先日会社で、働くことへの向き合い方について考えさせられることがありました。
そのひとつを今回紹介します。
それはある派遣社員の一言から。。。
私の職場で製造部門は派遣社員比率が結構高い状態です。
雇う側からすれば、比較的安価に雇える(社会保障が不要)などのメリットがあるためどうしてもそうなるようです。私が勤めている会社は資金の少ない中小企業ですのでなおさらです。
働く側からすると正規雇用が理想というものの、簡単に就職先は決まらないのでやむを得ず派遣という選択をしているものと思っていました。
ただ、全てがそうでは無いようです。
楽天市場
最近一人の派遣社員が退社しました。
結構仕事は頑張ってくれていたのですが、働き始めて2年ほど経過してからの退社となりました。
機会があり、その派遣社員の方と少し立ち話をしました。
今回退職する理由とは
・元々職場の人間関係に嫌気がさしていた。
・それなりに稼ぐことが出来、暫く働かずに済むほどの貯えができたのでそろそろやめても良いタイミングだった。
この二つがそろったので辞めることにした。
ということです。
この派遣社員さんは結構年配の方です。
若い人ならこういう考え方もあるかと思うのですが、年配の方でもいるのかと思うと私としては意外でした。(家族構成まで聞けなかったのでその辺はデータ不足です)
聞けば、これまでの稼ぎで2年ほどは働かずに済むとのこと。
一定期間集中して働くと後は長期に休養期間を設けるという働き方。
これはセミリタイヤに近い考え方かと思います。
これでやっていけるのであれば少し羨ましいと思うのですが、気になることもあります。
今回一定期間働くことで当面の生活費は確保したのでしょうが、将来にわたっての計画は出来ているのか。
非正規で長らく働いてこられたようですので、たぶん年金などは当てに出来なさそうです。
(1号非保険者だともらえる年金額はごく少ないと思われます)
それなりに稼いだお金をうまく運用されているという事なら良いのですが、立ち話ではそこまで踏み込めませんでした。
本当に大丈夫なのか?
私がどうこう言う事ではないのですが、少し心配してしまいました。
ただ、この人のように一定期間働いてそこそこ稼げたら一定期間働かずに過ごすという方法をとるのであれば、非正規で働くという選択肢もたしかにありではないかと思います。
とても正規雇用では望めないでしょう。
ただ、将来のことも考えて稼いだお金を少し資産運用に回すとか考えていただければと思います。余計なお世話かもしれませんが。。。
そして、これと対極的な意見も伺いましたので、それは次の機会に書きたいと思います。
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