よく貯金の秘訣として、毎月一定額を強制的に引き落とすようにした方が良いと言われています。
私も同意見です。
以前勤めていた会社では財形貯蓄の制度があり、申し込むと毎月一定額を先に給料から天引きされました。その他労働組合が斡旋する労働金庫の積立預金もあり同じく毎月給料から天引きされるようになっていました。
私は財形貯蓄4万円(ボーナス月は更に3倍追加)、労働金庫5千円を毎月積み立てていました。
給料をもらった時にこの積立は既に差し引かれているため、自然と貯蓄できます。
年間の貯金額は
(4万円✕12ヶ月)+(12万円✕2ヶ月)+(5千円+12ヶ月)
合計で年間72万円です。(転職した今となってはとても貯蓄に回せない金額です)
この貯金は下ろすのに結構手続きが面倒で、大きな買い物(主に車でしたが)の時に手を付けるぐらいでした。ですので長く勤めている間に結構な貯蓄額になりました。
結局、自宅の新築費用などで消えていきましたが、この貯金が大いに助けになりました。
こんな感じで確実に貯蓄をするのなら自動引き落としの方法が一番良い方法だと思います。
ところが、今は転職してしまい会社の給料から天引きできる貯蓄は出来なくなりました。
ですが、毎月自動的・強制的に予め貯蓄を行うことは非常に有効な手段だとの思いは変わりません。
例え以前ほどの金額を回せないとしても。。。です。
例え以前ほどの金額を回せないとしても。。。です。
そこで、口座から自動引き落としされる貯蓄を実行しています。
始めたタイミングは50才。まずは定年までの10年間の継続が目標です。
ということで以下は50才からの貯蓄計画の私なりの考えです。
選択肢は色々とありました。
1) 投信積立
財形貯蓄とは別に既に実行していました。また、早期退職により割増退職金が頂けましたのでその資金を元手に運用しており今回の財形貯蓄引き継ぎ候補からは除外しました。
2) NISAでの投資
基本投信積立と変わりませんが、運用益に税金がかかりません。
10年間限定です。10年後は60才ですので期間的には程よい感じです。
これも1)と同様なので候補から外しました。
もちろん資産運用としては“アリ”ですので、私も株式投資などで運用しています。
3) 国債の購入
利息は低いですが元本保証の安心資産だと思います。月1万円から購入可能。
選択肢には入れても良さそうです。
4) 金などの現物資産
現物資産はインフレや為替変動に強いなどと言われます。
純金積立などの運用も出来るようです。手数料はかかります。
良さそうな気もしますが、もう少し勉強しないといけないかな。というところです。
5) 確定拠出年金
元々前の会社でこの制度が導入され、訳もわからずに始めたものです。
今の会社ではその制度がなかったので、個人型に移管しました。このタイミングで色々と勉強し多少は制度が理解できるようになりました。
6) 定期預金の積立
銀行での定期預金です。金利は微々たるものですが元本保証。銀行が破綻しても1000万円までは保証されます。
個人的には定期預金は積立よりもまとまった資金をキャンペーン金利などの優遇されているタイミングで行ったほうが良いと考えています。
7) 貯蓄性の保険
学資保険や、年金保険などです。
実は20代の頃に生命保険会社の年金保険に入っています。掛け金は月1万円。。。
「貯金みたいなものですから」というセールストークに載せられてよくわからないまま加入。
当時の利率は結構良かったため、この保険自体は悪く無い選択でした。
ですが、今や低金利の時代です。いま加入するのはあまり魅力を感じません。
他にも色々あるのでしょうが、私の選択肢としてはとりあえずこのくらいです。投信積立での運用はもちろん引き続きやっていきますが、今回は安定資産をどう積み立てていくかの検討です。
この点を考えると候補は絞られてきます。
国債か確定拠出年金かの選択です。
悩んだうえで私が選んだのは「確定拠出年金です」。
投資信託のように運用益を狙う事もできますし、定期預金もラインアップされていますので元本保証での運用も可能です。
一番大きいのは毎月積み立てた資金は全額所得控除が受けられる点です。自分の資産に投資しているのに所得から控除できる。これは有り難い制度です。
デメリットは60才まで解約ができないことくらいでしょうか。
これも50才から始めた場合10年ですので、国債の変動10年と基本的には変わりません。
元々前の会社で会社側が毎月一定額を拠出してくれていました。その額7,500円です。これは会社負担ですので私自身には税制のメリットはありませんでした。
元々前の会社で会社側が毎月一定額を拠出してくれていました。その額7,500円です。これは会社負担ですので私自身には税制のメリットはありませんでした。
これが転職と同時に個人型へ移管となりました。このことで自分で掛け金を拠出する方法に変わります。その際、拠出金の増額も可能です。(限度額はありますが。。。多分23,000円/月)
そこで私は月20,000円拠出することにしました。年間24万円です。
この全額を年末調整で申告できますので税金が還付されます。
これはサラリーマンの数少ない節税方法だと思います。
確定拠出年金を利用できる資格のある方はぜひ検討してはいかがでしょうか。
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