夏賞与2022。。。支給額は変わらず、でも手取りが大きく減った話

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がっかりする女性イメージ

2022年6月。
ようやくコロナの収束が見えてきたように思える初夏です。

この時季は会社員の楽しみ、ボーナスの季節です。
さて今回はボーナスは支給されたのか?

支給はされました。でも所得税額に異常あり、です。

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夏季賞与も前回並みの支給額

2022年夏の賞与が支給されました。
気になる支給額ですが、何とか前回(2021年冬)と同等額は確保できたようです。
厳密には4月に昇給がありましたがその分を考えると支給月数では少し下がったことになります。

また、私は役員も勤めています。
役員報酬も今年2月に大幅増額になったのですが同じく賞与の計算には反映されないようです。

多少この半年は業績的にも苦戦していましたので、まあ前回と同額あれば納得だな、と考えながら賞与の支給明細を眺めていると、あれ?なんか違和感が。。。

所得税がえらい高い

頂いた賞与明細。
支給額は前回とほぼ同じ金額です。

「この前社長から聞いていた通りの支給額か。」
でも金額的にはまあまあのレベル(中小企業では)ですのでそれほど落胆はしていません。

使い道を考えつつ明細を封筒に戻そうとしたその時異常に気付きました。

「あれ、振込額がえら少なくないか?」

振込額(手取り)は支給額から社会保険料や税金が控除された金額になります。
最近はこの社会保険料が結構な率で引かれますので手取りは自分が思った以上に少ない感じはしていました。

しかし、振込される金額は毎月の給与とさほど変わりません。
改めて支給額を確認すると給与2か月分程度はあります。

。。。
。。。 。。 。2021年冬の賞与明細を確認。

前回も支給額はほぼ今回と同じでした。
しかし、手取りは10万円ほど今回の方が低い!なぜ?

理由は所得税でした。前回より倍近く引かれていました。
重ねてなぜ?

理由は賞与の課税方法

支給額は同じなのに手取り額が大幅に低いのはなぜなのか。
明細を見ると所得税が大幅に高くなっていますので原因は単純にこれ。
ではなぜ支給額が同じなのに所得に対して課税される税額がこれほどまでに違うのでしょうか。

最初に思ったのは「経理の計算間違い。」
この「異常」に気付いた時はほぼこれが原因に違いないと”確信”し翌日経理に問いただしに行こうと意気込んでいました。

でもちょっと待てよ。
「もし間違えてなかったら結構恥ずかしいことになるかも。。。」
心のブレーキがかかります。

まず、自分で調べてみよう。
知り合いに社労士がいることを思い出した私。聞いてみます。

「ボーナスの所得税ってどうやって計算するのかな?」

「ああ、前月の給与額で税率が決まりますよ。」

「え!。。。」

なんと賞与支給月の前月の給与から社会保険料を差し引いた額が算定の基準になるそうです。
それを元に決まるのですが累進課税になるのが恐ろしい。

例えば扶養家族がいない場合は次のような税額になるらしいです。

(令和3年分)賞与に対する源泉徴収税率
252千円~300千円・・・6.126%
300千円~334千円・・・8.168%
334千円~363千円・・・10.210%
363千円~395千円・・・12.252%
・・・・・
・・・

といった感じでどんどん税率が上がっていきます。

で、私の場合どうかというと今年2月に役員報酬がどーんと上がりました。
それが前月の給与額に反映しますので税率がどっと上がりました。

その税額を当てはめて今回の支給額から税金を計算すると。。。
。。。合っとるわ。

経理に乗り込まなくてよかった。

しかし、前月の給与でボーナスの税率が決まるとは盲点でした。
前月だけ給与下げといてもらったら手取りが多かったのに(泣)

最終的には清算されるはず

という訳で所得税の謎は自己完結することができました。悲しい結末でしたが。

賞与には反映されない役員報酬が税額アップの主犯格。嬉しいやら残念やら複雑です。
単純に賞与額に応じた税率を課すことは出来ないものでしょうか。

それと前月の給与が少なければ賞与の税額も少なくなったのにと先ほど書きましたが、冷静に考えれば今回の徴収額は仮の姿。
最終的には年間の収入額で所得税は決まるはずです。

ですので年末調整できっと帰ってくるはず。
それとふるさと納税とか還付頑張るとかも有効かもしれません。

どうやら今年末の年末調整と来年早々の確定申告が勝負どころになりそうです。

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