パソコンのハードディスクをSSDに交換して高速化を実現しました

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パソコン分解イメージ

私が現在自宅で使用しているパソコンはちょうど1年前に新しく買い替えたものです。
買い替えた理由は旧パソコンがとにかく遅かった。。。この一点に尽きます。
その当時私の旧PCは起動に時間がかかるのはもちろん、起動した後もしばらくは動作がもっさりしてしまい、結局起動してから30分程度は使えないという状況でした。

これは本当にイライラしてしまいます。
そこで、PCの買い替えを決意したという訳です。
しかし残念なことに買い替えても思ったほど早くなりません。そこで、PCに内蔵されているハードディスクをSSDに変更することを思いつきました。

今回はマイPCの爆速化をもくろんだSSD換装体験談です。

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SSDとは何?

SSDとはソリッドステートドライブの略称で半導体素子を使用した記憶媒体のことです。
SDカードやPCに使われているメモリなどと同じようなものになります。
元々容量が小さかったのですが最近は容量が大きくなりハードディスク(HDD)に代わって使われることが増えてきました。

利点はとにかく書き込みや読み込みの速度がHDDに比べて速いということです。
逆に容量が少ないということと高価であるということが弱点でしょうか。

この読み書き速度が速いということが最大の利点ですが、デメリットである価格も意外と全く手が出ないレベルでもないことを最近知りました。
500GBの容量でも1万円以下で購入ができますのでPCのハードディスクを置き換えるということが現実的になってきています。

PCの速度向上策

私が1年前に購入したPCですが、元々遅いPCに不満を持っての買い替えなのでそれなりのスペックのものを選んだつもりです。
CPUは最低これぐらいは欲しいとインテルのCORE i5にしましたし(i7は高価で手が出ず)メモリについても8GBとかなり余裕を持たせています。

こうして期待感満載で我が家にやってきた新PCでしたが、残念ながら期待したほどの効果はありませんでした。思ったほど速くない。。。
さすがに前のPCほどではないのですが起動に数分、起動後動作が安定するまでに10分ほどかかってしまうような状態です。
前のPCが30分ほどかかっていたことから考えると早くなってはいるのですが私の期待値はそれ以上で全く満足がいかない状況でした。

そこで、速度向上のためにテコ入れ策を考えました。
まず、最初に思いつくのはメモリの増設です。
実際に私が職場で使用しているロートルPC(8年落ち)では驚くほどの効果がありました。

7年落ちパソコン復活作戦
職場で使用しているパソコンが古くなってきて激遅になってきました。 買い替えという方法もありますが、今回はメモリを増設することで対策できましたのでその記録です。

職場のPCは元々2GBしかメモリ容量が無く、これを6GBにすることで速度が大幅に向上しました。しかし、今使っているPCはそもそもメモリを8GBも積んでいて余裕しゃくしゃくのはずです。
それを考えるとメモリ増設の効果は期待できないかもしれません。

次に考えた作戦は内蔵しているHDDをSSDに交換するという方法です。
実は職場で最近モバイルPCを購入したのですが、このPCはHDDではなくSSDが積まれていました。
CPUは「Celeron」、メモリも4GBとスペック的には低いのですが悔しいことに実際に使ってみると起動はかなり速いという現実。

これはSSD効果というしかないでしょう。
メモリが少ない弱点も仮想メモリを作る場所がHDDではなくSSDなので速度にほとんど影響が出ないようです。
これならメモリ増強よりHDDをSSDに換装する方が効果はある様に思います。

そこで、一気に気持ちはSSDに傾いていきました。

SSD換装のハードル

こうして気持ちは一気にSSD化に向かっているのですが、そのはやる気持ちに少しブレーキがかかります。本当に交換できるのか?と。
かなり不安が頭を覆ってきます。

SSDって高価なのでは?

少し前の感覚をひきずっているせいか個人的にはSSDは高価なイメージを持っていました。
特に容量が大きいとなればなおさらです。
SDカードを見てもわかりますが容量が大きくなると驚くほどの価格になります。
そのことから私の当初のイメージでは価格は数万円レベルに達するのではないかと思っていました。

しかし調べてみると意外と価格がこなれてきています。
結構大きめの容量、500GBでも1万円はしません
私のPCのHDDは1TBでさすがにこの容量になると2万円近くと手が出なくなります。しかし実際にはそこまで容量は必要なく500GBあれば充分です。
それなら手が出ない価格ではありません。

交換は素人でもできるのか?

