大学入学で一人暮らしをする子供のための部屋探し

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部屋探しイメージ

子供たちが大学受験に頑張っているころ。
親としては応援しつつ頭を悩ませていることがあります。
それは金銭面について、です。

子供たちを大学に行かせようと考えると大学に入るまでにもお金は結構…というか相当かかります。
塾や予備校の費用もそうですし、入学試験を受けるだけでも試験を受ける回数分費用が掛かります。
これが数万円では収まりません。

学資保険などで教育費を準備していたと思っていても入学するまでに消えていた。。。なんてことが現実味を帯びてきたところですが、当然ながら出費が必要なことがらはこの後も容赦なく襲ってきます。

その中でも結構な出費となる出来事、大学に進学した子供の一人暮らし。
そこにかかる費用の話です。

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子供たちの志望校と立地

私の子供は双子(長男と長女)です。
当然同い年ですので、大学への進学も同じタイミングになります。
そうなると費用も一度にかかることになりますので、自宅から通えて学費も安い国公立大学に進学してもらえるのというのが親側の理想になります。

しかしそう思い通りにはいきません。
親の意向はわかっていつつも現実路線で進路を決めた子供たち。
結局長女は自宅から通えるものの私立大学、長男は国公立ではあるものの自宅から通うのは難しい大学を志望することになりました。

長女の言い分は
「授業料は高くなるけど、自宅通学なので。」
長男は
「一人暮らしになるけど、授業料は安い。」

結局、トータルではどちらもそれなりのお金がかかることになりそうです。
まあ、私立大学で一人暮らしが最も大変なのですが。(その可能性も残っています)

学生専門の不動産会社

さて、現時点で私立大学の受験は一段落しました。

長女は予定通り、自宅から通える私立大学に合格していますのでここで決定です。

長男のほうは、受けた私立大学はすべて合格。
関西では結構レベルが高い難関大学にも合格しました。
ただし、その大学の場合少し離れているので「一人暮らし=金銭面できつい」という状況です。

こうなれば同じ一人暮らしでも授業料が三分の一になる国公立大学の入試で頑張ってもらいたいところです。

とはいうものの、国公立の2次試験は2月25日に行われて、合格発表は3月になります。
合格したとして、そこから一人暮らしの準備を始めるのは少し遅いという心配が出てきました。
(油断していると、そのころには良い物件は埋まってしまう。)

これは心配とあわてて調べてみると大学生に特化した不動産業者が見つかりました。
そこで契約するメリットとして、もちろん学生向けの物件が充実しているということもありますが、なんといっても合格前に物件をおさえることができて、実際の契約は合格発表まで待ってもらえるということがありました。

そこで、合格の願掛けという意味も込めて受験前に住まい探しをすることにしました。

入学試験より前に物件を探しに行く

インターネットで“大学名␣学生マンション”をキーワードにして検索をかけるとすぐに不動産会社はヒットします。

そこで紹介されている物件情報を見ながら、適当に見繕って資料請求を行いました。
すると翌日。。。
資料請求をしましたのである程度予想していましたが、早速資料請求した不動産会社から電話がかかってきました。

そこで、言われたのが早めの予約がおすすめということです。
やはり心配した通り良い物件はすぐに予約で埋まってしまうとのことでした。
状況を詳しく聞いてみると、2次試験の前日と当日の2日間でほぼ埋まってしまうそうです。

遠方の受験生の場合は簡単に来られないので受験に合わせて親が一緒に現地入りし、本人は入学試験、親は物件の見学というように手分けするケースが多いとのこと。

で、我が家の場合は遠方ではあるもののそれほど交通費はかかりません。
ならば、先手必勝ということでその前に物件を見学できるように予約を行いました。
当然受験生は勉強に残して親だけでの見学です。

気になる価格帯

物件見学の予約を行いましたが、ぶっつけ本番というわけにもいかずあらかじめおすすめの物件などが載った資料を送ってもらいました。

ちなみに大学があるのは大阪市内、大都会です。
これは相当お高いのかなあ、と不安に駆られながら資料を眺めました。

すると家賃についてはかなり幅広い物件が用意されています。
安いものでは月2万円程度の物件もありますが、大体3万円から6万円がボリュームゾーンといった感じです。

ざっと見た印象では、
3万円台はユニットバス(風呂トイレ一体)、古い。
4万円台はトイレと風呂がセパレートで比較的新しい
5万円台になるとオートロックも当たり前、築浅物件が豊富に見つかります。

