私が橋本病と診断されたのは4か月ほど前のことです。
診断されてから症状を調べてみると思い当たることが沢山ありました。
私の場合は倦怠感、眠気、便秘、寒がりなどです。
とにかく橋本病は症状が沢山あり、人それぞれ苦しんでいる内容は違うと思います。
その多彩にある症状の中、橋本病で特に気にされているのが
「太りやすくなる」
です。
この病気では、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなることで新陳代謝が低下してカロリーの消費が減っているため、体重は増えてしまうことが多いようです。
逆に甲状腺ホルモンの分泌が多くなるバセドー病の場合はいくら食べても体重が増えないようになってしまいます。新陳代謝が活発になるためだそう。
ですので、橋本病にかかっている方は食事の量は変わらないのに(むしろ食欲がないのに)結構体重が増えてしまって悩んでいるというケースが多いそうです。女性に多い病気ですのでなおさらでしょうね。
そして、橋本病の治療を始めると新陳代謝が通常状態になり体重も元に戻ると。。。
これが一般的な症状の様です。
では、私の場合はどうだったのか。
実は体重は思いっきり減っていました。1年で5kg超の減です。
私は本当に体重の変動がなく、成長が止まった高校生くらいから30年くらいほとんど体重が変わっていませんでした。
それがいきなり元々の体重の約10%減と大幅に減りました。
ですので診察の際も体重について「減った」と先生に言うと「おかしいな」と言われました。
私なりに原因を考えるとこれも橋本病で説明が付くように思います。
橋本病の症状の一つに「無気力になり頭の回転が鈍くなる」というのがあります。
人によってはこの症状があるため心療内科にかかってしまいうつ病と勘違いされてしまうほど結構症状がきつく出ます。
私もそうでした。仕事は何とかこなせていましたが、帰宅後や休日は何もする気が起きないという全くの「無気力状態」になっていました。
これが原因だったと推測しています。
とにかく何もする気が起きないので「食事もする気がなく」昼食抜きが普通。
妻は心配していましたが、「朝晩は食べているので大丈夫」と押し切っていました。
ですが、その朝晩の食事も明らかに量が少ない。
結果、大幅な体重減となりました。
ということで、橋本病だと太るというのが一般的な症状のようですが私のようにそうではない場合もあります。
「食欲がないのに太る」と言われていますが、それも度を超すとむしろやせてしまいます。(いずれにしても健康的ではないですが)
色々インターネットなどで自分で調べ、その結果「体重が増えていないし、甲状腺の病気じゃなく精神的なものかも」と誤って心療内科にかかってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そういったことがない様にこんなケースもあるという事を記録しておきたいと思います。
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