次に問題なく交換できるのか?が心配になります。
メモリの増設であればメモリスロットへの抜き差しだけで完結します。その他に手間はかかりません。

しかし、HDDを交換する場合は事情が変わります。
何しろHDDにはすべてのデータが保存されていますので、ただ単に交換するだけではPCが動かなくなってしまいます。

何もせずに交換する場合はOSであるWindows10をインストール(クリーンインストール)するところから始めないといけません。
その後ソフトを入れなおすなど元の状態に戻す必要がありますので、この方法はかなり手間がかかります。

もう一つの方法はSSDにHDDのデータをそっくりコピーしてそのまま入れ替えるという方法です。ただし、通常のコピーではできません。
専用のソフトを使ってHDDのデータを丸ごと(パーティションの構造ごと)コピーする必要があります。
これをクローンの作成といいます。

クローンを作成する作業は手間ですが、後々セットアップなどの手間がいらず、クローンを作成したSSDをもとのHDDと交換するだけで交換前と全く同じ環境で使うことができます。

私はたまたま、以前PCの内蔵HDDを交換した経験があり、その際にクローンを取りましたので未知数な作業ではありません。
やってやれないことはなさそうです。

こうして思案した結果、交換へのハードルになりそうな“価格と交換作業”については問題ない感触を得ることができました。
こうなるともうストップはききません。SDD換装へ一直線に進むことにしました。

換装作業はあっけなく終了

こうしてSSD換装を決意した私。
早速インターネットでSSDを購入すべく検索を始めます。
調べてみるとPC内蔵用のSSDは2.5インチタイプしかないようで、通常のデスクトップPC(3.5インチ)に使用する場合は別にアタッチメントを用意しないといけないようです。

私のPCを確認すると幸いなことに2.5インチのHDDが内蔵されていました。ですのでそのまま交換できそうです。
また、SSD製品についてはいろんなメーカーから販売されています。
安いものでは500GBの容量でも7,000円台からありました。

そのなかで私は9,000円ほどで購入できるcrucial(クルーシャル)のSSDを購入しました。
決め手はクローンソフトが用意されていてクローン作製時に失敗する可能性が少しでも下げられそうという安心感です。

こうして製品を選んだらあとは作業するのみです。
注文から製品到着まで2日。
SSDをPCに接続し(別途接続キットが必要)クローンの作成に1.5時間。
PCからHDDを取り外してSSDに交換(15分)

こんな感じで順調に進み、作業自体は2時間弱で終了しました。

SSDに交換した結果、驚くほどの高速化。

このように換装すると決意してから実際に我がPCがSSD仕様にバージョンアップされるまではあっという間でした。
気になるのはSSDの実力です。

恐る恐るPCに電源を投入すると、無事Windowsの起動が開始されました。クローンの作成は問題なかったようです。
そして、その後がとにかく速かった。

HDDでは起動するまでに2~3分ほどかかっていましたが、SSDだと1分とかかりません。
ちょっとよそ見している間に起動が終了しています。
このことで、CPUなどのスペックの問題ではなくHDDが諸悪の根源であることが判りました。

さらに、これまで不満だった起動後の動作も驚くほど向上しました。
HDDの場合は読み込みに時間がかかるせいかバックグラウンドでスタートアップ作業が行われているようで30分くらいは動作が遅かったのですが、SSDではそのようなことも無く起動後直ぐにサクサクと使うことができました。

SSD換装に踏み切って大満足

こうして、PCを新調して以来ずっと不満に思っていた遅い、重いという問題があっさり解決しました。
想像以上にSSDの実力をまざまざと見せつけられてしまいました。

これを一度経験してしまうともうHDD搭載のPCなど購入する気も起りません。
それほどのインパクトでした。
これが1万円もかからずにできるのですから、かなりお手軽だと思います。

PCのSSD換装、お勧めです。

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