2023年もあっという間に12月。残り僅かになってきました。
これから迎える年末年始は何かと物入りな季節です。
そんな時に強い味方になってくれるのが会社員としての恩恵、ボーナスです。
さてその恩恵は私にもたらしてくれるでしょうか。
11月下旬、従業員評価が実施される
私が勤めている会社では年2回の賞与が設定されています。
支給はほとんどの会社と同じく6月と12月です。
支給額については業績連動ですので支給額は約束されていません。
さらにそれぞれの社員ごとに人事考課で成績のクラス分けがされ、そのクラスに応じて支給額が決定します。
12月のボーナスの場合はその考課は11月末に実施されます。
手順としては各社員の直属上司が1次評価を実施し、その結果を元に社長を含む役員が2次評価を行います。
評価は10種類の評価項目に分けられて満点は50点。
45点以上はSランク。以下A・B・Cとなり最低はDランクとなります。
2次評価はほぼ1次評価の結果が踏襲されます。
という訳で50名ほど社員がいると役員では細かく評価が出来るわけもなく基本的には1次評価の結果がそのままボーナスに直結しています。
これは言い換えれば中小企業あるあるの社長の好き嫌いで金額は決まらないということです。
私が作成したexcelに今回の平均支給月額を入れ、それぞれの社員のランクを入力するとボーナスの支給額が機械的に出てきます。
恨むなら直属上司を恨めと言わんばかりのきわめて合理的なこのシステム。
今回も支給額算出は簡単でした。
いくら支給するかの月数を決めるのが辛いところでしたが。
業績が絶不調の中、支給額を絞り出す
ここ最近業績が振るわない我が会社。
そのせいで昨年冬のボーナスも少ない状況でした。
今年の夏は流石に秋以降業績が回復するだろうと昨年冬より気合で原資を確保しアップ。
しかし、業績回復の皮算用は大きく裏切られます。
結果2期連続の赤字予想。
ようやく最近になって単月黒字をたたき出したものの焼け石に水でした。
そして来年以降も回復は遅れそうな悪情報のみ営業から上がってきます。
親会社からのプレッシャーも月を追うごとに激しさを増して来ました。
とは言え賞与の原資は毎月積み立てていますので業績に織り込み済みではあります。
ただ、この積立金を使わなければ(=ボーナス無しにすれば)今期の経営は大幅に改善されます。親会社のプレッシャーも少しは弱くなるかもしれません。
。。。という誘惑に負けそうになりながらも社長は踏みとどまりました。
最低ラインの1か月分を平均としてボーナスの支給を決定しました。
そんな中、私のボーナスはどうなるのか
1か月分と言いながらこれは基準値。平均であって評価によって支給額は違います。
B評価が大体その平均。Sになると1.5か月分の支給となりますのでほぼ例年通りの金額になります。
なので、頑張ればそれなりに貰えます。
逆に頑張らなかった(評価の低い)従業員は0.2か月分!
賞与というより昔ながらの「モチ代」といった感じです。
で、私はどうなのでしょうか?
私は一応取締役ではあるのですが、「使用人兼務役員」なので従業員の身分でもあります。
ですのでボーナス支給対象です。
ただし、取締役という立場上経営責任というものがついて回ります。
で、足元を見ると「2期連続赤字」。
もはやボーナスどころか、役員報酬(給与とは別に頂いています。)の返上も考えられる状況です。
結果は。。。?
全くなしにすると今後役員のなり手がいなくなるという理由と、製造の責任者として注文が激減する中被害を最小限に抑えたということで平均より少し少ないですが支給いただけることになりました。
金額にして20万円程度。昨年冬と同じくらいになります。
そして自力で追加の配当金
巷のニュースでは冬のボーナスは前年より増えているそうです。
我が家の場合は真逆を行っています。
しかし悲観していても仕方ありません。
こんなこともあろうかと(?)自力で収入アップにも励んできました。
それは株式の配当金。
12月は多くの企業の配当月となっていて、私の証券口座にもそれなりの金額が入金されました。
これを足すと何とか世間一般のボーナス額に届きました。
自社の業績悪化の補填を他社の業績好転の恩恵で補う。
という作戦がはまりました。
役員だからと思い切って購入した高額おせちの支払いも何とかなりそう。
何とか年を越せそうです。
来年も厳しさは続く
さて、今年は何とか乗り切れそうです。公私ともに。
しかし、いつまでもボーナス減額のままでは自他ともにモチベーションの維持が難しくなってきます。
何とか次の夏は満額支給を目指したいところ。
ではあるのですが相変わらずの雨模様が予想されます。
公・・・経営者としては責任大。場合によっては役員解任もあるかもしれません。
私・・・定年一歩手前の収入面では踏ん張りどころ。
結果を出せば役員として大幅アップも夢ではない。。。ハズ。
役員のままなら定年以降もそれなりの報酬が約束されるかも。
逆に厳しい結果だと役員解任もあるかも。。。それは厳しい。頑張らないと。
でもその時に備えての投資もしっかりしておきたい。
やはり矛と盾、両方準備しておきたいものです。
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