資産運用とポイントとの関係が深くなってきたここ最近。
私がポイントをためている楽天スーパーポイントやTポイントでも投資信託や株式の購入ができるようになってきました。
特に楽天スーパーポイントの場合は楽天証券との連携でポイントを使用できますので楽天経済圏に属している私はポイントは「お得」という以上の価値を持ち始めていると感じています。
そんな資産として価値を上げ始めた楽天スーパーポイントですが、手違いで全ポイント消化という事件を起こしてしまいました。今回はそんな話です。
楽天ポイントが結構たまった話
私はよくネット通販を利用しています。
ネット通販なら、近隣のお店では絶対おいていないような商品も自宅にいながら購入が可能なので田舎者にはありがたい販売方法です。
このネット通販の大手と言えばAmazonと楽天市場でしょうか。
私もこの二つを利用しています。
特に楽天市場はSPUというポイントアッププログラムを駆使すればポイントのたまり方が尋常ではないくらい沢山たまります。
ですので、主に使うのは楽天市場です。
Amazonなどはポイントで補えないくらいの価格差がある場合に利用するといった感じです。
勿論カードも楽天カードです。ここでもポイントが溜まります。
特にここ1年くらいは子供たちの大学受験費用や長男の一人ぐらいにかかる買い物などに相当な金額を使っています。(泣)
それに合わせて楽天市場と楽天カードがフル稼働していました。
そんな状況ですので楽天スーパーポイントの貯まるスピードも加速度的にアップ。
気付けば10万ポイントを超えていました。
しかも期間限定ポイントを除いての話です。
ポイントはなぜか使わずたまる一方
この貯まりに貯まった楽天スーパーポイント、以前は楽天市場での買い物のみに使えるという感じで用途が限定されていましたが、今や楽天グループでの支払いに充てられることは当然で街中でもポイントで支払えるところが増えてきました。
そうなる「10万ポイント=10万円」のとほぼお金じゃないのっていう感じの価値を持ってきます。
しかし10万円分とはよくぞここまで溜まったものです。裏返せば相当楽天にお金を落としたということでもありますが。
ただ、このポイントを私はあまり使っていませんでした。
もちろん期間限定ポイントは失効するまでに消化していたのですが、通常ポイントは楽天で買い物を続けている限り期限がある訳でもなかったので積極的には使わず貯まるに任せていました。
たまにポイントを使うと言えば、
・楽天市場での買い物の端数処理。
・月に一度の楽天証券でのポイント投資(ポイントアップ狙い)
この程度です。いざポイントが貯まり始めるとその数字が増えていくことが楽しくなり、消化することがもったいないと思うようになってしまいます。
特にここ1年は子供たちの受験だの一人暮らしだので大きな出費がありました。
結果ポイントが加速度的に増えることになり、それが楽しくてポイントを使うのを控えるという状態です。
まさに本末転倒です。
そして、結局どうするのか?
せっかくここまで貯まったので、いずれ旅行など贅沢な出費があるときに使ってやろうと貯めるだけ貯めることにしました。
そんな時事件が起きます。
楽天ポイントが一瞬で消滅
2020年も12月に入りそろそろ年末モードに入っていたある休日それは起こりました。
何気なくPCを立ち上げ楽天市場のサイトを眺めているとなんだか違和感を覚えました。
保有ポイントの項目にある数字の桁数が少ない様な。。。
気のせいではありません。普段そこには6桁の数字が並んでいるのですが4桁に減っています。
しかもその数字全てが「期間限定ポイント」です。
一瞬何が起こったのかわからない私。
深呼吸一発、ようやく事態がのみ込めました。ポイントが消滅したと。
10万ポイント以上あったものが、今は期間限定の2000ポイントほどになっています。
勿論こんな大金をポイントで支払った覚えはありません。
何が起こったのでしょうか?
