リストラによって希望退職を募集している我が勤務先。
会社側との1回目の個人面談を終え、私は少し混乱していたのは事実です。
何しろ会社の将来を担う若手に退職勧奨をしているような状況です。(しかも今回のリストラでは退職勧奨はしないという約束は完全に反故にされています)
そんな理不尽な状況に憤っていた私ですが、自分の将来もかかっていますので感情的になっていても仕方ありません。
そんな状況でしたが、2回目の面談までの1週間の間に家族との相談などを通じて少し冷静になることができました。
そして、最悪の場合には退職ということも視野に入れながら2回目の面談に臨もうとしています。
前の記事はコチラ ⇒ 早期退職の道のり(4・・・家族会議)
私の転職記録についてはコチラ ⇒ 転職物語(1・・・情報源は最大限に。)
2回目の面談の心構え
さて、あっという間に最初の面談から1週間という期間が過ぎ2回目の面談日がやってきました。
自分の中では「退職」という選択肢が徐々に大きくなってきているのですが、一方で残れるに越したことはないという考えも残っています。
やはりこんな重たい結論を出すには情報不足です。
そういう訳で面談では会社側の考えをもう少し聞いてみたいとは思っています。
この一週間でリストラの候補(例外はなし)となっている全社員の面談は一通り終わったようです。
その面談を経て社内の様子がどのように変わるのか気にかかっていましたので、様子を見ていました。
すると既に事実上の「退職勧奨」の通告を受けた社員の中には早々に会社に残ることを諦め、2回目の面談で早期退職に応募すると回答をした人も結構いるようです。
その様子を眺めていると、この理不尽な状況について何も言わなくていいのか?という気持ちになってきました。
せめて一矢報いてやりたい。
何の役にも立たないことは判っています。何しろ一番の味方のはずの労働組合が何も言わないのですから。
そんな怒りと残念さが、混ざった状況で2回目の面談に臨みました。
上司を少し問い詰める
上司 「前回から1週間たちました。その後気持ちは固まりましたか?」
私 「あの後、色々と社内の状況が耳に入ってきました。ウチの部署では結構な人数が退職対象になっているようですね?」
上司 「・・・」
私 「私が知った限りでは、人員が元の半分以下と大幅に削減されるようですね。ウチの部署ってそんなに人員が余剰していたと考えておられたのでしょうか?」
上司 「いや、私はそう思っていません。しかし会社の判断です。」
と暗に会社が退職勧奨をしていることを認める上司。正直と言えば正直ですが。
私 「人員がこれだけ減るという事は単純に残った社員の業務量が倍以上になるという事になりませんか。
現在の業務から考えてそれで問題ないとお考えでしょうか?そのことについての具体的な対応策は考えておられるのでしょうか?」
上司 「それは…残った社員で分担・協力しながら、こなして行くしかないと思っています。」
私 「ということは、具体策は何も考えていないと。これは出るも地獄、残るも地獄で難しい問題ですね。
この情報では直ぐに決断はできません。
結論を出すまでもう少し時間を頂いていいでしょうか。
ただ、今のお話を聞く限りでは人減らしありきで先の見通しが立っていないように思います。この状況なら希望退職に応募することを前向きに考えざるを得ない様に思いますが。」
上司 「会社としてはあなたに残っていただきたいというのは前回も申しあげた通りです。確かに考える時間は必要と思いますので、また1週間後に面談したいと思います。よろしいですか?」
私 「判りました。こうして面談を引き延ばしても仕方ないので、次回には結論を出したいと思います。」
面談を終えての気持ち
こうして、あまり得るもののない2回目の面談が終わりました。
今思えば私としてはこの時点でほぼ、早期退職に応募することは決めていたように思います。
それにしても、今あらためて思い出しながら、文章にしているのですが、「リストラを行う会社vsリストラ対象の社員」の1対1の攻防としては結構強気な方だったなと思います。
それだけ今回のリストラに対しての会社側の対応に落胆していたのだと思います。
本当にこれで会社は良しとしているのか?大いに疑問を抱かせる対応でした。
そして、3回目の面談にむけ、私の身の振り方を決断することになります。
早期退職の道のり(6・・・決断)
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