
年が明けてしばらくすると確定申告の季節がやってきます。
例年通り今年も来ました。ただし新型コロナの影響で4月15日まで申告期限が伸びたようです。
私も少しでも納めた税金を取り戻そうと毎年確定申告を行っています。
今回は令和2年分の申告。思えば7年連続になります。
そしてe-taxでの申告は3回目です。
サラリーマンが確定申告をする目的
我々サラリーマンは結構な税金を納めている割には支払った税金には無頓着なところがあります。
通常は源泉徴収で給与から天引きされますし、確定申告しなくとも年末調整という手続きである程度還付を受けることも出来るからかもしれません。
私も以前はそうでした。
年末調整などは還付された金額が結構あったので「得した」と結構喜んでいたものです。それ以上に還付されるチャンスがあるのも知らずに。
そんなのんきなサラリーマンだった私ですが、突然転機が訪れます。
リストラによる希望退職
いきなり無職となった私。
サラリーマンではなくなったので年末調整は対象外。
否応もなく確定申告をしなくてはならなくなりました。
しかし一度確定申告を行うと色々な知恵がついてきます。
年末調整だけでは還付されない税金が割とあることを知ることになります。
医療費が10万円以上かかると超えた金額分所得控除される。
「ふるさと納税」は面倒に思っていたが確定申告するならやらないと損。
(ワンストップ特例を使うという方法もありますが。)
アドセンス収入など雑収入はスマホ代などを必要経費にすればお得。
さらに退職を機に資産運用も始めたのでそこでも総合課税で申告すれば源泉徴収された税金が帰ってきます。
これは面倒などと言ってられません。
やればやるほどお得。合法的に。
そして少しの手間で結構な実入り(還付金)を手にすることができる。
こうして確定申告は私の年間定例行事となりました。
今年はマイナンバーカードを使ってe-tax
確定申告と言えば申告する人たちでごった返す税務署に乗り込んで行う、というイメージがあります。
しかし、実際には思った以上に簡単です。
最近は便利なもので自宅からPCやスマホを使って申告できる「e-tax」というシステムが出来ています。
これを使えばわざわざ税務署に行かなくても申告書類の作成から提出まで全て自宅にいながら行うことができます。
この「e-tax」が出来た当初はマイナンバーカードが必要だったりして結構面倒だったのですが2年ほど前からはマイナンバーカードが無くても申告出来る「ID・パスワード方式」が導入され利便性が上がりました。
私も昨年まではマイナンバーカードがなかったので「ID・パスワード方式」で申請していました。
そして今年はついにマイナンバーカードを作りました。
作った理由はマイナポイント。
マイナンバーカードを作ることでポイント還元がありますのでそれ目当てで作成しました。
そんな理由で手にしたマイナンバーカード。
せっかく保有したからにはこれを使って申告してみたい。
(カードリーダーも買ったし使わないと損ですし。)
と、そんな訳で今年は少し初体験も入ったe-taxとなりました。
私が還付を受けるネタ
マイナンバーカードを使おうが、「ID・パスワード方式」を利用しようがPCで確定申告を行うやり方はさほど変わりません。
作成システムへのログインに使う認証にどちらを使うかだけです。
国税庁のwebにある確定申告コーナーへ行きマイナンバーカードとカードリーダーを使い認証します。
後は例年と変わらず必要な個所を埋めていくだけです。
まずは会社関係の収入と控除を入力。これは年末調整の源泉徴収票を見ながら入力すれば良いので簡単です。
次にその他の収入関係や税金を還付してもらうための情報を入力していきます。
・株式の配当など
私の収入だと源泉徴収された税額の一部が戻ってきますので「総合課税」での申告を選びます。
配当金リストは国税庁が用意しているExcelフォームを使ってデータをアップロード出来ます。
リストは楽天証券からcsvでダウンロードできます。後はコピー&ペーストするだけですので簡単でした。
・医療費控除
年間で家族分の医療費が10万円を超えた場合超えた金額が控除されます。
これも専用のExcelフォームがあります。
一度に入力するのは大変なので病院やドラッグストアの領収書を貰う都度入力しておきました。ですので申告書作成時には手間はかかりませんでした。
・ふるさと納税
昨年は2か所に計2万円寄付しましたので2,000円を超える金額は控除されます。
これも案内に従って入力します。
・雑収入で必要経費を使う
私の場合はクラウドファンディングで少し分配金を頂いており、これが雑所得になります。
その他Googleアドセンスでも昨年は1度だけですが入金がありましたのでこれも雑収入で計上します。
雑収入では経費が認められていますので昨年購入したスマホ代をクラウドファンディングの手続きなど業務に使用したとして業務割合で半額を必要経費にしました。
雑収入の分配金も先に20%源泉徴収されていますので必要経費分税金が帰ってくるはずです。
申告はワンクリックで終了
ここまで出来たらあとは家族の情報など入力し内容を確認すれば準備は完了です。
案内に従って必要事項を入力すると還付予定額が自動で計算されます。
その金額を見てみると驚きの10万円越え!
既に年末調整でもまあまあ還付されているのですがさらに大きな金額が還付されると試算されています。
「ほんまかいな。」
若干疑いながらも送信作業に入ります。
送信前にマイナンバーカードを読み込ませ、パスワードを入力。
認証が終われば送信をクリックします。
これで申告は無事終了しました。
ペーパーレスで終えることもできるのですが、住民税の申告をしようと思っているのでプリントアウトしておきました。
後は申告通り還付されるのかどうか?
そうして待つこと2週間弱。
無事に税務署から還付されるという知らせが届きました。
還付金の額も私が申請した通りの10万円と少し。
せっかくの還付金です。大切に使いたいと思います。
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