今年のはじめの大雪のときによせばよいのに出かけて転倒。
その結果大腿骨骨折という大怪我に見舞われてしまいました。
手術・入院を経て自宅療養となり職場復帰まで1ヶ月ほどかかってしまいました。
その結果、治療費で相当な金額が出ていく一方で欠勤で給料は激減するという2重のダメージを喰らいました。
(体のダメージもあるので3重か…)
このダメージをどうやって凌いでいくか?
できる限りのことはしてみました。
出費のダメージ
今回の大怪我で1月から2月にかけて病院のお世話になってしまいました。
1月に手術と入院1週間
2月は引き続き入院治療9日間
リハビリを頑張りかなり早く退院したものの結構な出費となりました。
ただし、我々には強い味方があります。
「高額療養費制度」
1ヶ月の医療費がある一定の金額を超えた場合決められた自己負担額を超える金額が健康保険で補ってもらえるという制度です。
この自己負担額、私の場合は約16万9千円。
会社では役員をつとめているということもあってそこそこ収入を得ていますので自己負担額は少し多めではあります。
多めではありますが、今回はそれ以上にかかっていますので17万円弱で済むのはありがたいことです。。。
ですがこれには落とし穴が。
自己負担額は月単位です。
月内にすべて治療が終わっていれば自己負担は16万9千円です。
これが月をまたいでしまうと再度自己負担額は16万円に戻ります。
で、結果としては
1月は自己負担額を超えたので自己負担は限度額の16万9千円でした。
2月は約12万円の治療費だったのでそのまま12万円支払いました。
これで合計約29万円負担したことになります。
(食費や差額ベッド代は別にかかっています。)
同じ費用がかかったとしても月内に治療が終わっていれば16万円の負担で良かったところが月をまたいだために26万円の負担となってしまいました。これは悲しい。
「どうせなら月初めに怪我していれば。。。」
意味不明な後悔が頭をよぎります。
でも怪我は計画的にできるわけでもなし、運命を呪いながら支払いを済ませました。
収入のダメージ
私は会社勤めをしています。
一応肩書には取締役というお飾りがついています。
取締役なら長期間休んでも収入は変わらないのでは?と思われがちですが、そんな甘いものでもありません。
私の場合、取締役なので役員ではあります。
ではありますが正確には「使用人兼務役員」という立場。
これは会社の従業員だけれども、役員になっているという一見中途半端な立場です。
通常イメージされるような重役出勤とかもなくタイムカードで管理されていますし、休むときも有給休暇を使います。付与日数も普通の従業員と同じ。
ただし、役員の場合は業績不振などで株主から解雇されたら一気に無職になりますが、私は従業員なので簡単に解雇されることはありません。
安定と引き換えの不自由といったところでしょうか。
というわけで今回の怪我から職場復帰するまでの約一ヶ月間は普通に欠勤となってしまいました。
その間は無給ということになりますが、ここで取締役特権が発動。
従業員としての給与は支給されませんが取締役としての役員報酬は全く減額されません。
ですので収入ゼロは回避されました。
でも収入は3分の1と大幅減ですが。
ダメージを少なくする作戦あれこれ
こうして収入は減り、出費は高額とかなり厳しい令和5年のスタートとなったわけですが、このまま黙っているわけには行きません。
少しでもダメージを少なくするためできる限りのことはしてみました。
①傷病手当の請求
怪我や病気で長期休職となった場合健康保険から傷病手当が支給されます。
まずこれの申請を行いました。
4日以上の休職が対象ですので最初3日分は支給されないのですがそれ以降は給与日額の6割が支給されます。
当然これは申請しました。
②有給休暇の活用
休職期間をできるだけ短くしようと有給休暇を半分ほど消化しました。
付与日数全部消化するのは不安なので10日だけ消化。
これで10日分はフルで給与がもらえます。
③高額療養費追加請求
療養が月をまたいでしまったため、2月分の治療費用は自己負担額以下なので全額負担となってしまいました。これでも3割負担なので健康保険様々ですけど。。。
しかし、まだ作戦はありました。
世帯合算です。
長女の親知らずの生え方が悪く入院治療が必要と言うことでたまたま2月にその手術が予定されていました。
4月からは就職し独立する長女ですが2月現在は私の扶養家族。
健康保険も私と同じです。
ですので私の医療費と長女の医療費が合算できるのではないかと考えました。
調べると一人2万1000円以上の医療費なら合算できるらしい。
親知らずとはいえ手術・入院なので当然これを超えるはず。
結局6万円ほどかかりました。
私の2月分と合わせて18万円ほどの医療費がかかったことになります。
自己負担上限が16万9千円ですので世帯合算することで1万円ほど負担額が減ることになります。
それほど高額の返金にはなりませんが無視できない金額です。
世帯合算の場合は申請が事後でないとできないので少し手続きが面倒ですが書類を作成し健保組合に送付しました。
実際支給されるまで3ヶ月ほどかかるそうですが、あとは待つだけです。
これも今後はマイナンバーカードがあれば手続きが不要になるらしいので今後はトリッパグレはなくなるように思います。(保険証として使用すれば、ですが)
最後に教訓
こうしてダメージの最小化を頑張ってみました。
今年は長女の独立があったので家財だの引っ越しだのと、それでなくとも高額出費覚悟の春でしたので厳しいものがありました。
可能な限り努力はしたものの結局治療費は30万円ほどかかりましたし、収入もこれに近い額の減収となりました。
これだけあったら何ができただろう。。。
教訓、雪が降ったら出かけないこと。
これにつきます。
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