なぜか全ポイント株式の購入に持って行かれる
最近、楽天関係では何かとトラブルが起こっています。
その最たるものはシステム障害で楽天カードが使えなくなった一件です。
運悪く週末に重なったこともあり私も決済できず困りました。
そんなこともあったので「もしやまたトラブルか?」と疑いを持ちつつまずはポイントの履歴を確認してみました。
楽天のホームページからポイント履歴を確認してみるとその履歴はありました。
あんなにあったポイントが一気にマイナスになっている履歴が残っています。その行き先は。。。
楽天証券!
楽天証券での投資にポイントが充当されているという記録です。
その日付を見ると心当たりはあります。その日株式を購入していました。
購入した銘柄は“JT”言わずと知れた高配当の銘柄です。
100株買い増ししていました。その買い付け額は25万円。
どうやらこの買い付けの一部(というか半分近く)をポイントで支払ってしまったようです。意図せずに。
でも現金も楽天銀行からきっちり株価と同じ金額が引き落とされています。
それにこのポイントを足すと35万円超にもなってしまいJTの株価どころではない高額になります。
もう訳が分かりません。
株式のポイント充当ルールに翻弄される
これまで、楽天ポイントは投資信託の購入に使うことはできましたが株式の購入はできませんでした。
これが11月から株式の購入にも使えるようになっています。
これ自体は歓迎すべきことではあります。
しかし私にとってはどうやらこれが落とし穴でした。
ポイント履歴では確かに楽天証券で全ポイントが使われたように記録されています。
しかし、その日JTへの投資を行った際に口座連携している楽天銀行から購入にかかった資金と同じ金額が楽天証券に振り替えられています。
私は現金が振り替えられたところを見てJTの買い付けが完了したと思っていました。
ですがポイント、しかも10万ポイントも同じく株式購入のため引き出されています。
もしや重複して引き落とされたのか。。。
もうドキドキです。
それを抑えながらもう少し調べてみました。
するとこの訳が分からないからくりが分かってきました。
実は楽天証券でポイントを利用して株式を購入する場合のポイント充当の方法が少しややこしくなっていました。
ポイントで株式が購入できるということは本当です。
ただ、ポイントを充当するのにはタイムラグがあります。
そのために一旦現金を使って投資を行う形をとり、ポイントを使って後日清算されるというやり方になっています。
例えば10万円の株式に投資して5万ポイントを充当しようとした場合次のような流れになります。①10万円口座から引き落としし約定
②5万ポイントが充当予約で押さえられる(使えなくなる)
③5万ポイントが充当され、5万円口座に戻ってくる
こんな感じでポイントを使って購入する場合でも一旦購入額全額を現金で用意しなければなりません。
これを知らなかったので現金が振替されたことで、ポイントは使われていないと勘違いしたわけです。
そしてもう一つの誤算は、なぜかポイント投資の設定が「ポイントを全部使う」になっていたことです。
そのため期間限定ポイント以外の保有ポイントが株式購入に使われた結果、ポイントがごっそりなくなってしまったという今回の事件に繋がりました。
これってデフォルト設定なのか、私の操作ミスなのか。
今となってはよくわからないです。
が、今後このようなことが起こらない様に設定の変更は行っています。
全容解明は出来たものの
こうして、今回のポイント消滅事件の全容は解明することができました。
意図せずに今回は初めて楽天スーパーポイントで株式投資を実行したことになってしまいました。
JTを15万円の持ち出しで購入できたのでまあよかったのかもしれません。
しかし、意図しないポイント消化は何となく後味が悪いものでもあります。
あと、ポイントで株式が購入できるとは言っても一旦現金を口座に用意する必要がります。
購入資金が足りないのでポイントで補填ということはこの制度ではできません。
これが分かったのは収穫でした。
これは気を付けたいところです。
しかし、終わってみて感じたのはこのポイント投資、少し使いづらい制度だなあ、と個人的に思いました。
コメント