我が家の子供たちが来年成人式を迎えます。
記念に写真を残そうと前撮りを行いました。
そこでは当然お金が絡んできます。そのお話です。
成人式用の晴れ着をレンタル、前撮り付き
我が家の子供は男女の双子。
その二人がついにこの6月で二十歳を迎えることになりました。とうとう成人です。
ふたりの出席する成人式は来年の1月です。
そんな長女には既に今から1年以上前、実際の成人式から計算すると2年以上前から晴れ着の貸衣装のダイレクトメールが山のように届いており、色々検討した末にその中の1社と契約済みです。
その貸衣装、成人式当日の着付けとヘアメイクなどは当然セットになっていますがさらに晴れ着の前撮りサービスが付いていました。
お高いだけにそれなりにサービスも充実。
成人式とは別日に撮影スタジオで晴れ着を着た写真を撮影してもらえます。
その前撮りがいつ頃なのか?
それが前撮りにも程があるだろうというぐらい前で、成人式までまだ半年以上あるという6月です。
とはいえせっかくのサービスです。成人式当日はバタバタして写真もあまり撮れなかろうということで前撮りに行ってきました。
ちなみに同じく成人式を控えた長男。
こちらには貸衣装の案内は一切有りません。
そんな長男も前撮りサービスでは一緒に撮影OKということでスーツ(大学の入学式で着たやつ)を着こませて家族全員で向かいました。
一緒に撮影する長男は思い出の品扱い
家族4人で向かった写真スタジオ。まずは長女の着付け&メイクが始まります。
折しも新型コロナの渦中。家族はスタジオ内で待機不可とのこと。
仕方がないので1時間ほど近くのファミレスでやり過ごすことにしました。
そして撮影予定時間になりスタジオに戻ると、そこにはあでやかな晴れ着姿の娘が。。。と言いたいところですが、小柄で童顔なせいかどうも七五三感が否めません。
隣に長男を並べても同じく小柄・童顔のせいでますます七五三感が増幅しています。
「実は10年早く前撮りしてるんじゃないか?」
などと言ってしまい子供たちに反感を買いながら撮影に入りました。
いざ、撮影。
カメラマンが長女をうまく乗せながらモデルさながらで撮影を進めていきます。
ポーズや背景、小物も様々用意されています。
また、思い出の品などといった私物を持ち込んでの撮影もOKだそうです。
何ポーズも撮影していきますので結構時間がかかります。
じっと待つ残された家族3人。
ようやく長男が呼ばれました。
椅子に座る長女の横に立つといったポーズで写真に納まります。
ここで、撮影終了。
ついでに長男だけ単独で撮ってもらえないかと頼んでみましたがそれはNG。あくまでも長女が被写体とのこと。
「そうか長男は長女の思い出の品扱いなのか。。。」
わざわざスーツを着込んだ長男が不憫です。
(本人は写真嫌いなので全く気にしていないようですが、親としては。。。)
長男分、別撮りで対応してもらう
わざわざ休みを潰し、着慣れないスーツを着て思い出の品扱いで終わるのはさすがにどうか?と改めて別枠での撮影をお願いしてみました。
「ムスコを単独で写真撮影できませんか?」
この時期、スタジオでは前撮りラッシュです。
次の予約も入っているので無理かも?と思ったのですが向こうも商売、30分ほどなら時間が取れるのでOK。
ということで今度は長男が主役となり撮影が始まりました。
写真映えしないスーツ姿の男子の撮影でしたが逆にカメラマンさん、やる気満々です。
晴れ着の連続に飽きていたのかもしれません。
背景やポージングの指示を出しながら写真をバシバシ撮ってくれました。
本人も照れながらもポーズを決め写真に納まっていきます。
長女よりは短い時間でしたが充実した写真撮影になりました。
写真選びとプリント代。。。VIPとは?
ふたりの写真撮影が終わり、長女は私服に戻ります。
サービスではこのまま晴れ着のままで帰っても良い(その場合は成人式まで自宅で晴れ着を保管)そうですが、このまま出かけるは恥ずかしいということで晴れ着は一旦お返ししました。
さて、まだ帰れません。
次に待っているのは写真選びです。
まずは山ほど撮影したポーズごとに一番移りが良いものを1枚づつ選んでいきます。
これに30分以上かかりました。
選び終わると、この中から実際にプリントをお願いする写真を選んでいきます。
長女の場合は貸衣装とセットで基本3ポーズは無料サービスになっていました。これを1冊の台紙に貼り付けてもらえます。
このサービス分、背景もポーズも至って凡庸で面白みがない写真です。
で、ここからが写真スタジオの商売です。
他のポーズ(基本ポーズと比べると見栄えが良い)からプリント希望の写真を選んでいくことになります。
これが1枚8,000円!製本してくれた状態での価格とは言えかなりお高い。
そして長男分は貸衣装のサービスがありませんので1枚目からもろにかかります。
ですので、
(長女追加分と長男分)×8,000円
これが追加でのプリント費用になります。
「記念だから5枚ずつくらい頼んだら?」
最初のんきに提案した私ですが仮に10枚購入するとそれだけでなんと8万円。
これは厳しいです。
そんな私を襲っている心の葛藤を知ってか知らずかさらに恐ろしいメニューを見せられました。
VIP-A:24枚が特別アルバムに製本され、さらにプリントした写真のデータがもらえる
VIP-B:36枚が特別アルバムに製本され、さらにプリントした写真のデータがもらえる
VIP-C:全ポーズを収めた特別アルバムと撮影した全ての写真データをもらえる
それぞれ価格が20万円(A)、35万円(B)、50万円(C)。
話を聞いているだけで目が飛び出てさらに血の気が引いていきます。
…これ税込みなのか…いや、そんなことはどうでもいい。
我が家には無理。
結局長男、長女3枚ずつで計36,000円の出費。
これが限界でした。
でもVIPを買う人いるんですよね
こうして、子供たちの成人式前撮り写真は無事(?)に終了しました。
それにしても大きい写真サイズで台紙に製本されているとはいえ1枚8,000円とはかなり高額なイメージです。
ましてやVIPなんて。
でもこんなセットがあるということは頼む人たちがいるってことで、その事実にまた眩暈がしてきます。
「かわいい子供の記念日だからVIPにしとくか!」
そんなことを言ってみたかった。
ちなみに台紙なしでL版でのプリントは出来ませんか?と聞いてみました。
…答えはNG。
1枚2,000円くらいなら結構皆さん追加で買うと思うんですが無理ですか。
記念の写真は付加価値満載、安売りは出来ないということのようです。
残念ながらここにも経済力がモノを言う世界がありました。
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