年齢を重ねると身体にガタが来るのはもう避けることはできません。
私も例にもれず50歳前後から随分ガタが来て病院のお世話になる機会が増えてきました。
そんな中、年始に私の身に降りかかってきた災難、大腿骨骨折。
これは病気ではなかったのですが、その原因はやはり加齢も関係していました。
年始から大けがで入院
今年の初め、1月の大雪でまさかの大腿骨骨折をやらかしてしまいました。
救急車で病院へ運ばれてそのまま、入院。
入院翌日には手術を行うという怒涛の治療を受け、約1か月後には無事職場復帰出来ました。
大腿骨骨折にしては割と早く回復できたと思います。
これも若さ故の回復力やなあ。。。
。。。と思っていたのですが、そう若くもなかったようです。
入院中の検査で異常がみつかる
入院中暇でしたので自分に見舞われた怪我、大腿骨骨折についてネットで結構調べていました。
退院できるまでの期間は?
リハビリはどんなことをするのか?
治療費は?
などなど。
これらを調べようとキーワード検索すると、当然ですがどのような人が骨折しやすいかがかかれていたりします。
「お年寄り。それも女性に多い。」
理由は骨粗しょう症の場合少しの衝撃でも折れてしまうからだそうです。
高いところから転落するとか交通事故とか相当な衝撃があった場合は若い人でも骨折することはあるそうです。
で、私の場合。
骨折の原因は転倒。
かなり勢いよく転んだとは言え高所でもなく、転んだ後に車に踏まれたわけでもありません。
「もしかして骨粗しょう症なのか?」
気になって病院の先生に相談してみました。
私:「先生、普通に転んだだけで骨折したってことは、骨が脆かったりするんでしょうか。。。骨粗しょう症とか。。。」
先生:「お酒とか毎日飲みますか?。。。ふーん、週末程度ですか。それだったらまだ若いし、骨粗しょう症ではないと思いますよ。」
病院の世界では50代後半でも若いと言ってもらえます。
そしてこの若さでしかも男性ですので骨粗しょう症の可能性は低いということです。
先生:「まあ、入院中時間もあるので念のため検査しましょうか。」
という事で念のため骨密度を測定する検査を受けることにしました。
費用も1,500円程度とお安いので、割とお気軽にお願いしました。
検査は実に簡単です。
ほぼレントゲンの撮影と同じ感覚。10分ほどで終わりました。
そしてその日の夕方。
病室で暇を持て余している私の元に検査結果のかかれた用紙が届きました。
検査結果・・・骨粗しょう症!
骨密度の値は0.514g/㎠でした。
判定の基準は若い人に比べ値が70%未満だとやばいそうです。
私の場合は65パーセント。
見事に基準値を下回っており、骨粗しょう症の確定となりました。
治療はとにかく運動、そして投薬
こうしてまさかの骨粗しょう症診断を受けた私。
診断してもらった病院は遠方ですので、普段通院している近くの総合病院に紹介状を書いてもらいました。
こうして大腿骨骨折の傷が癒え始めた頃、紹介状を持って骨粗しょう症の治療のために病院に向かいました。
これまで、その病院には定期的に通っているもののいつもは内科です。
今回は整形外科になります。
そしてその中でも骨粗しょう症外来というものがありそこを受診しました。
診察室に入ると開口一番「歩いてないでしょう?」と先生。
私はほぼ毎日エアロバイクで運動をしているので運動不足は感じていなかったのですが、自転車運動では骨は強くならないそうです。
とにかく
「歩くのが一番」、「意識して歩いてください」、「会社から帰ってきたら家に入る前に近所を歩く習慣をつけてください」
など、ひたすら歩くように指導されました。
確かに田舎在住のため、移動はほとんど車になりますので都会ぐらしより断然歩く機会は少なくなります。
ここは先生の言うことを聞くしかないでしょう。
そして治療の方はというと投薬になるそうです。
これがややこしい薬で制約が色々ありました。
・週一回の服用(忘れないよう曜日を決める)
・朝一番に服用し、その後30分は水以外は不可。他の薬もだめ。
・服用後30分は寝転がってはだめ。
こんなん平日の朝にやるのは無理、ということで毎週土曜日に朝食抜きで投薬治療を開始することにしました。
通院は3ヶ月間隔のようです。
診察時に骨密度を確認しながら長丁場の治療が始まりました。
疾病リストが増えました。
こうしてひょんなことから、新たな病気が発見されました。
よる年波には勝てないということでしょうか。
これまで私が患ってきた慢性的な病気のリストはこんな感じです。
- 橋本病:多分一生投薬
- むずむず脚症候群:投薬治療中(いつ治まるのか不明)
- 高血圧:投薬治療中(何故か薬では血圧下がらず)
さらに緑内障予備軍で定期的に眼科を受診中、さらに眼科で緑内障の受診の際に新たに前膜網膜になっていることも判明しました。
こちらも経過観察中ですが、いずれ手術が必要とのことです。
ここに新たに骨もろい(骨粗しょう症)が加わりました。これもいつ治るか不明の長期戦。
すっかり慢性疾患のデパートという様相です。
ただ、今のところ致命傷になる病気にかかっていないのが不幸中の幸い(なのかどうか)。
今のところ寿命への影響なし。
投薬しながら細く長く生きていきたいと思います。
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