少し前から非上場の株式投資を始めているのですが、リスク高めの投資ですので控えめに行っていました。
また、高いリスクを考えると現状維持で納めておいて今後の追加投資は考えていませんでした。
しかし、今回新しい企業へ投資を行ってしまいました。
それはなぜか?
その理由は株主優待でした。
FUNDINNOでエンジェル投資
私が投資をしている中で最もリスクが高そうなのが株式投資型クラウドファンディングでは無いかと思います。
何しろベンチャーで非上場の株式に投資するのですから流動性はないわ、紙切れ化するリスクも高いわ、ましてや新株予約権は株式の保有にもなっていません。
それでもベンチャー企業の資金調達に微力ながら協力できることと、もし化ければすごいことになるかも、という宝くじに近い感覚で投資を行ってきました。
それとエンジェル税制という優遇制度があります。
条件にもよりますが、投資金額を所得から控除出来たり(優遇措置A)株式譲渡益から控除出来たり(優遇措置B)します。
これがあると多少敷居が低くなります。
で、このような投資を扱っているFUNDINNOに登録し投資をしています。
ちなみにこれまで投資してきた企業は次の通り。いずれも10万円程度の投資額です。
株式会社のうこつぼ
ライブラン株式会社
TAAS株式会社
この3銘柄中エンジェル税制の対象はTAASのみです。
その他は税金面での優遇はありませんのでどうしてもリスクは高め。
ですのでこれ以上の投資はしんどいかな、と思っていました。
しかし、つい新たな企業へ投資をしてしまいました。
近江牛へ新規出資を実行
FUNDINNOでは割と頻繁に新規案件募集の案内が入ります。
その中で気になる案件募集がありました。
投資先の企業は(株)総合近江牛商社
名前に近江牛と付いているだけに何を扱っているのかは一目瞭然。ブランド牛の付加価値を付けた「近江焼肉ホルモンすだく」という焼き肉店を中心に展開する飲食業を営む企業です。
創業は2019年。わずか2年半で直営店6店舗、フランチャイズ店20店舗出店と結構勢いのある会社です。
5年後のIPOを目指しているこの企業、FUNDINNOで投資する場合はエンジェル税制の対象になっています。
優遇措置のタイプはBです。
タイプBということは今年株式で売買益があればその利益と相殺が可能です。他の株式で売却益が得られれば、ですが。
ちなみに投資金額は10万円(10株)、募集されているコースの最低額です。
私にはこれが精一杯でした。
実は株主優待が凄かった
こうして新たに保有することになった非上場株式。
ベンチャー企業ですのでもちろん配当金など望めません。
簡単に売却も出来ませんので当分塩漬け状態が続くことになります。
しかし、新たに保有したこの株式、思わぬ副産物がありました。
それが株主優待。その優待内容は割と充実していました。
①10株〜29株保有:食事券1万円分贈呈+近江牛すき焼肉贈呈(1人前)
②30株〜49株保有:食事券3万円分贈呈+近江牛すき焼肉贈呈(2人前)
③50株以上保有:食事券5万円分贈呈+近江牛すき焼肉贈呈(3~4人前)
私の場合は10株保有ですので「近江焼肉ホルモンすだく」で使える食事券が1万円分いただけます。
通常はそれで終わりそうなものですがさらにすき焼肉も貰えるというところが少しユニークです。
これなら配当はなくても優待利回りだけで1割超です。
とはいえ優待券が使えるお店が近くにないと意味はありません。
たまたま私の場合は割りと近くにお店があり優待が使えそう。
最終的にはこれが投資をする決め手となりました。
投資を実行すればあとは保有し続けるだけ
投資の手続きは簡単です。
FUNDINNOに募集開始日にログインし、案内に従って申し込みするだけです。
先着順ではありますが、クリック合戦になるわけでもなく、落ち着いて申込みができました。
まあ、リスク高めの投資ですから申込み殺到とはならず焦る必要はありません。
この投資は集まる資金の最低額が決まっておりその金額以下だと成立しないのですが、上限額いっぱいまで応募があったようで無事に成立しました。
後日、メールで約定金額の振込依頼が来ますので指示通り振込して終了。
該当企業側に資金が渡ったところで正式に保有となります。
あとはひたすら保有を続けるだけ、そもそも上場していませんので握力がなくても手放すことはできず予定通りIPOされるのを待つしかありません。
そのIPO目標までの5年間は優待で焼肉を堪能しながら気長に待とうと思います。
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