双子の大学受験にかかる費用。その2:入学試験でどれだけかかるか。

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お金が飛んでいく

2019年に入り、我が家では大きなイベントである大学受験がとうとう大詰めに入ってきました。
まずは1月19,20日に行われるセンター試験から始まり、私立大学の受験そして国公立大学の2次試験と進み、3月の国公立後期日程まで長丁場の勝負が始まります。

子供たちも志望校がほぼ決まって受験する大学へ願書の提出を行いました。
この大学受験、できれば二人とも第一志望の大学に受かるように願ってやまないのですが、それとは別にこの受験でどのくらいお金がかかるのか?というのもお金を出す親としては重要な関心事です。

これまで大学進学に関しては授業料などの入学後の費用はある程度イメージできています。
しかし、それとは別に大学に入学するまでの関係する費用というのは結構忘れがちではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。

そこで、今回は入学試験のみに絞って費用がどのくらいかかるのかをまとめてみました。
ここでも双子ならではの一度に出費という苦労の記録になっています。

この入学試験にたどり着くまでにもかなり費用が掛かっています。過去1年間にかかった費用は別にまとめています。

双子の大学受験にかかる費用。その1:予備校・塾の費用のまとめ
いよいよ我が家の双子たちも大学受験。入試を前にこの半年でどのくらいお金がかかったのか計算してみました。
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大学受験は何校受けるのか。

我が家の双子の子供たちはふたりとも大学への進学を希望しています。
就職など将来のことを考えると出来るだけレベルの高い大学に進学したいとこの1年頑張ってきました。
これは選択肢を増やす意味で私としても同意です。

こうして目標を定めて受験勉強を進め、模試の結果をもとに高校の先生や予備校と相談しながらどの大学を受験するのか自分たちで決めさせました。
これについては親が口を出すとどうしても安全策(学力面でも費用面でも)を進めてしまいそうなので、口出しは最小限にして自発的に決めるようにさせています

そして子供たちなりに考えた末、受験する大学はこのようになりました。

第1志望は少し実力より高めの大学。(挑戦校)
第2志望は実力相応の大学。
その他にやはり滑り止めも必要ということで第3志望の大学。

このような形で受験することになりました。

私立大学は複数回の受験が可能

さて、志望する大学が決まったところで受験は何回できるのか?です。
私のイメージでは1校につきチャンスは1回かと思っていたのですが、これがその気になればかなりの回数の受験が可能です。

国公立大学の場合

この場合は受験できる回数は限定されています。
まずはセンター試験を受験。その結果に基づき志望校を決めて2次試験を受けます。
2次試験には前期と後期があり前期で不合格となった場合は後期で再挑戦も可能です。

ですので、最大で2回の受験機会が得られます。
2回だけとシンプルなので入試にかかる費用も簡単にわかります。

私立大学の場合

私立大学の場合、これはもう“千差万別”と言ってよいでしょう。
大体どこの大学でも複数回受験できるところは同じなんですが、その受験方式が色々あります。
調べてみると1校につき大体2日から4日くらい試験日が設定されていて、希望すれば全て受けることが可能。前期と後期に日程が分かれているなどさらに回数が多い大学もあります。

それに加えてセンター試験の結果で合否判定してもらえるセンター試験利用方式もあったりします。(センター試験併用方式というのもあるので制度を把握するだけでも大変)

そしてその採点方式も複雑怪奇です。
1度の試験で採点方法を複数選ぶことができます。

「通常の採点」
「高得点の科目を優遇する採点」
「センター試験の結果との併用」

大学によって名称は違いますが、代表的な採点方式でもこれだけの種類があります。その千差万別具合は入試要項を読んでいても混乱するほどです。

このように複雑怪奇な入試制度ですが、同じ大学でも複数回受験できるということは助かる面もあります。
試験に1回くらいは失敗してもリカバリーが効きますし、場慣れするには複数回受験できるというのは良いのではないでしょうか。

しかし、デメリットもあります。
複数回受験するということは回数分受験費用がかかります。
(複数日受験の場合、2日目以降は割引があったり、センター試験利用分は無料になったりとそこでもややこしいですが。)

入試要項を読んでも混乱するばかり結局どのくらい費用がかかるのかを把握するのは結構困難です。

しかしあらかじめ把握しておかないと我が家の財政が持ちこたえられるのかどうか判りません。

どうする?

