NISAの答え合わせ2021年末版

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比較する女性イメージ

早いもので2021年も残すところ2か月を切ってきました。
この時期と言えば年末調整という面倒な手続きが会社員には待ち受けています。

それに加えてもう一つ面倒なものが私にはあります。
5年前に投資したNISA口座にある銘柄をどうするのか。。。
利益が出ていれば気楽に出来るのですけど。さて。

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私の口座は一般NISA

私は2013年頃から株式投資を始めました。
それ以前にも投信積み立てはやっていましたが本格的に投資を意識したのはこのころです。

株式投資を始めると同時にそれまでも存在は知っていたNISA口座の開設にも踏み切りました。
当時は1種類しかなかったので当然一般NISAです。

一般NISAは投資期間が5年間と後から登場した積み立てNISAと比べると短いですが、投資可能な金額は年間120万円と高額です。

最近は「積み立て」の方が良いという風潮ですが、いつ政府の方針が変わるかイマイチ信用できないところもありこれまで乗り換えずに来ています。
(ちなみに妻の口座は積み立てNISAにして全方向対応はしています。)

この一般NISA、投資期間は5年となっています。
1回目の期限では再度NISA口座で継続し5年間延長は出来ます。
これをロールオーバーと言います。

この手続きが毎年年末にやってきて毎度どうするか。。。と悩むことになります。

というのはNISA口座で保有している金融商品は利益に対して課される税金が免除されるのですがこれ、逆に言うとマイナスになっていても何も有利なことはありません。
ですのでプラスの銘柄はロールオーバーしなければその時点の利益分は課税されずに済みます。

しかしマイナスの銘柄を特定口座に移す場合は税制の優遇は受けられません。
そもそも課税対象の利益が無いですから。
そして特定口座に移した段階で購入単価は現時点の価格に変わります。

なので特定口座に移換後、仮に株価が回復して購入時の価格に戻った場合でもその回復分は利益とみなされます。
ですので購入時の価格に戻っただけなのに税金(20%)課税されてしまいます。

これが巷でいわれる5年後に利益の出る銘柄を当てるギャンブルと言われるゆえんです。

当時NISAで投資した銘柄の5年後の姿

さて、今年も5年前に投資した銘柄をどうするのか考える時期がきました。
まずは該当の銘柄の現状を確認するところから始めます。

銘柄損益
JT△40%
すかいらーくHD△12%
コニカミノルタ△50%
キヤノン△21%
ひふみプラス+76%
ニッセイJリートインデックスファンド+42%

残念ながら5年前に投資した株式は全てマイナスに沈みました。
実際にはキヤノンなんかは大幅下落した時に特定口座で買い増し(ナンピンともいう)しています。

そのおかげもあって特定口座分ではそこそこプラスになっていてNISA口座のマイナスも補いトータルの損益はプラスです。

ですがNISAは別枠で損益が計上されるので今の段階でマイナス。利益に非課税といっても蚊帳の外になります。

そういう訳で今年が期限のとなるNISA口座保有の銘柄はマイナス。。。投資信託のプラスを加味しても焼け石に水、ゆるぎないマイナスです。
すかいらーくを除けば全て高配当銘柄なので配当金に課税されなかったことがせめてもの救いでしょうか。

ロールオーバーするかしないか

こんな割と厳しい5年後を迎えた銘柄たち。
ロールオーバーせず特定口座に移換してしまおうか。
いやいやいずれ株価は戻るとみてロールオーバーするか。

まずは利益が出ている投資信託2銘柄。
これはロールオーバーしないことにしました。
今利益がありますが5年後マイナスにならないとも限らないので今のうちに利益確定するということで特定口座に移換します。

問題は軒並みマイナスの株式たち。
マイナスからの復活を願って全てロールオーバーという手はあります。

あるんですがロールオーバー分も来年のNISA投資枠を使ってしまうことになります。
投資当初より安くなっているとはいえ全てロールオーバーするとNISAでの新規投資は出来なくなります。

そんなことを悩みつつふと、

「新規投資でも5年後確実に儲かる銘柄は無いな。」
「それほど新規投資に回せる資金もないか。」

この2行で我に返りました。

そういう訳で今年の方針は高配当が見込める銘柄はロールオーバー。
マイナスではあるが優待のみのすかいらーくHDは特定口座に移換。
という形に落ち着きました。

という訳で意外と使いにくいNISA、年末の悩みの種ですがこの経験を生かして上手に使っていきたいものです。

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