
我が家の長女が大学生になったのを機に踏み切ったHPVワクチン接種。
無料で接種できる年齢を過ぎてしまい自費となった訳ですが将来を考えると接種しないという選択はなかったです。
こうして将来の安心を手に入れたかわりにそれなりの出費を余儀なくされました。
それから約2年。HPVワクチン接種の雲行きが変わるとともに返金という希望が見えてきました。
HPVワクチン接種は結構高額
HPVワクチン。。。子宮頸がんワクチンといった方が分かりやすいかもしれません。
毎年数千人が命を落としているという子宮頸がんですが、その原因はウイルスによるものということが分かっているそうです。
そしてそのウイルスに対抗するワクチンが既に実用化されています。
これが結構高額で1回1万6千円。
それを3回接種する必要があります。
ですので合計4万8千円。
割と躊躇する金額ではあります。
しかし、これを無料で接種することが実はできました。
「定期接種」という制度で小学6年~高校1年相当の女子を対象に行われていて、この年齢の間に受ければ無料ということになります。
我が長女も本来この時に受けていれば良かったのですが。。。
接種を躊躇する出来事があり、結局時期を逃してしまいました。
そして、長女が大学生になった時にやはり受けさせるべきと考えた私。
妻と本人を説得し無事接種させることができました。
5万円近い金額と引き換えに。
でも将来のことを思えば安いもの。そう思って慰めていました。
令和4年、風向きが変わる
こうして迎えた令和4年。風向きが変わってきました。
これまで積極的な接種推奨を控えていた厚労省が改めて積極的に推奨するように方針を転換しました。
そして、長女のように定期接種時期を逃していた人への無料接種(キャッチアップ接種)を行うという方針も示されました。
しかし、我が家の場合は自主接種済み。
「うちには関係ないわ。」
とやさぐれていました。
しかし、既に自費で接種していた場合にも政府から返金してもらえるようになるというニュースを目にした私。
期待をもって住まいのある自治体のホームページを確認していましたが、そのような情報もなく。
やがてあきらめモードに再度突入していました。
ついに払い戻しのチャンスがきた!
こうして迎えた令和4年の7月。
梅雨が明けたはずなのに連日の雨でうっとうしく過ごしていたある日、長女あてに市役所から郵便が届きました。
「子宮頸がん(HPV)ワクチン任意接種費用の払い戻しについて」

ついに救いの手が差し伸べられました。
”子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの積極的な接種勧奨が差し控えられている間に、定期接種を受けることができず、定期接種対象年齢を過ぎてから令和4年3月31日までにHPVワクチン任意接種を受けた方が自己負担した費用を払い戻します。”
ずばり、ウチは該当します。
どうやら接種したかどうか分からないので対象者全員にこの案内が送られている様子です。
なので、払い戻し対象なら自分から役所に連絡し申請書類を送ってもらう必要があります。
即、連絡しました。
送られてきた書類には当然必要事項を書き込むのですが、それ以外に添付しないといけない書類がありました。
本人確認の書類。これは免許証などがあれば良いので特に問題ありません。
問題は次のふたつです。
〇 支払った金額と接種回数を確認できる書類の原本
【例】医療機関から発行された領収書及び明細書、支払証明書など
〇 接種済の記載がある接種記録が確認できる書類のコピー
【例】母子健康手帳の「予防接種の記録」欄、予防接種済証
ヤバい。。。
そもそも払い戻しなんか期待していなかったので書類を後生大事に保管している訳が…
…保管してました。
奥さんグッジョブ!
まあ、無くても何らかの書類を提出すれば対応してもらえるようですが、正規の証明者があった方が断然楽に手続きが出来ます。
こうして、無事申請をすることができました。
特に不備はないと思いますので3年ほど前に家計から出ていったお金は帰ってくることになりそうです。
このお金をどうするか。
ウチにはもう一人大学生がいます。男子ですが。
男子にもHPVワクチンは有効だと言われています。ただ、自己負担での接種しか方法がありません。
それに回してもいかな。
本人とも話して検討してみます。
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