今年(2017年)の資産運用で個人的なトピックはソーシャルレンディングを新たに始めたという事です。
その結果がようやく出始め、多少利益も得られましたので、少し紹介したいと思います。
まず、この投資を始めたのは、従来取り組んでいる投資の「投資信託(インデックス)・株式投資・iDeCo」に加えてもう少し分散投資ができないかなという思いがきっかけです。
たまたま目にしたこの投資手法が面白そうだということと、この方法なら分散投資になるのではないかと考えたのと、ソーシャルレンディングに対しての興味本位も合わさって試しに始めてみました。
この投資を始めるにあたって何社かある運営会社からどこかを選ばないといけなかったのですが、そこは一期一会、偶然ではあるのですがクラウドクレジットを選ぶことになりました。(他社との比較程度はしましたが)
そして、このクラウドクレジットで口座を開設し、おっかなびっくりで投資を始めました。
それが今年の5月のことです。
私が不勉強なのかもしれませんが、このソーシャルレンディングという投資はあまり聞きなれないものでした。
ですので、「投資開始」というもののお試しという感覚が強いものでした。
やはり不安ですから。
ソーシャルレンディングの投資方法は資金の貸付となっていますので、株式などと違い自分のタイミングでの売却などが出来ません。
例えばクラウドクレジットの場合、投資期間は短いものでも7ヶ月、長いものだと3年以上にもなり、この期間は解約などできずに投資資金が拘束されます。
ということですので、お試しと言っても投資してから償還され、分配金をいただくまで最短でも7か月待たなければなりません。
(実際は運用開始までの待機期間があるのでもう少し資金が拘束される期間は長くなります。)
この7ヶ月+αが、この投資が良いか悪いかの判断に要する期間となります。
本来であれば最初に投資してから結果が出るまでの期間は追加投資を控えるべきですが、私は今回、最初に投資を始めて、7か月後の結果が出るまで待たずに少額ですが毎月投資を続けてきました。
なぜか?...投資の空白期間を作りたくなかったという気持ちがあったからです。
結果が良ければその後毎月リターンが得られるようにとのスケベ心です。
逆に結果が悪かったら...リスク許容度の範囲内で考えれば良いかと。これはスケベ心の代償としての覚悟になります。
という事で不安と期待が入り混じったままでこのソーシャルレンディングというものと付き合ってきて7ヶ月。
ようやく最初の投資案件が満期を迎えました。
このほかにも少し毎月分配の案件にも投資していましたので9月から数百円程度の利益はあったのですが、本命の分配はこれからです。
12月満期とはなっていましたが細かい日程は判りませんでしたのでドキドキしながら待っていたのですが、ついにメールにて償還の案内が来ました。
結果はどうだったのか。ホームページの運用報告書を早速確認です。
投資額:10万円
償還額:111,570円
源泉徴収税額:2,362円
という結果で、期待利回り(年利換算)10.4%に対して実現利回りは23.1%と良好な結果でした。
これは為替が有利に働いたという事も貢献しています。
(為替ヘッジ無しのファンドでしたので、結果的に良い方に転びました)
以下、クラウドクレジット社の報告を引用します。
運用者コメント本ファンドはユーロ建てで当初の予定通りの期待利回りを達成して満期を迎えることとなりました。また、運用開始時に1ユーロ当たり 124.79 円だった為替換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり131.83 円となり円安が進行した結果、円建てでの運用成績がファンド募集時の期待利回りを大きく上回りました。長期外貨運用を行う上で為替差損益は常に発生いたします。一時的な為替差損益に大きく左右されることなく、長期的な外貨投資の継続をご検討いただければ幸いです。
このような結果となり、ソーシャルレンディング投資の初めての償還は貸し倒れもなく、期待以上の利益をいただくことが出来ました。
これでようやく少し安心できました。この投資は大丈夫かなと。
この安心できたところで、引き続き継続して投資を考えようと思います。
まずは、償還された資金の再投資です。
今回償還された投資元本の10万円はもちろんですが、利益分も再投資に充てたいと思います。
最低投資金額が1万円で投資単位も1万円きざみですので、今回のファンドの利益分だけでは不足しますが、毎月分配されているファンドの利益を合わせるとなんとか1万円を超えています。
ですので、11万円分の投資が可能という事になります。
これを再投資することで、このソーシャルレンディングでも複利効果が見込めるようになると期待しています。
ただし、一抹の不安(不満かな?)もあります。
クラウドクレジットの投資案件を見ていると、ファンドが新しく組成されるごとに期待利回りが下がってきており、同じ投資案件でも5月の時ほど期待リターンは見込めなくなってきています。
単純に比較すると次の通りです。
初めて投資したファンド
東欧金融事業者支援ファンド15号 期待利回り 10.4%
今投資できるファンド
東欧金融事業者支援ファンド40号 期待利回り 5.8%
このように随分利回りが下がっています。
その辺は残念でもあるのですが、逆にリスクは小さくなっているという事ですので、そこは痛しかゆしです。
これ以上、利回りが下がるようでしたら、考えなおす必要もあるのかなあと思っていますが、とりあえず12月の再投資についてはこのままクラウドクレジットに投資することにしました。今は何に投資するのか考え中です。
これまでは最初に投資した後にも継続してお試し投資は続けていました。
ですので、これからは毎月いくらかは分配がいただける予定ですので、償還-再投資のサイクルでうまく回していければと思います。
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