最近はどの大学もインターネットからの出願が主流になっています。
インターネットを利用した場合は出願時に受験日と採点方法を選択すればに受験費用が自動計算されますので、一発で正確な費用が判ります。

私も結局はインターネットで出願しながら費用を確認するという作戦にしました。

我が家の入試費用を算出

我が家の場合は長女が文系、長男が理系を志望と別れました。
また、出来れば二人とも学費を抑えられる国公立大学に進学してほしいと考えていました。

しかし長女についてはいろいろと悩んだ末に国公立大学は断念し、私立大学の受験に集中することになりました。
ただし、国公立大学より学費が高くなりますので自宅から通学できる大学を志望することが条件です。
そうして選んだのが挑戦、実力相応、滑り止めの3校です。

長男の方は当初の予定通り国公立大学が第一志望です。
それに加えて私立大学も第1志望から滑り止めの第3志望まで受験するということで国公立大学と合わせて4校を受験することになりました。
(こちらも私立は通える範囲の条件付き)

ちょっと受験する大学数が多い様に思いますが、最近の私立大学定員厳格化の影響もありこれまでより受験の難易度が上がっているとの情報もあります。
その点が本人たちも不安なようで、結局このような形で落ち着かせることになってしまいました。

私としてもここまで来て浪人されるくらいなら受験校数を増やした方がトータルで費用は掛からないだろうと「ぐっ」とこらえての判断です。

こうして、出願先は決まりましたのでここで、入試の費用をまとめると次の通りになりました。

①長女

受験校 入試回数 費用 その他
センター試験            1 18,000
私立(実力相応)            2 90,000 公募推薦
私立(挑戦校)            4 107,000
私立(実力相応)     前期:3 180,000
    後期:2 90,000 前期で合格なら不要
私立(滑り止め)            2 100000

②長男

受験校 入試回数 費用 その他
センター試験            1 18,000
国公立2次            1 17,000 前期
国公立2次            1 17,000 後期
私立(挑戦校)            2 72,000
私立(実力相応)            4 196,000
私立(滑り止め)            2 66,000

二人分の合計

上でまとめた表の費用を合計するとこうなりました。
長女
A日程で合格すれば495,000円
芳しい結果が得られずにB日程まで引っ張ると585,000円

長男
国公立前期で合格すれば369,000円
後期まで受験すると386,000円

そして、二人合わせると...

最低でも864,000円最も厳しいパターンだと971,000円です。
寒気がするほどの金額です。

「この金額、全部クレジットカードで支払ったけどクレジット枠は大丈夫なのか?」
そんな心配も頭をよぎりました。
(楽天カードで支払ったので10,000ポイント近く還元されるというのがせめてもの慰め。)

それにしても、これだけの金額が受験するだけで懐から一気になくなり、二度と帰ってこないというのですから大学入試をなめてはいけません。
早くも大学に進学する前に教育費高騰の洗礼を受けることになってしまいました。

恨み節・・・公募推薦入試に受かっていたなら

このように二人合わせてまさかの3桁万円目前までにも達してしまった入試費用の金額を見るにつけ、改めて悔やまれることがあります。
それは残念ながら不合格となった長女の公募推薦入試です。

公募推薦入試とは高校での成績が大学の募集要件を満たしていて、高校から推薦された生徒なら受験できるという入試の方法です。
多くの場合12月までに合否が決まりますので合格すれば、その後の受験計画が相当楽に進めることができます。

推薦入試と聞くと比較的容易に合格できる様に思いますが実際のところはそうでもありません。
そもそも高校の推薦を受けるためには一定の成績を収めていないと受験できませんので公募推薦の合格枠をめぐっては想像よりレベルの高い子たちで競争することになってしまいます。

さらに、最近の私立大学定員厳格化のあおりを受けてしまって、今までならもっとレベルの高い大学を受験するような受験生たちが滑り止めとして公募推薦を受けるようになってしまいました。

そのため結果的に一般入試と比べるとかなり難易度が高い試験と言えるでしょう。
(実際昨年(2017年)と比べても競争率はかなり高くなりました。)

そんな難関に長女も果敢に挑戦したのですが残念ながらわずかに点数が届かず不合格。しかも昨年であれば合格していた得点でした。

もし、この公募推薦に合格していたら一般入試は挑戦校に絞り込むことができたので体力的にも費用的にも助かっていたはずです。
実際、公募推薦に合格していたら長女の入試費用は20万円ほどと約半額で済んでいたはずです。

そして、出費はまだまだ続きます

こうして私の当初予想をはるかに超えた大学入試にかかる費用。
改めてまとめてみた訳ですが双子の入試ということも相まってかなり厳しい状況であったことが判りました。

子供たちが生まれたころから二人とも大学に進学させるとなると、その費用はずいぶんかかるだろうなと覚悟していました。
しかし実際には私の想像をあざ笑うかのような現実。あまり気にとめていなかった入学するまでの入試だけでも相当な費用が掛かることが実感できました。

もちろん工夫は可能です。
受験する学校の数や1校あたりの受験回数を絞ればもっと費用を安くできるのですが、この絞り込みは結構難しいです。
可能性を上げようと思うとどうしても受験回数を増やすことになってしまいます。

それに加えて我が家の場合は双子ですから単純に2倍の費用が掛かるのも痛いです。
せめて長女はA日程で、長男は前期で合格してもらえると多少は費用が抑えられます。
今はそれを望むばかりです。

と、ここまでまとめてきましたが、これで終わりではありません。
無事に入試に合格するとなるとさらに費用が必要になります。
ご存知の通り入学金というものです。
これについてもどのくらいか分かったところで投稿したいと思います。

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