親の加入している保険を徹底調査する

スポンサーリンク

 

私が勤めている会社が福利厚生の一環として従業員を対象に保険の契約をすることになりました。

その保険を扱うのが「かんぽ生命」だったのですが、申込の段階で問題が発生しました。
私はその保険に加入できないとのお達しです。

 

理由を聞いてみると私個人が加入している「かんぽ生命」の上限金額を超えてしまうということが原因でした。
私はかんぽ生命の保険には子供たちの学資保険しか入っていないつもりでしたので意外な回答です。ですが、すぐに「あー、そういえば親が加入していたな。」と思い当たりました。

 

かんぽ生命の場合、保険金額に加入限度が設定されていて、その金額を超えてしまうと新たな保険に加入することは出来ません。
以前、私の母親から私の保険に入ったということは聞いていて、実際に郵便局から私の自宅まで本人確認のために来られていたのを覚えています。

 

ただ、自分が契約したわけでは無いので実感がないという状態でした。
ちなみにかんぽ生命の加入限度額は次の通りになっています。

 

かんぽ生命のホームページから引用
基本契約の保険金額の加入限度額
ア)被保険者が満15歳以下のとき 700万円
イ)被保険者が満16歳以上のとき 1,000万円(特定養老保険の保険金額は500万円、被保険者が満55歳以上の場合の特別養老保険の保険金額は、ご加入されている普通定期保険と合わせて800万円)
ただし、被保険者が満20歳以上満55歳以下の場合は、一定の条件(ご加入後4年以上経過したご契約がある場合など)の下に、累計で2,000万円までご加入になれます。

 

今回この限度をこえてしまったようで、折角の会社負担での保険加入なのに残念ながら私は加入出来ませんでした。
まあ、それはそれで良いのですが今回のように自分の両親がどんな保険に入っているのか判かっていないということは少し問題だなあとこれをきっかけに考え始めました。

 

折しも(おそらく保険加入では主導権を握っている)私の母親は長期入院中です。
先日も、投資商品でやたら手数料の高い投資信託を結構な額保有していることが判明し慌てて解約したところです。

「老親と銀行と投資商品」のセットは恐ろしい。

今回の保険について本人に聞いても記憶があいまいなところがありますので、これは子供である私が確認しないといけないでしょう。
遅ればせながら保険の棚卸をすることにしました。

 

こうして始めた棚卸、どんな保険には加入しているのか?ということの確認していくのですが、やり方としては次のステップで行いました。

 

①家探し(やさがし)
②銀行問い合わせ
③引き落とし記録や怪しい封筒を元に問い合わせ

 

まずは①家探しです。
実家で書類関係が保管されていそうなところを徹底的に探していきます。
するとかんぽ生命以外にも何社かの保険証券が見つかりました。

 

しかし、もし既に保険証券を無くしてしまっている場合はこれだけでは判りません。
そこで、どうするかを考えた末に次のステップ②に進みます。

 

ステップ②としては、付き合いのある銀行への問い合わせを行うという作戦です。
投資信託の時もそうだったのですが、私の母が金融商品を購入するときは大抵昔から付き合いのあるK銀行を介して購入することが多いようです。(かんぽ生命は違いますが)

 

そこで、K銀行に直接問い合わせました。
すると、補償内容までは教えてもらえませんでしたがどの保険会社に何件加入しているのかは教えてもらえました。

 

確認すると家探しで見つかった保険証券以外にも加入している保険が何件かありそうです。
ただ、残念ながら銀行はあくまでも代理店なので、これ以上の情報は教えてもらえませんでしたがここまで情報が得られればOK。あとの確認は簡単です。

 

問題は、その他に契約している保険は無いのか?です。
K銀行からも「あくまで私どもを窓口に契約されている保険ですよ」念押しされました。

 

そこで、次のステップ③に移ります。

 

保険に加入するという事は保険料を支払いますので、その記録が残っているはずです。
銀行の通帳を確認してそれらしい出金記録を探してみます。
するとそれらしい記録が残っていました。

 

その出金記録のあった保険会社ですが、家中探したものの保険証券は見つかりません。
しかし、その保険会社の名前が印刷された封筒などが見つかりましたので、この会社が扱う何らかの保険に入っていることは間違いなさそうです。

 

これでほぼ、保険会社のアタリは付きました。次にどのような保険に加入しているのかの確認です。

 

ここからは保険会社に直接電話しての確認になります。

 

a)保険証券のある会社は証券番号を伝えて、その保険は継続されているのかの確認と他に入っている保険が無いか調べてもらう。

 

b)銀行から聞いた保険会社については、代理店で加入実績があるということを伝えて調べてもらう。

 

c)出金記録から見つけた保険会社についても加入者である親の氏名と住所、電話番号を伝えて調査してもらう。

 

電話で確認した保険会社は全部で4社。(かんぽは除く)
結果、全ての保険会社で契約している保険があることが判りました。

 

a),b),c)の保険会社全てで保険契約があったのですが、思った通り保険証券がない状態のものも3件ほどありましたので、問い合わせて良かったです。
これで、かんぽ生命含めて保険の棚卸はほぼ出来たと思います。(しかし、どれだけ保険をかけているんだか。。。)

 

こうして、私の実家の保険加入状況大棚卸は大いに成果を出すことが出来ました。
投資信託の時も思ったのですが、今回も金融機関を儲けさせるための保険もぶっちゃけ結構ありました。

 

これは親が悪いのではなく、お金のことを話題にすることを避けてきた私にも責任がある様に思います。(それ以上に金融機関は悪いと思いますが。)

 

言いづらい話題だからと先延ばしにしていると最終的に手間はかかるわ、契約している内容をみて愕然としないといけないわで、なにも良いことはありません。

 

やはり、世間話のようにお金の話が出来るような関係を作っておく必要があったなあと少し後悔しています。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました