エアバックリコールの時間差攻撃に我が愛車が引っかかる。

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先週の週末、私の愛車を自動車ディーラーに持ち込み修理をしてきました。
何の修理をしたのかというと助手席エアバックユニットの交換です。

 

これを聞いてピンとくる方が多いかと思いますが、例の欠陥エアバックとして騒がれた「タカタ」のエアバックが我が愛車にも取り付けられていたようで、今回リコール・交換と相なりました。
もちろん交換は無償でやってくれます。

 

ところで、このエアバックのリコール問題ですが、エアバックの交換をしたという話をすると「今頃になって?」という印象を持たれる方も結構いるようです。
確かにこのニュースが世間を賑わしていたのはもう1年くらい前のことでしたので、既に記憶が薄れてきた方も多いでしょう。
私もそうでした。今年の春までは。

 

実は私の愛車はその当時最も騒がれていた時期はリコールの対象には入っていませんでした。
当時自分の車に取り付けられているエアバックのメーカーなどは判りませんでしたので、自分は対象なのか?とヤキモキしていたのですが、発表されたリコール対象の車種には入っておらず、ほっとしたのを覚えています。

 

そうして、そんなことを忘れかけていた今年(2018年)の4月上旬。私の愛車のメーカーであるスバルから一通の封筒が送られてきました。
「大切なお知らせ」と書かれていたその封筒の中身を読んでみるとくだんのリコールのお知らせが入っていたという訳です。

 

「え、いまさら?」と疑問に思いネットで調べてみると確かに3月末に新たにリコールの追加がされていました。私の場合は連絡が遅かったわけでは無く、この追加リコールに該当してしまったようです。

 

恐らく今までは型番か製造ロットなどから確認した結果、対象外と言われていたものが「やっぱり対象でした」となったのでしょう。まあ、これは仕方ないです。

 

こうして、リコール対処となった我が愛車。
早速修理のために予約を取り無事エアバックユニットの交換が終了しました。作業自体は1時間程度とあっさりと、そしてあっけないものでした。

 

その交換作業を待っている間に営業マンに少し話を聞いていたのですが、整備部門は今回のリコール対応でかなり忙しくなっているそうです。(スバルの場合、今となってはエアバックの問題だけでは無いですが)

 

というのも、最初にリコールされた段階では対策用の交換部品が全く足りないため交換が出来ずに応急処置しかできなかったそうです。

 

その為、「応急処置-交換」ということで、リコール対応で2回の作業が必要になってしまったということです。
リコールというそれでなくても通常の整備に追加された仕事なのにそれが2度手間となる...そりゃ忙しいでしょう。

 

ちなみに、その応急処置はどういった事かというと、エアバックの動作をキャンセルして事故が起きても動作しない様にしていたとのこと。
当時のお客には安全装備のエアバックを動作しない状態にして、車を使うのはいかがなものか?という不満を訴えられたそうですが、緊急措置という事でご理解いただいたそうです。

 

そんな感じで「大変でしたね~」と話が弾んでいたのですが、そんなリコールの顛末の話の最後に私に向かって言われた言葉に少し引っかかるものがありました。

 

「tobiuoさんの場合は直ぐにエアバックを交換できたからよかったです。最初の方はエアバックの動作をキャンセルだけして結局1年ほど待っていただいたお客様もいらっしゃったので。」

 

説明では最初のリコール対象者の場合、交換対応は出来なかったもののエアバックの動作をキャンセルして欠陥エアバックの被害の可能性を無くしています。

 

私の場合は交換までの期間、動作はキャンセルされることなく使い続けていました。

 

これ、OKだったのかなあ。私の頭の中は「?」マークがぐるぐる回っています。
エアバックが危険な状態のままその車に乗り続けていた私の方が危険だったのではないか?
それを「すぐ交換出来て良かった」という言葉ですり替えられていないか?

 

一応今は対策済みの愛車ですがもやもやしたものが残ってしまいました。

 

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