昔は残業の考え方が良くなかったなぁ…という思い出

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今日は残業について過去の自分に対しての反省を兼ねた振り返りです。
私は現在お世話になっている会社では管理職ですので、残業しようが休日出勤しようが手当は付きませんしいくら働いても法律上問題はありません。
それが理由ではないのですが、今ではほぼ定時で退社するようにしています。

休日出勤をした場合でも手当はいただけないものの、代休を取り自分の中で帳尻を合わすようにしています。
こんな私ですが以前勤めていた会社では、あまり胸を張れない勤務をしていました。

その会社に勤め始めたのは30年ほど前のことです。
新卒で入社しましたので会社という組織はそこが初めてです。技術職でしたので工場勤務でしたし、それなりの規模の会社でしたので同じ技術職の社員に囲まれて働いていました。

最初は右も左も判らない状況でしたので、当然職場の先輩たちの勤務ぶりに倣って働くことになります。
当時はそれほど“ワークライフバランス”が注目された時代ではありません。むしろ長時間勤務は美徳とされた時代です。

先輩方は残業、休出は当たり前。
月100時間の時間外勤務をすると自慢してくるという状況です。
そんな環境にいましたので、私も働くという事は「残業ありき」という風に刷り込まれて何の疑問も抱かずに残業を重ねていました。

ただ、その当時は残業した分は収入に反映されていましたので、しんどくても報われているという感じはあったと思います。若いという事もあり、そういった環境でも何とか乗り切っていました。

そんな環境で10年ほど過ぎたころ。会社の制度が変更されました。
いわゆる”みなし残業制”というやつです。
私の勤めている会社では次のような制度になりました。

・あらかじめ20時間分の残業手当が基本給に上乗せされる。
・20時間未満の残業時間でも基本給は減らない。
・20時間を超えた場合は申請により超過分の手当てを給付する。

というような制度です。
一見、有利な制度に思えますが、問題点はありました。
・最初から20時間分支給されていると、多少は残業しないと悪いような気になる。
・みなし残業制度なので残業時間の管理をしなくなり、自分の総残業時間が判らなくなる。
・結果、残業時間が20時間超えていても申請しなくなる。

この問題をほとんどの社員は判っていたと思います。
ですが20時間分手当が給与として支給されているので「まあいいか」となっていてあまり問題にはなりませんでした。
今思えば会社に都合に良い制度です。

結局、労働基準監督署に問題を指摘され数年でこの制度はなくなりました。

こうして、従来通り働いた分、残業手当が支給される制度に戻ったわけですが、ここで会社の業績が悪くなります。
経費削減の名のもとに残業規制が開始されました。

これは全従業員対象で、基本残業は禁止。残業する場合はその日の午前中までに申請を出して許可を得なければならないというものでした。
建前的には、「申請すれば残業可能なのでサービス残業はしない様に。」という事でしたが、その日に残業しなければならないかどうか午前中に判ることは少なく、結果的には届け出せずに残業(=サービス)という事になってしまいました。
(事後申請も出来ないことは無かったのですが、守ってくれるはずの労働組合が良い顔をしないので申請する人は少なかったと思います)

私も、午後から仕事が飛び込んでくることが結構あり、このサービス残業を定常的にするようになりました。
そういった好ましくない状況であったのですが、以前みなし残業していたこともあり、残業という意識が低くなってしまいあまり問題意識はありませんでした。

そうして普通に終業時間なると一旦タイムカードを押して、そのまま席に戻り仕事をするという毎日を過ごすことになっていました。
当時は「それなりに給料をもらっているし、多少は構わないかな」と思っていた記憶があります。

こういった感じで残業、しかも無給の残業が常態化してしまった訳ですが、当時を振り返って反省と後悔があります。
私自身は自業自得の面もあるので仕方ないのですが、この姿を見て後輩たちも同じようなことをしてしまったという事が今となれば引っかかります。

口では彼らに「残業申請していないのだから早く帰れよ」と言っていても、その言っている本人がサービス残業しているのですからまるで説得力はありません。

また、たちが悪いのは残業している社員を見ても残業の許可を得ているのか、いないのか見た目ではわからないため、特に異常とは思われないという抜け道のようなものがあることでした。

ということで、昔ながらの勤労意識と、途中で導入されたみなし残業制度、とどめに業績悪化により残業規制という流れで気が付くと無給で残業することに抵抗がなくなっている私とその私に合わせてしまった後輩たちがそこにいました。

冷静に考えると理不尽な事この上ないのですが、当事者になるとその理不尽さに意外と気づかないものです。
何しろずっとその環境にいるんですから、ある意味マヒしています。

私も早期退職して、転職した今だからこそ過去を振り返って、その理不尽さに気づいていますが、そのまま残っていたとしたらいまだに同じように働いていたかもしれません。
当時の私にも同僚たちにも悪いことをしたなという懺悔の気持ちでいっぱいです。

少なくとも今の会社ではそんな事がないように注意しなければいけません。
管理職でもあるし。
過去の体験から学んで同じ過ちを起こさないようにしたいと思います。

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思い出話
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流れのままに。。。転職と資産運用とそれから

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