「iDeCo」のCMを見て確定拠出年金を始めた頃を懐かしむ。

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テレビを見ていると確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」のCMが放映されていました。
今年から対象者が大幅に拡大されたのを受け、普及に本腰を入れてきたようです。
この 「iDeCo」ですが、ほとんどの方がよくわかっていない状況だと思います。
果たしてそんな状態で普及に弾みがつくのか。。。疑問です。
 
私自身は、以前勤めていた会社がこの制度を導入するということで否応なく確定拠出年金に加入していました。企業型というやつです。
 


もう10年くらい前になるでしょうか。
一応、会社で制度の説明会が開かれ、パンフレットなどもいただきました。
が、それだけです。あとは当人にお任せです。
そんなことを言われても何に投資すれば良いのか全く判かりません。そもそも投資信託ってどんなものかすらよくわからない状況です。
ですが、投資設定の期限は迫ってきます。

そうして、とにかく「えいや!」という感じで決めた配分は
元本保証商品(年金保険と定期預金):7割
バランス型投資信託:3割
だったと記憶しています。

当時の同僚たちも、結構投資先を決めるのに四苦八苦しているようでしたが、基本的には安全性重視で元本保証商品を軸に選んでいたように記憶しています。
皆さんやはりリスクという言葉は嫌いなようです。

確かに私の成績も当初2年くらいはマイナスでした。やはりリスク商品を選んだのは失敗だったかなという感想を持ったものです。
ですが、毎月定額を積み立てするというのは強いもので、3年ほどでプラス転換。
当時は「ドルコスト平均法」などという単語も知りませんでしたが、自然とその方法が効果的であることを学んだように思います。

これが、その後インデックス型の投資信託の積み立てや退職金を使っての資産運用に繋がっていきました。ようやくリスクというものとの付き合い方を意識できたように思います。
そんなことも知らずにいきなり「iDeCo」と言われても戸惑うばかりだったと思います。

(NISAの時もそうでしたが。CMを見て制度を調べようとはなかなか思わないでしょう)

今は多少なりとも運用で利益を得ることが出来たのも、半ば強制的に企業型確定拠出年金を始めなければならなかったということが切っ掛けです。ですので、これはこれでありがたかったのかなと。。。

ところで、話は確定拠出年金を始めた当時に戻ります。
同僚の中で奥さんが銀行員という人がいました。金融商品には非常に詳しいはずの銀行員が身内なのでそれは合理的な配分にしたのではないかと思い、参考に聞いてみました。
やはり本人も投資には全く疎いので奥さんの言いなりで配分を決めたとのこと。

その配分とは・・・「定期預金100%」
ゴリゴリの元本保証を選択していました。

普段、お客さんには投資信託などの投資商品を積極的に勧める銀行員の選択が定期預金って。。。
今思えば銀行員といってもそんなに金融に詳しいわけではないのかなと思わせるエピソードでした。

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