令和も6年目に入りました。西暦でいうと2024年。
年明け早々から波乱の様相を見せている状況です。
これらのことも大いに気になるのですが、私個人としては資産運用も気になるところです。
特に今年はNISAが新制度に変わる節目となります。
さて、どう扱っていこうか。
我が家のNISA事情
NISA。。。最近結構知名度が上がってきたこのアルファベット4文字。
投資運用に関わる非課税制度の呼び名です。
古くは2014年に初めてNISAとして登場しました。
このNISAですが非課税といっても運用期間が5年間と限定されていて結構使いにくい制度でした。
それをお上は知っていたようで今回ついに非課税口座の運用期間が恒久化されました。
これが新NISAです。
なぜ、「新」が付くのか?それは今までのNISAが恒久化されたわけではなく新たに恒久化されたNISAが別枠で登場したためです。
では旧NISAはどうなるのかというと、運用期間が満了すれば順次廃止される方向です。
そのまま「新」に自動切り替えとはいかないので新・旧の区別が必要になりました。
このNISA、私も2014年の制度開始時から利用しています。
私は一般NISA、その後妻が「つみたてNISA」を開設。
さらに子供たちに「ジュニアNISA」も開設しました。(今は成人したので一般NISA)
それこそNISAフル活用。
それぞれトータルでは利益が出ており、これ利益分に課税されないのは大きなメリットです。何しろ税率20%ですから。
ただし運用期間が5年(ロールオーバーしても10年)でしたので最近は徐々に課税口座である特定口座に移されることが多くなってきていました。
そんな時に救世主のように現れた新NISA。
さてどのように付き合っていくべきなのでしょうか。
旧NISAから移そうかと考えるも。。。
まず思いつくのは現在特定口座で保有している株式や投資信託の中で利益が見込めそうな銘柄を優先して新NISAに移す方法。
ただしこれ、問題があります。
運用中の株やら投資信託やらをそのまま新NISAに移すことは出来ません。
やるとしたら一旦売却して新たに新NISA口座で買い付けるという方法を取ることになります。
この作業自体結構。。。いやかなり面倒です。
さらに一旦売却するということは含み益がある銘柄については「利益確定」されてしまいます。そうなると売却した金額から利益の20%が税金として源泉徴収されます。
売却した銘柄を買い戻そうとしても引かれた税金分が不足するので新たに資金を投入しないと購入できません。
さらに株式の場合に長期保有していて優待を優遇されている場合その優遇がリセットされるということも起こります。
(売却前に先に同銘柄を買い付けておけば保有期間リセットは回避できますが、それには資金がさらに必要になるので厳しいです。)
それならば売却時に税金が徴収されない旧NISA口座にある資産を新NISAに動かすか?
となりますがこの場合でも保有期間リセットは避けられません。(複数単元あれば単元を分けて売却するという手もあるにはありますが。。。やはり面倒。)
我が家が取った方法…個別対応
なかなか運用中の資産をやりくりすることは面倒なことが分かった私。
しかし折角の非課税枠、しかも恒久的に使える枠ですので少しは活用したい。
てな訳でとりあえず、こうすることにしました。
私分(旧一般NISA)
これまで続けてきた投信積み立てを新NISAの積み立て投資枠で継続する。
成長投資枠については手始めに1銘柄だけ購入。(資金は12月にそこそこもらった配当金を使用)
妻分(旧つみたてNISA)
旧NISA分はそのままにして新規投信積み立て分から新NISAで買い付け実施。
子供たち分
投資信託をジュニアNISAでスポット購入していました。
ちょうど一般NISAへの移行が必要でしたがこのタイミングで新NISAが立ち上がりました。
良いタイミングですので順次売却し、新NISAで新規買い付けをすることにしました。
子供たちはセゾン投信で運用しているため、売却したお金は預かり口座ではなく登録している普通の銀行口座に振り込まれます。
ですので再度買い付けする場合は、証券会社の預かり口座に再度振り込むというひと手間がさらに面倒さを醸し出します。
まだまだ投資枠が残る新NISA
という訳で我が家での新NISAは細々とスタートしました。
新NISAについては年間投資枠が積み立てと成長合わせて年360万円あります。
現時点の投資内容ではまだまだ枠に余裕があります。
ただ我が家の資産に余裕はなく、新規投資のみでは投資枠の半分も難しい状況。
という訳で、投資信託や長期保有優遇のない株式などは売却して新NISAで再購入しても良いんじゃないかと考え始めています。
ただ、手間も結構かかりますので気が向いた時に少しずつ移していこうかと考えています。
もう一点、値洗いの問題だけはどうしようもないですね。
そこは諦めることにします。
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