2022年冬賞与。。。逆風の真っただ中

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ボーナスカットの写真

2022年もあっという間に年末になりました。
年末と言えばボーナスの時期でもあります。

転職以来毎回それなりに支給されていたボーナスですが今回は厳しい結果です。

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入社後安定して支給されていた賞与

私がこの会社に再就職して10年近くになりました。
その間、業績は結構安定していました。

ですのでボーナスも夏冬欠かさず支給されていました。

大体1回1.7か月分くらいの支給額。

大企業と比較すると低い水準ではありますが中小企業としてはまあまあではないかと思っています。

ここ数年はコロナ渦という厳しい状況でしたが業種への影響は限定的。
無事に賞与は支給されていました。

そして迎えた2022年冬。
巷ではコロナ渦も落ち着いてきてボーナス支給額が増額されているなんていうニュースも流れているようです。

ですが、我が社ではそんな楽観は出来ませんでした。

円安と電気代高騰のダブルパンチで大ダメージ

私が勤めている会社は製造業。
原材料を仕入れて加工し、それを客先に納入することで収入を得ています。

原材料は輸入しているものが結構多く、同じ量だけ購入しても支払額は大幅に増加しています。
今年の始めには115円程度だったのが一時145円超まで下落したのですからひとたまりもありません。

多少は客先への価格反映などしたものの追いつかないスピードの円安でした。
ただ、これだけならまだ持ちこたえられました。

悲惨だったのは電気代です。
製品を生産するためには設備を稼働させることになります。
当然稼働させると電気を消費します。

ここに電気代の高騰がのしかかってきました。
今年1月から毎月のように上がる電気代。
なんと今年11月には前年の11月と比較して大幅に上がった請求が来ています。

その額なんと400万円!

支払った総額ではありません。前年同月比で上がった金額のみでこれです。
使用量はほとんど変わっていないのに。。。

これ、どういう事かと言うと単純に前年と同じ売り上げだと利益が400万円減るということです。これが年間続くと「400×12」ですので4800万円にもなります。
当社の年間売り上げは10億ちょっと。

この金額は結構。。。いや致命的なダメージです。

そういう訳で残念なことに業績は真っ赤っ赤。必死に原価削減などしましたが及びませんでした。

何とか賞与の原資はひねり出す

本来ボーナスは業績連動ですので儲かっていないときは支給できません。
しかし、支給額ゼロで年の瀬を迎えるのも悲しい話です。

特に今回は売り上げが落ちたということもなく従業員はいつも通り忙しく働いてくれていました。残業や休出でも頑張ってくれました。

それなのに簡単には言えません。
「今回はボーナスなしね。」
なんて。。。

こんなこと言ったらモチベーション駄々下がりです。
でも無い袖は振れません。

ここは社長が頑張りました。
会社が入っている保険を解約するなど何とか原紙をひねり出します。

そして算出した支給額は、
基本給の約1か月分
でした。

これまでより大幅に支給額は減ることになりました。

で、私は?経営責任は?

私は現在取締役の肩書を持っています。
ですが、従業員でもあります。

正確には「使用人兼務役員」です。

使用人として給与を、役員として役員報酬を別々に貰っています。
といっても部長手当が役員報酬という名目に変わっているだけですが。

そんな私ですので従業員の部分で賞与支給の対象になっています。
。。。が兼務役員という部分で経営責任も問われてしまうというややこしい立場。

ですので経営責任を負うという事で悲しいですが社長には賞与返上を申し出ました。
残念ですが仕方ありません。
社長からは流石に返上はやり過ぎということで減額するものの支給していただけることになりました。

役員報酬を除く給与の0.4か月分。ようやく2ケタ万円というレベルです。
貰えるだけ良かったとするしかないですね。

それにしても電気代の高騰が凄まじすぎます。
来年以降も安くなる要素がありません。多少政府から補助があるらしいですが。

でも電気代が負担になって経営が悪化したという中小企業の話はあまり聞きません。
今のところ。

皆さんどう凌いでいるんでしょうか。
月400万円アップはどう見ても異常。仕方ないなと言えるレベルじゃないです。

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