我が家には現在大学生の子供が二人います。
ひとり(長女)は自宅通学、そして双子の相方(長男)は大学に通うためアパートでひとり暮らしをしています。
そしてアパート住まいでも不便がない様にと光回線インターネットを契約しました。
しかし、本当にこれだけ贅沢な回線が必要なのか?
もう少し何とかならないかと代替策を考えました。
きっかけは光回線契約の契約満了ハガキ
2021年に入って間もないある日、私宛に1通のハガキが届きました。
ソフトバンクから届いたそのお知らせにはインターネット契約についての案内が書かれています。
・この3月で2年契約が満了すること
・手続きしなければそのまま自動継続(2年)になること
・通常解約には9,500円の解約料がかかるが契約満了月だと費用が掛からないこと
そして手数料無料で解約する場合は2月中旬までに手続きが必要という案内です。
契約は「ソフトバンク光」
ひとり暮らしをしている長男のアパートで契約しているものです。
ちなみに月額約4,000円。まあまあ高額です。
折角の光契約ですがあまりこの恩恵を受けることができていません。
特にここ1年は新型コロナの影響で半年くらい実家に帰っていましたので。しかし契約は中断できませんから費用はかかります。
結局使っていないのに支払った費用は半年で24,000円!です。
そもそも長男ひとりしか使わないのにこれほどの回線は必要なのか?と疑問を持っていました。
この契約満了は乗り換える良い機会です。良い代替案があれば。
ん?そういえば。。。楽天モバイルが使えるんじゃないか?
ひらめいた私は早速動き出すことにしました。
モバイル回線を固定に使ってもいいじゃないか作戦
私は今契約しているスマホの回線は楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」です。
これはデータ通信容量無制限+通話無料(専用アプリ利用)で月額2,980円という価格を引っ提げて参入した楽天肝いり、第4のキャリアです。
しかも先着300万回線までは1年無料という太っ腹。
現時点では独自回線のサービスエリアが狭いなどの問題はあるのですが、それほど携帯に依存していない私はこの秋に契約しました。
残念ながら田舎なので今のところauのパートナー回線ですしデータ利用量も上限5GBまでという制限が付いています。
ただ、無料なら良いかな、と。
今のところ使い勝手に問題なく特に悪い印象もありません。
そして今回この「Rakuten UN-LIMIT」が使えるのではないかと思い当たりました。
長男の住んでいるところは大都市真っただ中です。
ですので既に楽天の独自回線が繋がるエリア。
実際に私の持っているスマホも長男のアパートでは楽天回線に切り替わっています。
とすれば、長男のアパートであればデータ利用量無制限で使えるわけです。
しかし、回線が不安定では使えません。
そこで私が長男のアパートに乗り込んで確認することにしました。
アパートで私のスマホを確認すると「楽天エリア」と表示されています。
まずは第一段階クリア。
次に回線スピードの確認です。
もともとの光回線(ソフトバンク光)の回線スピードを測定すると30Mbps。
さすがです。
私のスマホで確認した楽天回線では10Mbps~20Mbps。
光回線と比べると少し遅いのは仕方ないにしても安定性に若干の不安が残ります。
では実際の使い勝手はどうでしょうか。
私のスマホからデザリングして長男のPCに繋ぎ、長男曰く一番重い「大学のポータルサイト」にアクセスしてみました。
長男「いつもと変わらん遅さ(早さではない)」
思わぬところで通信環境ではなく大学のサーバーがイマイチなことが露呈してしまいました。
そんなこともありましたが色々繋いでみた結果、長男の使い方では10Mbpsほどのスピードがあれば大丈夫な様子。
ひとり暮らしなので一度に複数のデバイスを繋ぐこともないでしょうし。
これで行けそうです。
長男もひとり暮らしの引け目かモバイル回線への変更を了承してくれました。
長男名義で契約しないと無料にならず
では早速契約、と行きたいところですが注意しないといけない点がありました。
回線費用は私が負担するので私名義で契約しようと思っていましたが、これでは1年間無料とはなりません。
1年間無料の特典は1名義で1回線のみ対象です。
私は既に契約していますので新たに契約しても1年間無料の対象外。
対象外でも月額2,980円ですので安価ではあるのですがどうせなら1年無料で使いたい。多少はリスクもありますので。
