私は確定拠出年金(イデコ)の運用を前に勤めていた会社の時から続けています。
元々その会社では企業型確定拠出年金制度があり、それに加入していましたが制度のない会社への転職に伴い個人型の確定拠出年金に移換しました。
それに伴い毎月の掛け金(拠出額)が会社負担だったものを個人負担に変更しています。
その掛け金についてですが、私は年金の第2号加入者になりますので金額の上限は月23,000円と決まっています。
企業型から個人型に移換した当時、この制度をあまり理解していなかった私は掛け金も適当に設定してしまい、結果上限額に届かない月20,000円の拠出にとどまっていました。
これは少々もったいないことですので、懐が許すのであれば上限額まで引き上げたいところです。
そしてあと上限額までの差額3,000円ぐらいなら何とかなるだろうと、掛け金の増額を決意しました。
こうして掛け金増額を目論んだのが2016年の12月のことです。
しかしこのタイミングが悪かった。バタバタの始まりです。
まずは申請書類の入手からスタート
確定拠出年金の掛け金増額(変更)には当然手続きが必要です。
一般の投信積み立てなどなら運用している証券会社にログイン(ネット取引の場合)すればすぐに積立額の変更が可能です。
勝手にそれと変わらんだろうと意気込んで運用会社のホームページにアクセスしました。
しかし確定拠出年金の場合はネットで完結できないようです。
手続き方法を見てみると掛け金の変更手続きに関してはインターネット行えるのは書類の請求のみとなっていてアクセスすれば即手続き完了というような簡単な話ではありませんでした。
これは出鼻をくじかれました。
そこで、ルールに基づいて書類を請求し届くまでおとなしく待つことにしました。
そして数日後待ちに待った申請書類が送られて来たのですが、そこには手続き用の申請書類に加えて1枚【重要】と書かれた書類が同封されていました。
iDeCoの制度変更で書類関係も変わるとの知らせ
申請書類に同封されていた1枚の紙きれ。【重要】というたった2文字の単語なのですが意外に大きく主張してきます。
その書類に書かれていた題名はこうでした。
”【重要】2017年1月以降ご利用不可となる各種手続き書面について”
利用不可という文字に不穏なものを感じた私は早速内容を確認することにしました。
元々、確定拠出年金制度が日本に導入された当時はそれに加入できる対象者が結構限定されていました。
その状況では普及がままならないことに気づいたのか、2017年1月から確定拠出年金をiDeCo(イデコ)と愛称をつけて親しみやすさを醸し出すのと合わせ、確定拠出年金の加入対象者が拡大されています。
その制度変更に伴って確定拠出年金に関する変更手続きに必要な各種書面が変更されることになり現行の書類は間もなく「国民年金基金連合会」で受け付けられなくなるとの注意が記載されていました。
そのため現行の申請書は年内(2016年)までしか受付できないとのこと。間に合わない場合は改めて新書面を請求しなければならないと書かれています。
私がそのお知らせとともに“現行”の申請書を受け取ったのが12月も後半に差し掛かった時期です。
ということは届いた時点で既にギリギリのタイミングでした。
もし、この提出期限から遅れてしまうとまた、面倒な書類の請求から始めないといけません。
それは面倒です。
結局以前同様バタバタの申請を余儀なくされる
本来こういった手続き書類は落ち着いてゆっくりと作成したほうが良いに決まっています。
というのも、転職に伴い個人型確定拠出年金に移換する際、手続き書類を送ったものの私の捺印が抜けていて再提出させられるという経験をしていました。
その時は企業型から個人型への移管期限である6ケ月目ぎりぎりと追い詰められた状況だったので、とにかくバタバタ(アワアワか?)したことを覚えています。
当時、書類不備の電話連絡をしてくれた運用会社であるSBI証券の方も
「間に合わないので急いでください!」
とかなりきつめに言ってきたくらいなので本当にきわどかったのだと思います。
その反省もあったのに何の因果か結局今回も期限ぎりぎりになってしまいました。
しかし前回の教訓を生かして急ぎつつも確認すべきところは確認を怠らずに書類を作成。
完成するやいなやポストまでダッシュし何とか最短で投かんすることができました。
あとは問題なく書類を受け付けてもらえるかどうかです。提出した書類に不備がないことを祈るしかありません。
その後、手続きが順調に進んでいるのか確認しようと、1月に入ってから何度か確定拠出サイトにログインして確認してみました。
しかし、そんな私の不安をよそに拠出額は変更前の「20,000円」のままです。
これ、大丈夫かなと心配になっていた矢先にようやく拠出額が23,000円に変更されていました。
無事現行書式での受付期限に間に合い、手続きが完了したようです。
これを確認出来て、ようやく一安心です。
ここ最近、確定拠出年金に限らずいろんな手続きをバタバタしながらやってきました。(公私ともに、です。)
やはり、余裕のない状況でバタバタしてしまうと手続き内容は同じでも終わったときの疲労感がずいぶん違います。
徒労感が少し混じったような感覚と言えば判りやすいでしょうか。
これからは、もう少し余裕をもって情報収集・手続きを進めないと。と痛感しました。
そして、このバタバタも冷めやらないうちに次に控えているのが最大の難関、確定申告です。私はここで医療費控除に取り組むつもりです。
確定申告で準備しなければならない書類は今までの比ではないくらい手ごわいことが予想されます。
しかももし書類に不備があって訂正するとなると相当面倒なことになりそうです。
そのようなことを避けるためにも確定申告はじっくりと落ち着いて取り組みたいと思います。
コメント