我が家の子供たちが大学生になった今、当然ながら授業料など支出が急激に増えています。
支出は増えても収入はそれに合わせて増えてくれることもなく、我が家の家計は当然ながらひっ迫してきます。
これは私がリストラされて無職になって以来のピンチです。
このままだと火の車化を逃れることは出来なさそう。
そこで、何か少しでも支出を抑えられないか?という緊急課題に取り組む必要が出てきました。
これまでもスマホの契約をMVNOに変更したり、自動車保険をネット通販タイプに変更したりとそれなりに手を打ってきたつもりです。
しかし、まだ足りない。。。
そこで、今回は最後の砦、生命保険の見直しに踏み切ることにしました。
。。。がこれ、結構大変でした。
これまでも保険の見直しはしてきました。
家計の見直しを考えた時に割と無駄と判定される生命保険や医療保険。
確かにそういう面はあると思いますが実際は助かったこともあります。
医療保険については我が家でも私や妻が入院・手術したときは結構な額の補償をしていただいたきました。
ただこの補償は本当に必要だったかというと疑問なところもありました。
実際「高額療養制度」を利用できましたので手にした補償金は出ていった医療費の数倍の金額でした。
儲かったと言えばそれまでですが毎月それなりの掛け金を支払う意味はあるのか?という考えも頭をよぎります。
そういうこともあって、医療保険についてはその後解約しています。私の分については、ですが。(妻の分は本人が不安がるので契約継続中です。)
これとは別に私は生命保険にも加入しています。
死亡保障についても「不要かも?」と思いつつ、もし(収入面で)大黒柱(?)の私に何かあったらと考えると解約に踏み切ることはできませんでした。
しかし、事ここに至ってもう少し真剣に考えないと遠い未来より近い将来に破綻するかもしれません。それは何としても避けたい。
とはいえ“もしも”を考えると全く何もなしということも考えものです。
そこで、保障額は多少犠牲にするにしても少し見直ししてみようかと思い立ちました。
まずは共済を検討する。
”保険の掛け金を安くする。”
真っ先に頭に浮かんだのは共済です。
共済には少ない掛け金でそこそこの補償が付いてくるという割とコスパが良いイメージがあります。
私も自宅の火災保険として共済に入っているので馴染みがあります。
そんな共済もいくつかあります。
全労災が運営するこくみん共済。(私の火災共済はここです。)
都道府県ごとにある都道府県民共済。(うちの場合は県民共済のこども共済に入っています。)
その外JA共済は生協が運営するCOOP共済などもあります。
そこで調べてみるとお手軽な価格で死亡補償が得られるのはこくみん共済と県民共済に用意されていました。
それが「生命共済」です。
掛け金は1,000円~4,000円。(口数によって変わる)
死亡保障は掛け金によりますが最大でも800万円程度と少し物足りませんが子供たちが独立するまでの数年間持ちこたえられたら良いと考えるとまあ良いかなという感じ。
逆に医療保障は充実しています。個人的には医療保障なしでも良いのですがセットなので仕方ありません。
という訳でこの共済に申し込むことにしました。
持病があると生命保険は難しい?
こうして生命共済に申し込むことにしましたが引っ掛かることがあります。
私は数年前に甲状腺の病気である「橋本病」の診断を受け、現在も通院・投薬治療をしています。
橋本病は甲状腺ホルモンの分泌が少なくなる病気なのですがそれを薬で補えば全然生活には支障なく、普段は病気を意識することもありません。
そんな意識の外にある橋本病ですが、これがいざ保険に入ろうとすると問題になります。
“持病持ちは保険に入れない。”
しかし、実際橋本病にかかると保険に入れないのか?は微妙です。
ググってみても「断られた」という人もいれば「問題なく入れた」という人もいてよくわかりません。県民共済などはその県によるという意見もありました。
結局、可能性はゼロではない。申し込んでみないとわからないというあいまいな結論しか出てきませんでした。
こくみん共済はダメでした。
色々調べたものの、やってみないとわからないということなので実際に申し込んでみることにしました。
で、ネットの情報ではこくみん共済の方が基準は緩いというこれまた曖昧な情報を信じてこくみん共済を選びます。
申し込みはインターネットでできますので割と簡単でした。
支払い方法をクレジットカードにするとその場で掛け金の引き落とし手続きもできてしまいます。
審査前に支払いの手続きもできるので比較的入りやすいのではないか。。。そんな期待を抱きながら申し込みを行いました。もちろん健康調査は正直に書きました。
こうして申し込みを行ってから待つこと約1か月近く。
お待ちかねの書類が郵送されてきました。
しかし気になる結果は「加入不可」。橋本病を患っていることがその理由です。
入れたという情報はガセ?それとも基準が厳しくなったのか?
