医療休暇制度の会社間格差

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妻が入院するとなると、我が家に残された唯一の大人である私が色々と対応しなくてはなりません。
入院の手続きや、手術の付き添いなど、次から次へと用件が出てきてバタバタしてしまいます。
このバタバタですが当然ながら平日に発生しますので、それに対応する私はどうしても会社を休む必要があります。(妻が入院しているのだから、用事が無くても休んで付き添うのが当たり前だろうというご意見は甘んじて受けますが、それはそれです。)

この休みに有給を使うという方法もありますが、他に会社としてやさしい制度が準備されていないかなあと期待して少し調べてみました。
というのは、私が以前勤めていた会社では「医療休暇」という制度がありましたので。

これは、社員本人か家族が病気やけがなどした場合に取ることが出来る休暇です。
このような休暇が今の会社にもないかと思い、就業規則を調べたところ、「傷病休暇」という項目が目に留まりました。これが思っていたものに近そうです。

しかし、残念ながらこの傷病休暇、あまり使い勝手が良くありません。
以前の会社の制度と比較してみるとこんなかんじです..

(  )は前に勤めていた会社
対象者・・・社員本人がけがや病気になったとき(社員とその家族)
けがや病気の程度・・・3日以上の入院(医療機関に1日以上かかった場合)
付与日数・・・入院3日目から最大20日(初日から12日間)
確証・・・診断書(短期なら医療機関の領収書でOK)

やはり前に勤めていた会社は大手の会社でしたので、充実しています。
また、単純な比較だと付与日数だけは今の会社が勝っているように見えますが実はこれには、からくりがあります。

“付与日数は2年前の有給休暇の繰り越し分の範囲で最大20日付与。”
ようするに期限切れで使い切れなかった有給休暇を傷病休暇で復活できる。というものです。
ですので、有給の完全消化などをしていると傷病休暇は1日たりともありません。

というわけで、「本人のみで2年前に捨てた有給があればその範囲内で付与」という今の会社の条件では「捨てた有給無し、病気は妻」という私のケースでは使いようがありませんでした。
というよりもほぼ有給を完全消化している私には傷病休暇は事実上ないという事が今回で判明した訳です。仮に次の入院は私でも。。。

やはりこういった細かい面でも格差っていうのはあるもんだなあ
その会社に勤めないと判らないこういった細かい福利厚生面で差があることを今更ながら思い知りました。

こういった事は調べようがあるのだろうか。採用試験の時にこまごまと聞くと採用されなさそうだし。
次に転職する機会があれば気を付けたいと思います。
どうか皆さんも気を付けてください。

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