私は前の会社のリストラに伴う早期退職ののち、現在の会社に48歳で転職しました。
アラフィフでしかも何のコネもない状態での転職活動でしたので結構苦労しました。
この年齢なら前の会社では管理職が普通なのですが、そうではありませんでしたし転職に当たっても肩書には特にこだわりもありませんでした。
しかし逆にこの年齢では管理職以外での求人需要はあまり多くありません。
やむなく「管理職も出来ますよ」と根拠ないアピールをしながらの転職活動を余儀なくされた私でしたがそんな状況の中、管理職不足の会社事情と私のアピールとがたまたま一致し、現在の会社にお世話になることとなりました。
で、管理職とは言うものの私の役職は「課長」。中間管理職です。
勤めている会社は中小企業ですので従業員もそう多いわけではありませんし、ポストもそう多くはないはずなのですが、私と同じ「課長」は現在7名ほど在職しています。
職制上は社長-取締役-部長ときて課長です。
順調であれば課長の次は部長ですので、課長陣7名のなかから部長に出世できる者がでてくるのか?というとそれほど甘くは無いようです。
実は今でも部長のポストは空いています。
しかし、現状埋まっているポストはひとつだけです。
そのポストに収まっているのは社長の親族です。
あと二つほど部長のポストは空いているのですが、そのポストには社長が兼務となって塞がっています。
私が入社してから課長に昇進した従業員は何名かいますが、部長に昇進した人は皆無です。
課長のまま定年を迎えるというのが一般的な模様。
早い話が幹部には親族以外はなかなか付けないということです。
以前、親族以外で部長になった人がいたようですが、その時期に随分経営方針で揉めてしまい、その人は解雇。
それに懲りたようで現在の親族以外は課長どまりという状況になっているようです。
オーナー企業で非上場の中小企業ならではの状況では無いでしょうか。
こんな環境ですから、最近転職してきた外様である私にはこれ以上出世の目は無いわけで、出世しないという事は収入面でも大きな増収は期待できませんから、モチベーションはあまり保てません。普通なら再転職が頭をよぎります。
とはいえ、人事以外ではこの会社は居心地は悪くないですし、私はもともと出世欲が無く肩書にそれほど固執しているわけでもありませんのでこのまま淡々と勤務できれば良いかなと思っています。
まあ、肩書はいりません。給料は上がってほしいですが。
そういう事で、転職するときに「規模が小さい方が自分の実力が発揮できて出世できるのでは?」と考えている方は、その会社の組織図を確認された方が良いかもしれません。
色んなポストを上層部数名で兼務している場合はさほど期待できない可能性がありますので。
組織図なんて、そんなの入社するまで判らないだろう?と思われるかもしれませんが、意外と会議室や事務所の壁に掲示していることが多いので目にする可能性もないことはありません。
転職活動で会社を訪問したときに「組織図」というのを意識してみてはいかがでしょうか。
運命が変わるかもしれません。(大げさかな)
コメント
はじめまして。アラフォー転職中と申します。
去年の末に、ひょんなことからこのブログを発見し以後読者になっております。
私の中でもホットな話題だったので初めてコメントさせて頂きます。
確かに、中小企業の管理職出世レースは中々厳しいものがありますね。
事情は会社ごとに違うでしょうけど、「その会社での勤務年数」「上長とのコネ」「仕事での成果」「その他諸々の人間関係」「ポストの空き具合」などなどその辺りの状況がすべて「オールグリーン」にならないとなかなか次のステージに上がるのが難しいですね。
すべてが揃って「出世のチャンスか?!」と思うと組織が再編成されて、またふりだしからスタートなんてのもよくある話ですね(苦笑)
組織図を見ることは大切だと私も思います。その会社に入る入らないに関わらず、人員をどういう割合で配置しているのか一つの目安になりますから。
なんか、まとまりのないコメントになってしまいました。すみません。
また機会があったらコメントさせて頂きます。
アラフォー転職中様
ブログへの訪問およびコメントいただきありがとうございます。
お名前から察するとまさに今転職活動でご苦労されているのでしょうか。
私も転職当時の苦労を思い出しながらこのブログを運営しているのですが、久しぶりに転職にかかわることを書いてみましたがいかがでしょうか。
ご指摘の通り中小企業の場合その会社独自のルールがあるようでそこの見極めが難しいところだと思います。
大企業では頭でっかちの年齢構成でポストが空かない。
中小はポストが開いていても色んな事情で出世できるかどうか未知数。
いずれにしても苦労は絶えないですね。
そんな環境ではありますが、お互い頑張っていければと思っています。
また、コメントをいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。