会社がリストラを発表
自分が勤めていた会社からリストラによって早期退職や希望退職などの応じることで急に自分の人生に転機が訪れてしまった場合、初めての経験ということもあり情報収集される方も多いと思います。 最近はインターネットを使えば比較的簡単に情報収集できますので色々な情報に触れることが可能です。 そんな、「希望退職」、「早期退職」等のワードで検索された方の中には 『自ら希望しての退職というのは名ばかりで、半ば強制的に...

転職についてのシリーズ1回目のリンクです。

アラフィフ転職物語1(情報源は最大限に。)
転職活動を始めるにあたって、登録した機関などをまとめています。

ある会議の場での出来事

それはある新規の開発案件を協議する会議での出来事でした。
その開発案件は今までの取引先以外の新しい引き合いです。
取引先が増えることは経営面での安定という面では非常にメリットがあり、会社としてもかなり力が入っていました。

なにしろ、現時点では大口の取引先は僅か2社のみ。もしそのうちの1社がこければ経営面で大打撃になります。下手すれば倒産する可能性も否定できません。
社長としてはそんな状況を打破すべくこの案件を足掛かりに事業を拡大したいという思惑もあるようです。

そんな、新規案件について“イケイケどんどん”で進めようという状況に私が水を差してしまいました。
私が指摘したのはこの新規開発に当たって、心配な課題が何点かありそれを先に確認しておいた方が良いのではないかという、しごく当たり前の指摘だったと思います。

しかし、その発言が気に入らなかったのか、
「なぜそこまで確認しないといけないのか?」
と返されました。その口調は詰問といっても良かったかもしれません。

私の懸念はこうです。
「安易に確認もしないで引き受けてしまうと客先も出来るものだと期待してしまいます。もし、土壇場で出来なかったり歩留まりが悪いなど問題が出ると自社だけではなく、客先にも迷惑が掛かってしまいます。
ここはもう少し慎重を期した方が良いのではないでしょうか。」

これを角が立たないように冷静に説明をしたつもりでした。

しかし、これに対して社長の発言は。。。
「これだから大企業出身の人は困る。
中小企業ではそんな悠長なことは言ってたらつぶれてしまうよ。」
私の存在を含め全否定されました。
それでも少し食い下がったものの、これ以上は無理といったん引き下がることにしました。

私に非はないと思っていたものの

会議が終わってからも釈然としません。
私の言うことを否定するのは構わないのですが、私の出身会社の大小は関係ないだろうと憤っていました。

ただ、その「会社の大小」という単語でふと思いついたことがあります。

「もしかして、気づかないうちに上から目線で話していなかったか?」

それなりの会社から中小企業へ転職する場合、前職での経歴を過剰にひけらかしてしまったために再就職先で失敗するという話は何となく聞いていました。

中小企業では人間関係をしくじると致命傷です。

中小企業では人間関係をしくじると致命傷です。
今私が勤めている会社の社員が1名今週いっぱいで退社するそうです。理由は仕事上の人間関係の悪化。今まで彼の仕事ぶりを見ていましたが朝早く出社し夜遅くまで残業するなど、真面目に頑張っているように見えました。ですが、その職場の上司に聞いてみると「そんなに時間がかかるほどの仕事量ではない」とのこと。どうやら、仕事の要領があまり上手ではないようでした。それでも何とか与えられた仕事をこなそうと無理をしていたよ...

ですので、私はそうならない様その会社のやり方を尊重しながら、少し自分の経験をいかせるように気を付けていたつもりです。
ですが、転職後時間がたち慣れてきたこともあって、少し言い過ぎたのではないか。そんなことを考えました。

考え方は間違っていなくても伝え方を間違えてしまうと、結果はNGです。
社長相手に意見するのですから、より慎重になるべきでした。

思い返すと最近口癖になっていることがありました。
「以前の会社ではこうしていた」
こんなセリフをよく言うようになっていたように思います。
これを聞かされた方は反感を持ってもおかしくありません。

改めて、私は今、この会社の社員なので、現状を尊重しなければならないことを痛感しました。
今回教訓を得たこと
今回は「大企業出身は。。。」というような後味の悪いやり取りとなってしまいました。
ですが、まだチャンスは残っています。

元々、この会社に再就職できたのも、前職の経験を生かしてほしいという社長の思いもあってのことです。足りないところを補ってほしいとよく言われています。
これからは私が言っていることが「その通り」と思ってもらえるように自分自身も成長しなければ。。。

そうしないと転職という苦労をしてきた自分自身も浮かばれない。
そのことに気づいた今、決意も新たに頑張りたいと思います。

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