立地は大学から徒歩数分というところもあれば、20分以上と少し離れたところもあります。
私は大学から近いほうが便利でよいのかな、などと思っていました。
しかし、「大学の近くだと学生たちのたまり場になってしまう。」という不動産会社のアドバイスもあり、あまり立地にはこだわらないことにしました。
自転車があれば大学生はどこでも行けるでしょう。

そして一応そこに住むことになる本人にも希望を確認してみました。
すると「洗濯機は室内に置きたい」と虫が苦手な長男らしい要望が出されました。
これで条件はまとまりました。

コスパの良い物件はすでに。。。少し遅かったか

学生の一人暮らしにどのくらい出せるのか?
男の子だし少しくらい古くても良いかと最初は思っていましたが、やはり親ばかでした。
目に留まるのはそれなりの物件ばかりです。

しかしさすがにお金には糸目をつけないというわけにもいきません。
そこでそれなりの物件を見てみるとそれなりの物件となると4万円は超えてしまうようでした。

実際4万円半ばだと、オートロック・トイレ風呂セパレート・洗濯機室内といった設備のものも見つかります。
そんなコスパが良い物件をいくつかピックアップしてあらかじめ見学をお願いしておきました。

そして当日。
頑張って早起きして午前中に不動産会社に入りました。
午前からにぎわっていて私たちと同じく受験生の両親と思しき人たちでテーブルはすべて埋まっています。

これを見て焦りつつ、早速担当の方から話を伺うと。。。
私が見学を希望しした物件はすでに予約が入ってしまったとのことです。皆さん考えることは同じで私の動きが少し遅かったようです。

仕方がありませんので気持ちを切り替えてほかの物件を探してもらいました。
そうして、4件ほど候補を出してもらい見学に向かいました。

結局決めた物件はいくらだったとのか

こうして、いろいろと物件を見て回るのに半日を費やしました。途中昼食もない強行軍です。
しかも、当日たくさんの受験生の親御さんが見学に回っていて実際同じ部屋でかち合うこともありました。

この様子だと、ここがよさそうと思ったら即その場で決めるぐらいの決断力が要求されます。
そうして決めたのは結局予算を少し超えてしまいました。

オートロック付き賃貸マンション(エレベーター付き)
屋根付き駐輪場
間取りは7畳洋間の1K。
風呂トイレセパレート、洗濯機室内設置
そして洗面化粧台も独立

設備を見れば男の子にはもったいないくらいのものです。
気になるお家賃ですがこれが少し痛かったです。
月50,000円(共益費込み)
敷金と礼金は頑張って交渉して無料。これがせめてもの慰めです。

結局4万円半ばのほど良い物件はすでに埋まっていて、ならばと3万円台の部屋も見てみたのですがここで暮らすにはかなり厳しそうな部屋でした。(贅沢ですが)
なにより見比べているうちにどうしてもきれいな物件がよく思えてきてしまいました。
ここは清水寺の舞台から飛び降りるしかないか。。。

合格すれば春から長男は家を出ます。

こうして、少し贅沢な物件に決めることになってしまいました。
(これが長女ならこの物件に悩まず即決だったかもしれません)

家に帰ってから本人に報告するとまんざらでもない様子です。
これで受験へのモチベーションも少し上がったかもしれません。

かなりレベルの高い大学ですので合格すればお金のことは置いておいて気持ちよく送り出したいと思います。

しかし、理系なので大学院までと考えると6年間ここに住むとして、

50,000円×12か月×6年間=3,600,000円

これだけの費用が住居費として出ていきます。
授業料は年50万円ほどと安いのが救いですが、これから子供たちが就職するまでの間、正念場が続きます。
頑張らなければ。。。

これに加えて思うのは
”子供と一緒に過ごせるのは20年にも満たないんだなあ”
という事ですね。

判っていたはずですが、いざ目の前にその状況が置かれるとかなり寂しいものがあります。
でも子供たちが成長していくうえで大事な節目ですので寂しいですが応援したいと思います。

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