我が家には男の子と女の子、二人の子供がいます。
今その子どもたちは大学4年生です。
どちらかが留年したわけではありません。
双子なんで同い年です。
そして大学4年生ということは一大イベント、「就活」の年になります。
さて、我が家の子供たちはどう立ち向かうのでしょうか。
長女は就活、長男は進学
我が家に二人いる大学4年生の進路ですが二手に分かれました。
理系の大学生、長男は大学院に進学。
これは大学入学時から本人も言っていましたので既定路線です。
プラス2年分の学費が掛かりますが仕方なし、と覚悟を決めました。
対する長女は文系。
やはり文系は大学院への進学率は理系ほどではないようで本人も就職を選びました。
という訳で二人同時の就活という倍がけのビッグイベントとはならず私たち両親もほっと胸をなでおろすことになりました。
就活開始は3年生の冬から。少し出遅れた。
ところで大学生の就活の解禁は3年生の3月に企業の採用情報が解禁されます。
企業説明会などが開催されるのはこのころからです。
そして実際に選考が開始されるのは大学4年生の6月からとなっています。建前では。
しかし、実際には採用情報の解禁と言いつつ実際には選考を開始する企業も結構あるようで割と採用情報を似てみるとあからさまにルールを無視するかのようなスケジュールになっていたりします。
また、インターンシップという職場体験は3年生の夏休みを利用して行いますが、これも建前では選考対象にすることは出来ないとなっています。
でも実際には。。。
そんなこんなで、3月に情報解禁された段階で既に内定を貰っている学生もちらほらいるようです。
そんな状況で我が家の長女はどうしているのか?
まあまあの出遅れ。。。
というのは、元々福祉関係の学部に所属している長女。大学3年生の冬までは福祉系の職業に就くつもりだったようです。
ところが突如民間企業に就職すると方針転換しました。
理由は福祉では稼げないから。
今更それ言う?
でも言わんとしていることは分かります。
という訳で令和4年の年明けから民間企業志望の就活に切り替えることになりました。
急遽福祉業界から民間企業へ就職先を変更した長女。
民間企業志望としては大きく出遅れました。
インターンはおろかOB訪問も当然していません。
ましてや自分が志望する業界もよくわからない状況。まさにゼロからのスタートです。
なので3月の情報解禁が建前ではなく実際の情報収集をそこから始めるという出遅れとなってしまいました。
就活エージェントに頼る
大学生の就活なのでまず頼るところは大学に設けられている就職課だと思っていました。
少なくとも私が学生時代はそれ一択。40年近く前の話ですが。
ですが、時はコロナ渦。
リモート授業中心であまり大学に通っていません。
ですので大学に行ったついでに就職課に寄るという事があまりできません。
さらに、コロナの影響で就職課の面談自体が完全予約制になってしまいかなり敷居が高くなってしまっています。
ならば、私たち両親がアドバイス、と行きたいところ。
しかし、夫婦とも就活したのは随分前、ましてや私は理系なので全く経験が役に立ちません。
どうする?
やはり今どき、就活エージェントという存在の登場。
私も今の会社では採用に関わっていますので転職エージェントというものは良く知っています。
リクルート、パーソルなど多くの企業がそのサービスを展開しています。
そのサービスを就活に特化しているエージェントがあるとのこと。(by長女)
で、実際に登録し助けてもらう事にしたようです。
その就活エージェントからは専任の担当者(メンターというそうです)が付き様々なフォローをしてもらえます。
・個人の適性を見て応募企業の紹介 ・エントリーシートや面接指導などの実施 ・就職活動にあたっての悩みなど個別相談
かなりきめ細かくサポートしてくれるようです。
特に今はリモートでの面接対応が多いなどどうしても自宅にこもりがちになります。
そんな孤独になりがちな就活なので、色んな事を相談できるメンターさんの存在は大きかったと思います。
学歴フィルターにおびえる
3月の採用情報解禁から実質的な就活開始になります。
長女も少し出遅れたもののエージェントへの登録や就活フェアなどのイベントへの参加を開始しました。
なかなか自分の志望する業界が見つからなかった様ですが、就活エージェントの力を借りながらターゲットを絞りエントリー開始。
3月後半頃からぼちぼち面接が入り始めました。
ところで長女は近畿の私立大学に進学しています。
