銀行がiDeCoの宣伝のために会社にやってきた。

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銀行イメージ

数ある資産運用の中で今のところ地味なジャンルに区分けされそうな確定拠出年金(iDeCo)での運用。まだまだ世間での認知度は低いと感じます。
そのiDeCo、たまたま私は運用を行っています。

私の場合は前に勤めていた会社が“企業型”の確定拠出年金制度を導入したため有無を言わさずに確定拠出年金の運用を始めることになってしまいました。
その後その会社を退職し、転職することとなったのですが再就職した会社は中小企業でしたので確定拠出年金制度はありません。

しかし、一度この制度の運用者になってしまうと基本的に60歳になるまでは解約などはできないということで、ある意味年金資金を守るには非常に有効な制度です。
私が転職したのは50歳手前ですので60歳までの10年以上は運用を続けなければなりません。

そこで、“企業型”から“個人型”の確定拠出年金に移換して運用を続けています。
この個人型確定拠出年金、当時はイデコという愛称もありませんでしたので今よりさらに認知度は低かったと思います。

移換手続きのために会社の総務に書類捺印をお願いしたのですが当時の担当者の反応が
「何ですか?これ」
だったことは今でも鮮明に覚えています。

あれから約5年。社内で久しぶりに「確定拠出年金」という単語を聞くことができました。
今回はその話です。

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現在社内にいる加入者は私だけ

私が今の会社に再就職した当時、その会社では確定拠出年金制度はもちろんありません。
さらに個人型の確定拠出年金に加入している社員も一人たりともいない状態でした。

そんな状態の会社に確定拠出年金を持ち、それを企業型から個人型に移換しなければならない私が入社してきました。
その当時、移換しなければならない私は手続きに必要な書類を携えて総務の担当者に対応をお願いしました。

その手続きとは「事業主の証明」というものです。
個人型の確定拠出年金では自分の働き方によって拠出金額(掛け金)の上限が変わってきます。そのため、勤務先に証明をしてもらう必要がありました。

会社によってはこの証明が面倒ということでなかなか対応してもらえないケースもあるようですが、既に加入していて個人型に移換しなければならないという事情と総務担当者が協力的なこともあってこの手続きはスムーズに進みました。

こうしてこの会社で記念すべきiDeCo運用者第一号が誕生することになりました。
しかし、その後第2号の運用者は生まれないまま月日は過ぎていきました。
たまに同僚とそういった話をすることはあったのですが、興味を示す人は特にいませんでした。

突然iDeCo説明会が開催される

そんなある日、いつものように会社に出勤すると見慣れぬスーツ姿の男性が会社にいました。始業前に来客があるとは珍しいなと思いながら作業着に着替えて朝礼に向かうとそこにそのスーツ組が立っていました。

その二人は会社が取引している(つまり借金している)銀行の行員だそうです。
そんな人たちが朝から何の用事かと聞いてみると「iDeCoの紹介に来ました。」とのこと。
こうして社員がほぼ全員集まる朝礼の場を借りて説明会が開催されることになりました。

説明会とは言うものの、朝礼の場を借りての開催なので時間は10分ほどしかありません。
ほとんどの社員が「iDeCoって何?」という状態です。
「10分で伝わるのかな?」と疑問に思う私をよそに説明会が始まりました。

限られた時間での説明

さすがに与えられた時間が10分でしたので説明はザックリとしたものでした。
配られた資料をもとに説明が進むのですが、話された内容はポイントだけに絞ったようです。

・従来の年金に加えて自分で運用できる年金制度(最近加入者が増えてきているそう)
・自分で掛け金を拠出して運用を行う制度で掛け金には税制の優遇(所得控除)を受けられる。
・手数料はかかるものの仮に元本保証の定期預金を選んでも所得控除が受けられるのでトータルではお得な制度である。
・デメリットとしては60歳まで解約できない。

非常にザックリです。
みな資料に目を落としてはいるものの私から見ても反応は薄いです。
初めて説明を受ける社員たちからは質問が出ることも無くその10分間は過ぎていきました。

最後に「個別に相談は受けますのでいつでもこちらに飛んできます。」という言葉で説明会は締められました。

皆の反応は薄かった

説明会後、皆の反応を聞いてみました。
ほとんどの人は自分には関係ないと既に他人事になっていました。
それでなくてもとっつきにくい資産運用という言葉にさらに訳の分からない“iDeCo”という冠が乗っかっているのですから無理もありません。

銀行側としては詳しく話を聞きたい人は別枠で説明したいと思っているのかもしれませんが、この説明では効果が薄いように思いました。

せめて最初に「この中でiDeCoをやっている方いらっしゃいますか?」という質問を投げるなどして身近に体験している人がいるということを知ってもらうように仕向けるとかした方がよいと思うのですが。

少なくとも経験者が一人はこの会社にいる訳ですから(私のことです)それだけでも興味を持つ人がいるかもしれませんし、うまくいけばその経験者がiDeCoについて社内広報マンになってもらえるかもしれません。

こうして消化不良気味に説明会は終了しました。
なんだかんだ言いましたが、私の身近でiDeCoの話題が出るようになってきたのかと思うと感慨深いものもあります。

とはいいつつも、今回来てくれた銀行には申し訳ないのですが、説明の内容を聞く限りこの銀行でのiDeCo申し込みはお勧めしないと思います。
何しろ手数料が高いです。

私が運用しているSBI証券、そのほかにも楽天証券などでは証券会社への運用手数料がかからないところも結構あります。
ですので、どこで運用してもかかってしまう国民年金基金連合会と信託銀行に支払う月額167円のみで済みますがこの銀行でお願いした場合さらに銀行の取り分として260円程度プラスされてしまいます。

月額での手数料ですからこれは地味に聞いてきます。
もちろん対面で相談できないと心配だという場合でしたら良いとは思いますが、あまり銀行に相談しても的確なアドバイスはもらえなさそうですし、これをきっかけに別の金融商品を勧められるという不安も感じますので。

そんな感じでまだまだ反応が薄かった確定拠出年金。
知名度を上げるのにはまだまだといったところです。

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