クラウドクレジットから今年初めての分配。期待利回り通りで一安心。

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クラウドクレジットから2018年初めての分配金が入金されました。

満期になったファンドは
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド 22号
というもので、運用期間7ヶ月の満期を迎えて無事償還されました。

募集当初の期待利回りは7.9%(年利換算)と当時としては低めでしたが為替ヘッジ有りタイプなのでやむを得ないところです。

そうして7ヶ月が経過し満期償還となったのですが気になるのは運用結果です。

クラウドクレジットの報告書では、
ファンドの実現利回り8. 3% (年利換算)
と期待利回りを少し上回っての償還となりました。

このファンドに私は5万円投資していましたので、分配金は
50,000円×0.083÷12×7=2,421円
となり、源泉徴収後の利益が
1,713円という結果でした。

まあまあの結果ではあるのですが、今回は為替ヘッジ有りのファンドを選んでしまったことで少し後悔が残ってしまいました。

運用報告書を確認すると、今回のファンドの運用期間では運用終了時までの間でかなり円安に振れたようです。

為替レート
運用開始時:1ユーロ=124.40 円
運用終了時:1ユーロ=134.41 円

このようにおよそ8%円安になっていますので、もし為替ヘッジ無しで投資していれば為替差益とヘッジの手数料分で相当利益が押し上げられたと思います。
実際に同時期に募集されていた為替ヘッジ無しのファンドがありましたので運用実績を比べてみました。

比較対象のファンドは「東欧金融事業者支援ファンド 17号」です。

このファンドの運用報告書を見てみると為替差益の効果が思いっきり出ています。
期待利回りが年利換算9.5%だったのに対して実現利回りは26.6%にもなっていました。
もし今回ヘッジ有りではなくヘッジ無しに5万円投資していたとしたら今回いただけた税引き後の利益が6,200円となっていました。

この利益をヘッジ有りのファンドの利益と比較すると、その差は実に3.6倍です。
これはおいしかったなあとつい後悔してしまいます。

この結果は残念ですが、為替が円安に振れていれば逆もあったわけですし、こればかりは運に左右されるものですのでしょうがない。。。残念ではありますが。

このように為替では十分に利益を享受することは出来ませんでしたが、プラスに働いたものもあります。

当初期待利回りが7.9%だったのに対して実際は8.3%と0.4%利回りが良くなりました。
たった0.4%かと甘く見てはいけません。これだけでも銀行に預けるよりはるかに高い利率です。

そんな0.4%アップの理由を確認するために報告書を見てみると
・ヘッジ取引におけるコスト削減
・ヘッジ担保金に関わる為替差益
によって良くなったと理由が記載されていました。

報告書の引用
なお、実現収益がファンド販売時に見込んでいた7.9 %の期待利回りを上回り8.3%となった理由として、ヘッジ取引におけるコストの削減およびヘッジ担保金にかかわる為替差益 が上げられます。
ヘッジ取引におけるコストつきましては、ファンド販売時点で見込んでいたユーロ・円の為替予約コストに対してファンド運用開始時の為替予約コストが低下いたしました具体的には、ファンド販売時点の想定が「円プレミアム 65 銭(=ユーロ ・円の直物レートに対し65銭円高の価格で為替予約が可能)」だったのに対して、実際コストが「円プレミアム 50銭(=ユーロ・円の直物レートに対して50銭円高の価格で為替予約が可能)」となりました。これにより、当該ファンドにおいて出資者返済原資EUR 302,731.40 に対して45,409円のコストをファンド販売時の想定よりも削減することができました。また、ヘッジ取引開始時に担保金として営業者預託した、1,889,500円は、当時の為替レート(1 ドルあたり112.02円)でドルに交換されて預託しておりましたが 、分配時点では為替レート1ドルあたり 113.15円と円安に進行しため、19,061円( =1,908,561円 – 1,889,500円)の 為替差益が発生いたしました。

という訳で今回のファンドの運用結果としては、為替の利益は享受できなかったものの期待利回りを少しですが上回るリターンを得ることが出来たという事で、上々の結果でした。

こうして2018年のスタートを順調にきったソーシャルレンディングですが、コツコツと毎月投資してきたこともあり、来月以降も毎月償還が予定されています。
今年はそうしてもらえた分配金の再投資などをしながらクラウドクレジットへの投資を継続し、再投資による複利効果を得ていきたいと期待しています。

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