いずれにせよこくみん共済に加入できないことははっきりしましたので素直に諦めました。
ちなみに、カード決済された掛け金は後日返金されるそうです。
ネットの生命保険が可能性あり。
さて、こくみん共済に振られた私。このまま諦めるわけにはいきません。
少ない可能性に賭けて県民共済に申し込むかとも考えたのですが、負け戦が濃厚です。
「むうぅ。」と悩んでいるとふと、
「医療保険なしの生命保険ならいけるのでは?」
と思いつきました。思えば今更ですが。
早速インターネットで死亡保障のみの生命保険を検索してみました。
目についたのはアクサダイレクト生命の「入りやすい定期保険」です。
これは引受基準緩和型定期保険というもので持病や入院・手術歴があってこれまでは入れなかった人でも加入できる死亡保険。
これなら確実に加入できます。
早速見積もりをしてみることにしました。
チャットで聞いて一般の保険に申し込んでみる。
生年月日、性別などを見積もりフォームに入力し、見積もりを開始します。
死亡保障額を切り替えながらどれくらいの補償で何歳まで加入するのかなどの条件を変更して掛け金を見ていきます。
しかし、「入りやすい定期保険」ではそこそこの補償額にすると結局今加入している生命保険と掛け金の額が変わりません。それでは見直しの意味なしです。
見直しは諦めるしかないのか。。。
「しかし、本当に橋本病だと普通の保険には入れないのかな」
そんな疑問が湧いてきました。
医療保険が無い死亡保険なら持病があっても加入できるのでは。。。
そんなことを思っていると画面の隅にあるチャット表示が目に留まりました。
最近はやりのオペレーターにチャットで問い合わせができるというものです。
吸い込まれるようにチャットで問い合わせというボタンをクリックしました。
「橋本病の場合、一般の定期保険には入れないでしょうか?」
この質問に対してどんな答えが返ってくるのか?
。。。
。。。。
。。。。。「確実なことは答えられません。が一度一般の保険で申し込まれたらいかがでしょうか。それで受付不可であれば改めて持病有でも入れる保険に申し込んでください」
保険会社から一度チャレンジしてみる価値があるとの回答です。
それなら、と一般の方で申し込むことにしました。
アクサダイレクト生命保険で申し込み・・・結果は?
チャットで問い合わせをしたのがたまたまアクサダイレクトでしたのでそのまま申し込むことにしました。
申込保険は「定期保険2」。”2”の文字がグレードアップされたことを想像させて気分も盛り上がります。
申し込みの手順は割と簡単です。
まず、マイページへの登録を行ってから申し込み画面の指示通りに入力していきます。
持病については「あり」を選んで病名、現在の状況等打ち込んでいきます。
保障の内容は死亡保障1200万円とそれに加えて事故などでの死亡の場合は800万円上乗せにしました。
これで予期せぬ事故で死んでしまった場合は2000万円の補償になります。これで現在の生命保険の補償額とそん色のない補償額になりました。
補償期間は「65歳まで」。それ以上の年齢では生命保険は不要だと考えました。
そうして気になる掛け金は・・・月額7,500円
補償内容は多少違いますが今の保険より掛け金が1万円ほど安くなります。
これで年額では12万円支出が減る計算です。
何とか受け付けてほしいと思いながら申し込みボタンをクリックしました。
橋本病でも一般の死亡保険に入れました。
こうして待つこと2日ほど。
保険会社からメールが届きました。
気になる内容は「保険の引き受けのご連絡」。無事に死亡保険に加入できました。
それにしても危なった。もしチャレンジせずに最初から持病があっても入れる保険にしてしまうと掛け金が高くなるか補償額を低い状態で加入してしまうところでした。
一時は共済でNGをくらったこともあり橋本病になると生命保険の加入もままならないのか、と落胆しましたが結局死亡補償に絞ることで加入できました。
生命保険や医療保険については無駄だとか言う意見もあると思います。
確かにそういう面もありますし、私も医療保険は加入していません。
しかし、こと死亡保障については(特に自分の保険)、残されるかもしれない家族の気持ちを考えると割り切って保険を解約するとはなかなかなりません。
そんな中、掛け金を少しでも下げられることになって今回は良かったと思います。
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