
地方在住の私は日常の足として自動車を使っています。
もちろん通勤も自動車利用です。
ほぼ毎日自動車を運転していると事故のリスクもそれなりに高くなってきます。
30年以上無事故できた私にもついにその時が来ました。
事故を起こすと当然いろんなお金がかかります。
今回の収支はどのようになったのでしょうか?
出勤途中でどーん
ある平日の朝。いつものように車で出勤していました。
割と田舎に住んでいますので通勤時間帯といえどもそれほど渋滞には遭遇しません。
ですのでアベレージスピードはまあまああります。
朝の眠気と戦いつつ、運転しそろそろ会社に着こうかというところで、赤信号。
特に急ブレーキになるでもなく普通に停車しました。
停止して一呼吸後。。。
「ガコッ!」
ドーンでもドカンでもなくガコッ。
結構大きな音がしたと同時に衝撃にも襲われます。
慌ててルームミラーを見るとそこには明らかに車間ゼロ状態の後続車とその運転席でうなだれるドライバー。
そう、追突された瞬間でした。
初体験の事故処理
まったく予想していなかった追突事故。
幸いなのは先行車とは車間をとって停車していたので玉突き事故にはならなかったことです。
追突事故では玉突きになるかどうかでこの後の処理が大きく変わってきますので。
まずはハザードランプを点灯させ道の端に車を寄せて止めます。
追突してきた車も逃げるそぶりはなくおとなしく後ろに停車しました。
おもむろに車を降り、相手の車に向かいます。
さて、最初に何をすれば良いのか。。。初めてのことなのでよくわかりません。
とりあえず加害者である相手に押し付けよう。
「警察に連絡してもらえますか。」と私。
「すみません。わかりました!」とすぐに電話をかける加害者。
その間にも通勤途中の車が何台も通り過ぎていきます。
中には同じ会社の社員もいて早速LINEが入りました。
「今、横を通り過ぎました!被害ですか?加害ですか?」
興味津々の内容に「追突されたんや。」と簡単に返します。
次に会社に遅れることを連絡します。
相手は警察に連絡したようです。とりあえず警察が来るまで待つしかありません。
待っている間手持無沙汰でしたのでその時間を利用して私が入っている自動車保険の保険会社にも連絡を入れました。
当方の保険会社は出てこれず…その理由は?
スマホから自賠責保険に加入している損害保険会社に電話しました。
音声案内の後3コールほどで応答してもらえました。この辺りは永遠に待たされるのか?というくらい回線が混雑している携帯キャリアなどのサポート電話とは異なります。
早速事故にあったことを伝え必要事項を伝えていきます。
追突の被害にあったことを伝えると保険会社からはこう通達されました。
「追突事故なので過失割合は追突した側の100%になります。
すべて相手側の責任になりますので車の被害、身体の被害両方とも全て相手が賠償してくれます。」
「ただ、この場合は被害側の保険会社はなにも対応できないのでtobiuoさんのほうで対応していただくことになります。」
うーむ。やはりそうか。事故の過失割合がゼロの場合は自動車保険を使わないので保険会社も出る幕がないということなのか。
ということで、先方の保険会社とのやり取りを自力で行うことになりました。
警察のほうは追突事故で大きなケガもしていないということもあり簡単に事情聴取をして終わりでした。
最後に「では次からお気を付けくださいね。。。といっても追突なので気を付けようないですね。」
慰めなのか何なのか分からないセリフを残して帰っていきました。
相手方保険会社とはもっぱらSMSと郵便で
そのまま事故の相手と別れ、会社に遅刻ではあるものの出社しました。
会社で仕事をしていると早速保険会社から電話がかかってきました。
追突被害ですので、過失割合は100%相手方にあります。
ですので今後の保証についての説明を受けるのみの内容です。
保険会社からの要望は2点です。
・車の修理に出す整備会社を教えてほしい
・病院に行く場合、病院名を教えてほしい
事故にかかる費用は一切負担せずに済むよう保険会社から連絡しておくために聞いて暮れているそうです。
調べて後で連絡すると回答。
これ以降は電話ではなく基本的にSMSを使用します。
修理は車を購入したディーラー、病院は骨粗しょう症の治療で通院中の整形外科を連絡しました。
すぐ連絡してくれたようで、病院でもディーラーでも治療費(軽いむち打ち)、修理代ともに費用を立て替える必要は一切ありませんでした。
楽なものです。
この後も全て順調に進みます。
そのほか会社を休んだ場合の休業保証や、病院に通う場合は治療費だけではなく交通費も負担してもらえます。
これらのやり取りはほぼSMSのみ(希望すれば電話もOK)
手続きに必要な書類は先方から送られてきます。
休業補償は私の収入から計算されますので勤めている会社に証明書を作成してもらうのが少し面倒ではありましたが、まあ滞りなく終了しました。
この休業補償、通院などで会社を休んだ日数分保障してもらえるのですが、これは有給休暇を使っていても保障してもらえます。
有給に余裕があるのであれば実際に給与は得らずに保障も貰えるというちょっとお得感が味わえます。
そして、治療や修理が終了したところで先方から慰謝料を含めた保障金額の連絡と、問題なければ示談書にサインし返送するよう依頼が来ます。
異論がなければサインし返送すれば全て終了。
むち打ちも軽症でしたので事故から1か月ほどで全て終了しました。
今回保障された費用一覧
というわけで無事事故の処理が終了しました。
100%責任は相手方ということで私の費用負担は一切ありませんでした。
ちなみに保障された内容は次の通りです。
治療費:50,000円。
交通費:900円
休業補償:23,000円
慰謝料:43,000円
代車費用:正確にはわからないのですがマンスリーリースで8万円くらいの様子。
修理代:390,000円(バンパー、リアゲートパネル交換など)
総計586,900円でした。
これらの金額、今回の事故では私が支払った金額はゼロ。全くありませんでした。
という訳で今回の事故による金銭的な負担は全くなく、手元には休業補償と慰謝料の計66,000円が残りました。。
それと事故歴が記録された我が愛車と若干の首の痛み。
追突の場合は100%被害になるので事故の中ではお得感もありますが、割が良いかといえば。。。ないですね。
皆様もお気を付けください。
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