アラフィフ転職物語9(試しに応募)

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悩む求職者イメージ

50才手前・アラフィフでの転職活動は非常に競争が激しいです。
ただでさえ少ないパイの取り合いなのにそこにいかにも美味しそうなパイが出てきたときには熾烈な取り合いになってしまいます。

そんな美味しそうなパイ(求人)が再就職を焦ってきた私の目の前に置かれました。
これは!と飛びつき、早速食べようと思いましたがそんなに人生は甘くありません。
結局私と同じ立場の人たちにより取り合いが勃発し、挙句の果てに書類選考で落とされてしまいました。

こうしてこの私の転職活動史上最も好条件の案件は期待感MAXまでもっていきながらの挫折となりました。
しかも、時間の浪費付きという虚しさです。

詳しい内容は ⇒ 転職物語(8・・・思わぬ競争)

アラフィフ転職物語8(思わぬ競争)
中高年の転職活動は思った以上に過酷です。 今回は希望退職後転職活動を行うにあたって、同じつらい立場の人達で戦わないといけなくなるという現実を知った話です。 そろそろ子供に内緒の限界点 転職活動を始めてからようやく得た2度目のチャンスの採用試験も撃沈しその後、書類審査落ちばかりという面接にすらたどり着けない無限ループの日々を過ごしていました。 前の記事 ⇒ 転職物語(7・・・迷路にはまる) 早期退職...

早期退職についてはコチラ → 早期退職の道のり(1)

早期退職の道のり(1)・・・会社がリストラを発表
自分が勤めていた会社からリストラによって早期退職や希望退職などの応じることで急に自分の人生に転機が訪れてしまった場合、初めての経験ということもあり情報収集される方も多いと思います。 最近はインターネットを使えば比較的簡単に情報収集できますので色々な情報に触れることが可能です。 そんな、「希望退職」、「早期退職」等のワードで検索された方の中には 『自ら希望しての退職というのは名ばかりで、半ば強制的に...
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次の求人が飛び込んできた

しかし、ここで凹んでいたところで、救世主がやってきて再就職できるわけでもありません。
気持ちを切り替えて前を向くように頑張ろうと自分を鼓舞します。
ただ、今回の混乱では転職支援会社側もかなり責任を感じた様子です。

「近隣の企業にローラー作戦をかけてtobiuoさんを売り込みます!」

という、意気込みで臨んでくれるとのことでした。あくまで意気込みですが。

そんな勢いのある発言の後で、「それとは別に、こういう案件があるんですがどうですか? 」と少し勢いのない声で一枚の求人案内を差し出してきました。

それは転職支援会社で私を担当している方が近隣の工業団地を回っているとタイミングよく得られた求人の案件だそうです。

その求人票を見てみると、近隣にあるもののその会社名は知りませんでした。
社員は50名程度ですので、いわゆる中小企業です。

求人の詳細を確認するとその会社では管理職を募集しているようです。
待遇面については、やはり元の会社と比べてずいぶんと低いレベルになっています。
ですが、「即却下!」というほどでもない微妙な値付けです。
休日日数も元の会社よりは少ないですが、中小企業としては比較的多い方ではないかという印象でした。

ここも、前回応募が多かった会社のように求人情報データベースには載せているそうですが希望者は今のところいないそうです。

応募合戦にならないこの求人の理由とは

同じようにデータベースに載せても応募数に差が出るというその理由は二つありました。

①中小企業だから

やはり、早期退職された方は企業のブランドや規模を気にされる方が多いようです。
それに抽象記号の経営状況は判りにくいです。
それこそ転職即倒産ってことになるとシャレになりませんから当然かもしれません。

②交通の便に難あり

その会社は最寄りの駅から車で15分くらいかかります。
しかも、電車が1時間に1本程度しかありません。
終電も早いので事実上、車通勤しか選択肢はないという立地条件です。
求人情報にも必要な資格に自動車免許と記載されています。これは業務で必要なのではなく通勤するために必要なのであえて条件に記載しているそうです。

大きなマイナス面はこの二つだと思います。
もちろん給与が高ければこれらのマイナス面などものともせずに応募してくるのでしょうが、今回の案件ではそれを補うほどの給与ではないということでしょう。
そういう訳で不人気な求人案件になっていました。

自分にとってこの条件はアリ?ナシ?

このような理由で応募がないこの求人ですが、この問題点は私にとってほかの人たちと同じようにマイナスなのでしょうか?
そこを自分に当てはめて考えてみました。

①中小企業という会社の規模

会社の規模はあまり気にしていませんでした。
基本的には自分のスキルが生かせるのであれば、大きな会社へのこだわりはありません。

②立地条件

実は私の自宅からという条件で考えると車で30分はかからない距離でした。
しかも通勤時間帯に渋滞になるようなルートではありません。
そういった面では、元々私が希望した通勤範囲の条件にあっています。

③条件を整理すると

この二つのマイナス面は私にとっては問題ないことが判りました。むしろ立地面はプラスです。
ただ、中小企業ということで気になるのは経営面で安定しているのか?というところです。
その点は確認したくても株式上場していない会社ですので調べようがありません。

転職支援会社の担当者も経営状況は判らないので、「一度面接に行って自分で雰囲気を見てみたらどうでしょうか。」とのアドバイスしかいただけませんでした。

応募を決断

正直なところはもっと情報が欲しいのですが、いくら時間をかけてもこの会社の情報はあまり出てきません。
転職の口コミサイトに掲載されていないかな?と検索してみましたが、そこにも情報はありませんでした。

そういうことで検討する情報は求人票に記載されている情報しかない状況です。
少ない情報ですが、大きなマイナス面は私にとっては見当たりません。
そして重要な点ですが採用するかしないかは相手次第、そもそも応募しても面接までたどり着ける保証もありません。
それらを考えると試しに応募しも良いのではないかと考えました。

運よく採用が決まったとしても面接の雰囲気でマズイ面が見つかれば辞退することも可能です。今の私の境遇からは贅沢な選択になりますが。
これまでの転職活動で「採用前提」から「不採用前提」で物事を考えるようになり始めたこともあり、最終的に応募することに決めました。
「どうせ落ちるんなら、悩むだけ無駄やん。」というノリです。

そこで、その場で急きょ履歴書等を準備し転職支援会社の方から応募してもらいました。
その後の展開は速いです。基本的に書類選考が通った場合はすぐに連絡が入ります。
今回も応募したその日のうちに、その会社から面接していただけるとの連絡がありました。
面接は翌日、急展開です。いつものことですが。

そしてほとんど心の準備も出来ない内に、採用面接に臨むことになりました。

続く。。。
転職物語(10・・・想定外の面接)

アラフィフ転職物語10(想定外の面接)
50才手前での転職活動。いよいよ最終局面を迎えました。 ここまでの経験から転職活動はマニュアル通りに進まないのは判っていましたが今回が最も常識から外れた経験です。 心の準備無く臨むことになった採用面接 相変わらず低空飛行を続けている私の転職活動。 大いに期待した良案件から実質的に蹴られた当日、新たに転職支援会社から提示された求人に応募してみることにしました。 前の記事 ⇒ 転職物語(9・・・試しに...

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