昨年(2017年)も終わりに近づいてきたころ、妻が突然の病気で入院し手術を受けるという我が家史上最大のピンチがありました。
緊急手術が必要になるなど、かなり厳しい状態でしたが、無事に手術も成功し、2週間ほど入院はしましたが順調に回復。現在はすっかり元気になっています。
その入院で急遽(そして、子供たちが生まれて以来初の)父子3人での生活を余儀なくされた訳ですが、自宅に残された私と子供たちはいかに家のことを妻に頼っていたかを思い知ることとなりました。ここまでは余談です。
今となれば良い思い出ですではありますが。(妻はそうではないでしょうが)
ただし良い思い出と懐かしむだけではすみません。実際には入院するとなると切実な問題が出てきます。
言うまでもなく「お金」の問題です。
この絶対に避けて通ることができない問題への対応ですが、今回は医療保険でまかなうことができました。
この医療保険については私自身は懐疑的になっていて、少し前に解約していました。(高額療養費制度でかなりの部分は賄えるので。)
その後妻の医療保険も解約しようと考えていたのですが、手続きの面倒さに先送りしていました。
その面倒がりが功を奏して結果的には保険給付金がいただけました。
そういう意味では結果的に運がよかったです。
そうは言ってもそれまでに支払っていた掛け金を今回の病気で返してもらって収支トントンになったというイメージですが。
これでお金の問題は解決できたのですが、それ以外にも実は医療保険に入っていたことが判ったのが今回の話の発端です。
どういうことかと言うと、私が関与していないところで私の両親が私たち家族分「かんぽの医療保険」に入ってくれていたようです。
医療保険の加入の是非を考えると「?」ではあるのですが母と父本人たちが子供や孫のためにと加入してくれていますので、無駄などと無粋なことは言わずにいたものです。
ですが、今回の一件で無駄にはならないことになりました。千載一遇の掛け金回収チャンスです。
そこで、私自ら実家に乗り込みまずは保険証券の探索から始めました。
その探索の過程では、両親が購入しているリスクと手数料が高めの投資信託や外貨建て年金保険などの書類が出てくるなど、思いのほかヤバい宝さがしとなってしまいましたが(これは別対応しています)、無事お目当ての保険証券を発掘し、自宅に持ち帰り郵便局で手続きを行いました。
こうして無事手に続きが終了し、ほどなく保険給付金が入金されました。
今回給付金が入金されたのは妻が口座を持っているネット銀行です。(やり方が判らない妻に変わって私が管理しています。)
そろそろ振り込まれただろうとWEBで入出金履歴を確認したのですが、驚愕の事実がそこで判明しました。
給付金振り込みとしてかんぽからの振り込み額…
なんと78万円!
私はPCの画面を文字通り2度見(どころか3度見)してしまいました。
というのも以前私が加入している妻の医療保険の給付金の金額は20万円にも届かないくらいでした。
同じ病気を対象にした給付金でしたので、まさかこれほどもらえるとは思っていませんでした。
「これ、本当か?」とかんぽの保障内容を確認してみると入院保障15,000円/日と充実した補償内容です。
私が掛けていた保険は入院保障5,000円/日でしたので、14日入院で計算すると
私の加入している医療保険 :70,000円
両親が入っていてくれたかんぽ:210,000円
この驚異的な金額差。
まあ、その分掛け金は相当な金額なので、複雑ではありますが。
そして手術給付金は入院保障の金額に手術の種類によってかけ率をかけて算出されるのですが、そのかけ率が最高の40倍。やはり結構厳しい手術だったのか。。。
その結果が3度見するくらいの高額保障に繋がりました。
こうして多大な妻の犠牲によって頂いた給付金。
しかしそもそも、今回の病気での自己負担は「高額療養費制度」が適用出来て約8万円ほどで収まっています。
そういう訳で、結果として我が家にとっては完全に予定外、プラスの収入です。しかも相当な。
こうして予定外に高額になったこの資金。このまま銀行口座に眠らせておいても良いのですが、せっかくの予定外収入ですし使い道に当てがある訳でもありません。
そこで苦しんだ妻への還元という言い訳をつけつつ妻名義にて投資信託を買い付けることにしました。
とはいっても妻は投資に関しては興味なしですので私へ一任してもらいます。
その一任された私が選んだのは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」です。
妻名義ではつみたてNISAで楽天VTIにも投資していますのでバンガードのシリーズで固めてしまおうと考えました。
これで妻の証券口座で保有している投資信託は次の通りになります。
つみたてNISA:「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」
今回のスポット買い付け:「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」
楽天ポイントで少しずつ購入:「楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)」
まだ、投資総額はそれほど高額では無いですが、これらバンガードたちがどのように育ってくれるのかが楽しみです。
少なくとも妻から「あんなに苦しんだ対価が減ったの!」とは言われないように祈っています。。
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