私が以前勤めていた会社を早期退職してから随分月日がたちました。
そんな今でも、同時に早期退職した「早退同期」とは比較的パイプが繋がっていますが、古巣に残った人たちとはお互い気まずい思いがあるのか徐々に疎遠になっているように思います。
しかし、折角の縁ですので何とか繋ぎ止めたいと年に数回こちらから声をかけて近況報告がてら会うようにしています。
そういった場では、やはり気になるのは古巣の状況です。
私たちが早期退職したことによって業績が好転してくれれば良いと思ったり、好転したらしたで辞めなければよかったと後悔したりと複雑ではあるのですが、気になるものは気になります。
で、私が退職してから数年間、低空飛行ながらなんとかやってきたようですが、今年は新展開がありました。
新入社員が入ったそうです。
しかも5名ほど。
思い返せば私がまだ在籍していたころも新入社員の採用が抑制されていました。ですので、かれこれ10年近くは新規採用はしていないのではないでしょうか。
ですのでフレッシュな新卒新入社員なんてすっかり見るのはご無沙汰です。
新規採用するという事は会社としても持ち直したんだなと思いうらやみながら聞いてみるとその理由は意外でした。
私たちが早期退職したときですが、結構若手社員の退職が目立ちました。
実際早期退職の募集面接でも若手社員の方が面接で退職勧奨されていたようです。
実際、最後の退職手続き日に集まった面々を見ても平均年齢は思いのほか若くて、アラフィフの私と同年代は少数派でした。
その結果、現在の社員構成は極端に年齢層が高くいびつな状態になってしまったそうです。
そこで、それを是正するために若い社員を採用することになった模様です。
うーん、そんなことでいいのだろうか。
話を聞く限りではあまり私たちが身を削った効果が出ていないまま場当たり的に採用活動しているような気がして先行き心配になりました。
特に何も知らないで入社した新人さん達はショックを受けていないだろうか。。。
大手の看板を掲げているとはいえ、非上場の会社ですのでそれほど情報もなかったでしょうし、現実を目の当たりにした彼らを少し心配してしまいました。
まあ、ポジティブに考えると新入社員を採用するという事は事業継続に目途がたったということかもしれません。
私も古巣がこの世から消滅してしまうのは望みではありませんので新規採用したという事実を前向きにとらえたいと思っています。
ということで“残留した元同僚たち+新入社員たち”にはこれからも頑張ってほしいです。
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