で、長男は現在「LINEモバイル」を契約しています。ちなみに名義は私。
ですので長男名義で契約すれば問題解決です。
支払いは長男名義ですが私の口座から引き落としができる楽天家族カードを使えば大丈夫です。とはいっても1年無料なので引き落としはないですが。
契約に進みます。折しも「楽天wifiポケット」というモバイルルーターが無料になるキャンペーンをやっています。
さらにSIMの発行手数料も無料になっていました。
ですので初期費用完全無料で自宅にインターネット環境が構築できてしまいました。
もちろんwifiポケットを持ち出せば外出先でもインターネット接続が可能です。(場所によってはau回線の制限はかかりますが)
そして紹介キャンペーンも使いますので私と長男にポイント還元もありました。
実際の契約はいたって簡単です。
案内に従って必要事項を入力するだけ。
最後に免許証などの本人確認書類をアップロードすれば手続き完了。かかった時間は5分ほどでしょうか。
そして申し込んで1週間ほどでSIMとwifiポケットが届きました。
(ポケットwifi1円キャンペーンが人気で在庫切れだったため。普段ならもっと早く届きます。)
今回は新規契約なので回線開通の手間もなくSIMを差し込めば直ぐ使える状態になりました。
ちなみに「Rakuten UN-LIMIT」は音声プランしかありませんのでこのSIMをスマホにさせば普通にスマホとしても使えます。
大手の値下げ攻勢のなかでもこの使い方ならありかも
こうして無事楽天モバイルを使って長男宅のインターネット回線構築作戦は実行に移されました。
元々契約している光回線の無料解約期間はまだ1か月ほどありますので暫くは併用して様子を見るつもりです。(なにしろ楽天は無料ですから)
こうして私的には「楽天モバイル超お得!」と大満足です。
しかし現実的には楽天、結構厳しくなっている様子です。
そう、相次ぐ大手の価格攻勢です。
2020年の年末から21年の年始にかけて大手3キャリアから新たなプランが登場しています。
どこもほぼ同じで月20GBまで2,980円というものです。
楽天モバイルの月額と同じプランの登場に早くも「楽天詰んだ。」との声も聞かれます。
確かに回線の安定度やサービスエリアを見れば楽天の劣勢は明らかです。
しかし、今回のような自宅の固定回線替わりという使い方であればまだ優位性を保つことはできています。
私も一瞬auの「povo」(無料通話ナシならなら2,480円)に惹かれました。
しかし、楽天は1年間無料ということと、なんと言っても容量無制限(楽天エリアのみ)という優位性があります。固定回線として使うのであれば住んでいる所の回線が安定していれば良いだけですし、20GBの上限契約では固定としては少し心配です。
楽天モバイルの価格面での反攻も期待したいところですが、このままでも充分存在意義はあると思います。ニッチですけど。
そうして迎えた1月29日、さらなる衝撃が襲いかかってきました。
大手3キャリアの値下げ攻勢に対抗して楽天モバイルから価格改定の発表がありました。
なんと使用した容量によって価格が変動するというプランへの改定です。
容量無制限で2,980円は変わりませんが、20GBまでなら1,980円、3GBまでなら980円とこれだけでも魅力的なのです。
さらに1GB以下なら無料。。。驚きで言葉もありません。
このプラン、よくある容量ごとに選んで契約するわけではありません。
各月ごとに使用したデータ量に応じて請求されるのであまり使わない月は安く(無料もあり)どんだけ使っても2,980円マックスということになります。
これなら昨年のように長男が実家に戻っていたりして使わない月があれば費用は発生しません。
まさに乗り換えを決意した光回線のデメリットが一気に解消されることになります。
こんなプランができるとは。。。驚愕の発表でした。
そんなこんなでまとめ
今回のこの乗り換えでの節約は、
光回線(4,000円)1年分が無料になるので48,000円
それと1年目以降も月額1,000円安くなるので年間12,000円。状況によってはさらなる削減も可能。
これは長男が大学卒業まで続きます。(大学院まで行くと言っているのであと4年。。。(´;ω;`)。。。長いな。
いずれにしても我が家の家計には強い味方となってくれるはず。
ほんとありがたい話です。
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