政府が省エネ政策としてエネルギー消費の多い蛍光灯などの製造・輸入を禁止する政策を固めたそうです。
2020年を目途・・・あと5年です。
消費電力の低いLEDへの置き換えを促すのが狙いだそうです。省エネ法の改正をするということですから本気です。
このニュースをみて素直に環境のために良いことだと思う反面、もう一つ思うことが。。。
これの影響でまた早期退職の波がおきるのでは?
ということです。
調べてみましたが蛍光ランプを製造している会社は大手電機メーカーだけで5社あるようです。
パナソニック、東芝、日立、三菱、NEC。。。
NECはちょっと意外ですがそうそうたる会社がそろっています。
ほとんど国内での製造。。。この製造に関わるサラリーマンの方は相当数いらっしゃるでしょう。
2020年で単純にこの方々の仕事がなくなるわけです。
LEDに切り替えるだけだから大丈夫なんじゃ。。。というのは甘いです。
蛍光ランプや白熱電球を生産するためには高額な設備投資が必要ですので、新規参入は事実上ないと思います。
これがLEDに替わるということは、どこのメーカーでもLEDの部品を入手できれば簡単に製造が可能になります。
ということは。。。テレビがブラウン管から液晶に替わった時と同じく、安く海外で製造できるようになるので、国内での生産はかなり少なくなります。
会社側もそのことは承知だと思いますので、2020年までに何らかの対策はとるでしょう。
ただ、うまく行かない可能性も。。。
その様な例はたくさんあります。
液晶TV、スマートフォン、太陽電池、半導体。。。
ついさっきまで稼ぎ頭だったものがあっという間に不採算事業になってしまうご時世。
その先に見えるのは・・・事業縮小や撤退です。
これらとセットになるのが「早期退職の募集」です。
国内メーカー5社が全て事業転換に成功すれば良いのですが。
幸いあと5年の猶予があります。
出来るだけ不幸になる方が少なくなることを祈ります。
良いと思った政府の政策もその裏を見てみると少し恐ろしくなってしまいました。
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