近畿では「関関同立」と称される4校が私立大学ではトップグループです。
これらに在学できれば就職も優位に進められると言われています。
長女は惜しくもこれらへの進学は叶わず、2番手グループの大学に進学しました。
これがどうも不安なようです。
エントリーシートで不合格となった企業があると
「学歴で落ちたのかな?」
と落ち込みます。
書類選考で合格となり、面接に進んだとしても
「他に応募している人は皆”格上”の大学ばかりで勝てる気がしない。」
とこれまた落ち込みます。
といいつつも書類審査を通過する事が多くなり、3月末くらいから面接の予定が入り始めました。
するとここでもひと悶着。
ネット情報でリモート面接ではバックは白無地の壁で家具が移るなどもってのほかという謎マナーを見つけてしまった長女。
謎マナー通りの場所がないと不安になるのをなだめたりドタバタ劇が展開されたりしました。
そんな混乱の中、メンターさんに模擬面接を何度も実施してもらって多少落ち着いた長女はいよいよ面接選考という山場に立ち向かっていきます。
ほぼ自宅で完結ですが。
面談?面接?ややこしいけど選考は進む
さて、書類選考を経て面接での選考に入っていきます。
ここで「?」。。。少し違和感があります。
企業の選考活動は3月から情報公開で採用活動は6月から、そして内定は10月となっています。
今はまだ3月。選考には進んでいないのでしょうか。
硬い企業では一応「面接」とは言わず「面談」という表現を使っているようです。
要は企業情報を伝えるための個人面談という形です。
しかし、実際は採用面接になっているようで企業側も”面談”中にうっかり「次回の面接は…」と言ってしまったり。。。
形骸化ですね。
で、採用面接は大抵1次面接、2次面接そして最終面接と3回あるようです。
面接が終わると5日ほどで結果が通知されます。
結果が合格であれば2週間程でまた次の面接が行われます。
うちの長女、結果としてはGWを迎える前に内定を頂きました。正確には内々定でしょうか。
学歴フィルターをものともせず、第一志望の企業に決まりました。
結構難関の志望先だったようでメンターさん曰く2%の狭き門を通過したとのこと。
でかした!長女。
これで我が家の就活は無事終了することになりました。
無事終わってみて
これまで高校受験、大学受験とそれなりに人生の分かれ目に立ち向かってきた長女ですが大きな節目となる就職が決まりました。
思いのほか順調でした。
私たち親があまり当てにならない中、しかもコロナ渦で情報収集もままならない中、本人は相当頑張ったと思います。
ただ今どきの就活はエージェントの存在があったことが幸いしたのも確か。
就活中は相当ピリピリしていましたが就活エージェントのメンターさんがいたおかげでガス抜きが出来たり不安が和らいだりとかなり助けられたようです。
まあ今どきの大学生からすると就活エージェントというものは当たり前の存在かもしれません。
是非うまく活用して貰えたらと思います。
で、この就職を機に長女は首都圏へと行くことが決まりました。
次は引越しなど色々な準備が待ち構えています。
今年一年はまだまだバタバタしそうですが、旅立ちの時に向けて親として出来るだけの事をしてやりたいと思います。
でも1年後には夫婦二人だけの生活か。。。寂しいだろうな。
コメント
ご無沙汰しております。
長女さんの内定おめでとうございます。
関西 -> 関東なので親離れとなり寂しいですね。
私は15年前に就活を経験しましたが理系院だったので学内の推薦の中から選ぶ、という形で決めました。今はエージェントなのですね。転職に似た感じでしょうか。
就職は自分で意識しないと出遅れますからね。私も学部時代は全く考えておらず、
院に進学して考え始めた感じですね。それでもやりたいこと、というより有名なところ、
というだけで決めました。その結果転職してしまいましたが。
子どもさんは就職してからまた働く大変さを体験するかと思いますので
残された最後の学生生活を楽しんでほしいですね。
転職経験者様
とりあえず親としては内定が決まりホッとしています。
ただ、長女は思いの外早く決まったせいか、本当にこの会社で良いかと次の悩みに入っています。
まあ、悩みは尽きないものですね。
長男は大学進学ですでに家を出ていて、長女もついに独立することが確実になりました。
寂しいところもありますがこれも本人が考えて決めたこと。頼もしいところでもあります。
早めに決まった分、大学生活も比較的残っていますのでコロナで無駄になった時間を取り戻すように楽しんでほしいと思います。
tobiuo